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【ランドクルーザー300系】リセールバリュー完全ガイド|損しない購入術から最高額での売却戦略まで

「リセールの王様」「走る資産」…数々の異名を持つ、ランドクルーザー300系。その評判から、「どのグレードを買っても、どうせ高く売れる」と、少し楽観的に考えていませんか?

実は、その考えこそが、数百万円単位の損失を生む、最も危険な「落とし穴」なのです。

「え、でも『ランクルは損しない』って有名じゃない?人気のZXかGR-Sあたりを買っておけば、間違いないんでしょ?」

ケンタ

いえ!それが、この車の最も奥深く、そして重要なポイントなんです。実は、同じランクル300でも、選んだエンジン、オプション、そして「売り先」のたった一つの違いで、最終的な手取り額に200万円以上の差がつくことも珍しくありません。王様だからこそ、その乗りこなし方は、誰よりも繊細さが求められるんです。

僕が独自に集計したオークションの生データに基づき、その複雑なリセール市場の「真実」を解き明かしていきます。

  • ガソリン車とディーゼル車、あなたの本当の「正解」はどっちか?
  • 査定額を爆上げする、グレード/カラー/オプションの組み合わせ
  • 「国内最高額」と「海外最高額」を両取りする、最強の売却戦略

知っているかどうかで、あなたの最終的な手取り額は、天と地ほど変わります。

本当に後悔しない、最高のランドクルーザーライフを手に入れるためのヒント、ここから見つけてください。

ケンタ

ランドクルーザー300の購入・維持・売却は下記のページでも詳しく説明しています。今日の記事と合わせてチェックしてみてください。

目次

【2025年9月最新】ランドクルーザー300系のリアルタイム相場動向

「走る資産」として、世界的な需要に支えられる絶対王者、ランドクルーザー300系。


その価値は、為替や海外情勢で常に変動しています。最新データで、“現在の立ち位置”を確認しましょう。

直近1年の残価率推移グラフ

ランクル300系は「値下がりが少ない」とよく言われますが、ここ1年の相場は少しずつ変化しています。

全年式平均・ZX・ガソリン/ディーゼル、それぞれの残価率の動きを実際のデータでご覧ください。

ランクル300・ZX・3.5Lガソリン・全年式平均

業者オークション落札データ参照
スクロールできます
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額888万888万888万888万888万888万888万888万888万888万888万888万888万888万888万
買取相場964万960万936万941万924万971万974万969万941万933万950万941万979万981万997万
残価率109%108%105%106%104%109%110%109%106%105%107%106%110%111%112%

まず、ガソリンモデルから見ていきましょう。

結論から言うと、常時100%を超える、まさに異常とも言えるリセールバリューを維持しています。

グラフを見ると、相場は年間を通して上下しているものの、2025年の夏頃から再び上昇に転じ、9月には残価率112%という非常に高い水準に到達。

ケンタ

この背景には、やはり世界的な需要の高さがあります。特に中東など海外での人気が根強く、その需要が国内の買取相場を強く支えている形ですね。

ランクル300・ZX・3.3Lディーゼル・全年式平均

業者オークション落札データ参照

(直近1年の残価率推移グラフ:アイキャッチ画像挿入)

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落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額919万919万919万919万919万919万919万919万919万919万919万919万919万919万919万
買取相場998万993万988万960万974万926万993万979万1007万1034万979万970万993万1000万998万
残価率109%108%108%104%106%101%108%106%110%112%106%106%108%109%109%

次に、ディーゼルモデルの推移です。

こちらもガソリン車に引けを取らず、驚異的なランドクルーザー300の買取相場を維持していますね。

2025年の春には残価率が112%に達するなど一時的な高騰を見せましたが、その後は少し落ち着き、現在は106%~109%前後で安定して推移しています。

ケンタ

ディーゼルならではの力強い走りと経済性は国内でも根強い人気がありますが、こちらもやはり海外からの強い需要が相場を支える大きな要因となっています。

ガソリン車のような急激な価格上昇は少ないものの、非常に安定した資産価値を持っているのがディーゼルモデルの特徴と言えるでしょう。

旧型モデル200系ランドクルーザーの調査結果もお伝えしますね

ランクル200・ZX 後期・4.6Lガソリン・全年式平均

業者オークション落札データ参照
ケンタ

旧型ですが大きな値崩れも無く横ばいで推移しています。やはりランクルは根強い人気がありますね。

【プロの予測】今後のリセール相場はどう動くか?

この先のランドクルーザー300系の相場がどうなるか、現場で感じていることをそのまま伝えます。

現在
異常な相場高騰は、終わりが近いかも…

今のところ、急激な値崩れはありません。ただ、一時期の「異常事態」とも言える高騰からは、確実に落ち着きを見せ、じわじわと正常化へ向かう流れになりそうです。

  • 円安がひと段落
  • 海外注文もピークを過ぎた

為替相場が安定し、海外向けの需要も一時期の異常なレベルと比べると、やや落ち着きを見せています。国内では、依然として受注停止が続くほどの人気ですが、その「待っていれば、いつかは手に入るかもしれない」という空気が、初期の絶望的なまでの希少価値を、少しずつ薄れさせています。

ケンタ

数年後のマイナーチェンジも相場が下がる要因の一つです。

未来
長期的には下落する可能性が高い

ただし、再び円安が進めば、相場をもう一段階押し上げる要因になり得ます。

しかし、現状の為替や輸出需要の落ち着きに加え、今後のマイナーチェンジなど「売り手の不安要素」も重なっているため、総合的には上値の重い展開が続くと見ています。

ケンタ

「利益」を最大化するなら、今が売り時です。「相棒」として乗り続けるなら、焦る必要はありません。

相場の動きは月ごとに変わるので、最新データを必ずチェックすることをおすすめします。

【購入編】リセールバリューを左右するスペック選び

ランドクルーザー300系は、選ぶグレードや仕様によって、未来の価値が大きく変わる、非常に奥深い車です。ここからは、実際のデータに基づき、そのグレードごとの特性を見ていきましょう。

グレード別リセールバリューランキング【3年落ち残価率】

https://toyota.jp/landcruiser300/

まずは、どのグレードが一番リセールが高いのか、気になっている方も多いと思います。 車検前のタイミングで売却されることが多い「3年落ち」のデータで、ランキングを作成しました。

順位グレードエンジン3年後残価率
1位GX3.5L ガソリン134%
2位ZX3.5L ガソリン123%
3位AX3.5L ガソリン122%
4位VX3.5L ガソリン119%
5位ZX3.3L ディーゼル99%
6位GRスポーツ3.5L ガソリン93%
7位GRスポーツ3.3L ディーゼル92%

驚くべきことに、エントリーグレードであるGXが134%というトップの残価率を記録しています。

これは海外、特に新興国への輸出市場において、シンプルな装備のグレードが修理のしやすさなどから非常に人気なためです。

ケンタ

一方で、ZX、AX、VXといった他のガソリンモデルも120%前後の異常な数値を叩き出しており、基本的にどのグレードを選んでも大きな失敗はないのが、ランドクルーザー300のすごいところですね。

ガソリン車のリセールバリュー

https://toyota.jp/landcruiser300/

中古車市場で、価値が落ちにくいガソリン車。

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グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
ZX
3.5L ガソリン
2025年/0年/0km902万円1092万円121%-190万円
2024年/1年/1万km888万円917万円103%-29万円-29万円/年
2023年/2年/2万km888万円931万円105%-43万円-22万円/年
2022年/3年/3万km888万円998万円112%-110万円-37万円/年
2021年/4年/4万km888万円1017万円115%-129万円-32万円/年
 GRスポーツ
3.5L ガソリン
2025年/0年/0km909万円993万円109%-83万円
2024年/1年/1万km893万円862万円97%31万円31万円/年
2023年/2年/2万km893万円836万円94%57万円28万円/年
2022年/3年/3万km893万円841万円94%52万円17万円/年
2021年/4年/4万km893万円846万円95%47万円12万円/年
ケンタ

この2つのグレードは、特に新しい年式で新車価格を超える「プレミア価格」での取引が目立ちますね。

特にZXは、豪華装備と快適性を求める国内ユーザーからの支持が厚く、安定した高リセールを期待できます。

また、ZXの4年落ち(115%)のように、特定の条件下で相場が跳ね上がるケースもあり、売却のタイミング次第では大きな利益も狙えるポテンシャルを秘めています。

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グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
VX
3.5L ガソリン
2025年/0年/0km731万円774万円106%-44万円
2024年/1年/1万km716万円736万円103%-20万円-20万円/年
2023年/2年/2万km716万円727万円101%-10万円-5万円/年
2022年/3年/3万km716万円827万円115%-110万円-37万円/年
2021年/4年/4万km716万円820万円114%-103万円-26万円/年
AX
3.5L ガソリン
2025年/0年/0km645万円760万円118%-115万円
2024年/1年/1万km631万円697万円111%-67万円-67万円/年
2023年/2年/2万km631万円687万円109%-56万円-28万円/年
2022年/3年/3万km631万円760万円121%-130万円-43万円/年
2021年/4年/4万km631万円751万円119%-120万円-30万円/年
GX
3.5L ガソリン
2025年/0年/0km566万円653万円115%-87万円
2024年/1年/1万km549万円601万円110%-52万円-52万円/年
2023年/2年/2万km549万円580万円106%-31万円-16万円/年
2022年/3年/3万km549万円732万円133%-183万円-61万円/年
2021年/4年/4万km549万円708万円129%-159万円-40万円/年

こちらのグループは、先ほどのランキングでも見たように「3年落ち以降の伸び」が最大の特徴です。

特にGX(3年落ち133%)は、新車価格を30%以上も上回る驚異的な価格で取引されています。

AX(3年落ち121%)VX(3年落ち115%)も、新車価格を約20%上回っており、これは豪華装備が少ない分、故障リスクが低くメンテナンスしやすい点が海外の輸出市場で高く評価されているためです。

ケンタ

購入時の価格を抑えつつ、数年後の売却時に利益を狙える可能性がある、面白い選択肢と言えるでしょう。

購入時の価格を抑えつつ、数年後の売却時に大きな利益を狙える可能性がある、面白い選択肢と言えるでしょう。

ディーゼル車のリセールバリュー

ディーゼル車は、圧倒的なトルク優れた燃費性能軽油ならではの経済性が強み。

https://toyota.jp/landcruiser300/
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グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
ZX
3.3L ディーゼル
2025年/0年/0km933万円1162万円124%-228万円
2024年/1年/1万km919万円966万円105%-47万円-47万円/年
2023年/2年/2万km919万円925万円101%-6万円-3万円/年
2022年/3年/3万km919万円912万円99%7万円2万円/年
2021年/4年/4万km919万円885万円96%34万円8万円/年
 GRスポーツ
3.3L ディーゼル
2025年/0年/0km940万円983万円105%-43万円
2024年/1年/1万km925万円886万円96%38万円38万円/年
2023年/2年/2万km925万円871万円94%54万円27万円/年
2022年/3年/3万km925万円862万円93%63万円21万円/年
2021年/4年/4万km925万円841万円91%84万円21万円/年

こちらのリセールデータを見ると、ディーゼル車は高年式の車両のみ輸出需要により相場が上昇しており、ガソリン車は高年式の車両に加えて、新車登録から3年が経過した車両も輸出需要により相場が上昇しています。

これは、海外市場が「シンプルで丈夫なガソリン車」を強く求める一方、ディーゼル車は、現地の輸入ルールや整備事情に、まだ課題が残ることが主な理由です。

ケンタ

ランクル300系で損をしないためには、「その車が、将来どこの国で、どんな人に、何を求められて乗られるのか」を、購入時点から正確にイメージすることが何よりも重要なんです。

エンジンとグレード、そして輸出先の国の価値観。この3つが完璧に噛み合った時、ランクル300のリセールバリューは、爆発的に高まります。

ボディカラー×内装カラー|色選びで10万円差がつく!?

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順位ボディカラーオプション代落札台数
平均距離
平均相場
基準色
ブラック
との価格差
実質的な価値
(価格差 –
オプション代)
1位アバンギャルドブロンズメタリック
〈4V8〉
0円2台
0.4万km
1117万円
+67万円+67万円
2位グレーメタリック
〈1G3〉
0円3台
1.0万km
1062万円
+12万円+12万円
3位ブラック
〈202〉
0円11台
0.4万km
1050万円
±0±0
4位プレシャスホワイトパール
〈090〉
5.5万円137台
0.5万km
1001万円
-49万円-54.5万円
5位ダークレッドマイカメタリック
〈3Q3〉
0円2台
1.0万km
965万円
-85万円-85万円
2024年式 ZX ガソリン フルオプション:過去3ヶ月の落札データ

ランドクルーザー300系のボディカラーは、白・黒・灰・銅・赤の「5色」展開です。

色によるリセール差は、以前より小さくなったのが現在の傾向です。ですが、依然として、買取相場が安定して高い「定番色」は存在します。

カラー別オプション代は下記の通り。

  • プレシャスホワイトパール〈090〉:+55,000円
  • ブラック〈202〉:+0円追加料金なし
  • グレーメタリック〈1G3〉:+0円追加料金なし
  • アバンギャルドブロンズメタリック〈4V8〉:+0円追加料金なし
  • ダークレッドマイカメタリック〈3Q3〉+0円追加料金なし

1位 アバンギャルドブロンズメタリック/2位 グレーメタリック

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直近データでは、「白」「黒」を50万円以上も上回る超高値が付きます。特にアバンギャルドブロンズメタリックです。

これは流通量が極端に少なく、珍しさを求めるバイヤーが付ける「ご祝儀相場」です。流行が去れば、価値が急落するリスクを伴う、玄人向けの選択肢と言えます。

3位 ブラック/4位 プレシャスホワイトパール

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僕が、ほとんどの皆さんに「安全資産」として推奨するのが、この2色です。

いつの時代も、どの国でも、安定して高い需要があるため、リセールで大きく失敗する可能性が限りなく低い。迷ったら、白か黒。これが鉄則です。

5位 ダークレッドマイカメタリック

残念ながら、リセールでは最も不利な色です。

下取りでは、白や黒に比べて30万円以上のマイナスになることも覚悟してください。

新車時のオプション代という面ではホワイトパールがやや割高ですが、売却時の相場ではブラックが一歩リードする場面も。

ケンタ

過去の傾向では、外装ホワイトが鉄板ですが、最近はマチマチ。それでも僕なら無難にホワイトパールを選びます。

ランドクルーザー300系の内装カラーはブラック/ニュートラルベージュの「2色」展開です。

過去の傾向からは外装ホワイト、内装ベージュが鉄板でしたが、現状はなんと外装ブラック、内装ブラックも強い。リセールに大差はないため、相当なこだわりが無ければ、外装ホワイト、内装ベージュが無難な選択になります。

カラー別オプション代は下記の通り。

  • ブラック:+0円追加料金なし
  • ニュートラルベージュ:+0円追加料金なし

1位(同率) ニュートラルベージュブラック

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現在の内装色は、「ニュートラルベージュ」と「ブラック」が、ほぼ同等の高いリセールを維持しています。

「最も失敗がなく、誰からも好まれる無難な選択は?」と聞かれれば、やはり、「外装ホワイトパールに、内装ベージュ」という、長年リセール市場の王道とされてきた組み合わせを推奨します。

ケンタ

特別なこだわりがなければ、この選択をしておくのが、最も賢明と言えるでしょう。

メーカー&販売店オプションが査定を左右する

https://toyota.jp/landcruiser300/

オプションの選び方一つで、ランクル300系の将来の価値は、大きく変わります。

海外で人気のモデルは、たった一つの装備の有無が、査定額を数十万円も左右します。

ケンタ

リセールで損をしないために、オプション選びのポイントをまとめました。

査定アップが期待できる鉄板のメーカーオプション
  • ディスプレイオーディオPlus JBLプレミアムサウンドシステム+リヤシート11.6インチエンターテインメントシステム×2+HDMI端子[リヤ]+寒冷地仕様 580,800円
    • 中東の富裕層がVIPをもてなすための「走る貴賓室」として、後席モニターは必須装備。これがないと、彼らの選択肢にすら入らない場合も。
  • MODELLISTAエアロパーツセットA 400,000円
    • 圧倒的な迫力と高級感をプラスする、鉄板のドレスアップ。見た目の価値を何よりも重視する海外バイヤーからの評価が、絶大です。
  • クールボックス 71,500円
    • 灼熱の砂漠地帯を走る彼らにとって、いつでも冷たい飲み物が飲めるこの装備は、快適性を超えた「命綱」。非常に実用的な人気オプションです。
  • ルーフレール(ブラック)33,000円
    • 本格的なオフローダーとしての力強さを象徴するパーツ。見た目のスタイリングを引き締め、アクティブな印象を与えるため、査定士の心象もアップします。
  • 電動デフロック(リア)22,000円
    • 悪路からの脱出性能を劇的に高める、ランクル最強の「切り札」。この装備の有無で、その車の走破能力への「信頼度」が大きく変わります。
  • タイヤ空気圧警報システム(TPWS)22,000円
    過酷な環境下でのパンクは、命取り。タイヤの状態を常に監視できるこの安全装備は、特に悪路が多い国々のバイヤーから高く評価されます。

ランドクルーザー300系はメーカーフルオプション+モデリスタエアロが鉄板です。

業者オークション高額落札データはフルオプション車両がほとんどです。

ケンタ

ランクル300のオプション選びは、数年後の自分の資産を守るための、極めて重要な「投資判断」なのです。でも、あくまでも投資判断なので、闇雲に付けなくてもいいですよ。

評価されにくく元が取れないオプション

  • フロアマット
  • ディーラーナビ
  • 社外アルミホイール
  • オーディオカスタム

注意点として、「後付けパーツ」は査定額アップに期待できません。リセールを最優先するなら、余計な装飾はせず、シンプルな状態を保つのがベストです。

購入相談|あなたに合った最適なランドクルーザー300系は?

ここからは、より具体的に、あなたに合った一台を探していきましょう。

代表的な2つの購入目的別に、僕のおすすめを紹介します。

リセール特化型の選び方

とにかく将来のリセールバリューを最優先したいなら、3.5Lガソリン・ZXが鉄板。

オプション
  • ディスプレイオーディオPlus JBLプレミアムサウンドシステム+リヤシート11.6インチエンターテインメントシステム×2+HDMI端子[リヤ]+寒冷地仕様:580,800円
  • MODELLISTAエアロパーツセットA:400,000円
  • クールボックス:71,500円
  • ルーフレール(ブラック):33,000円
  • タイヤ空気圧警報システム(TPWS):22,000円
  • 電動デフロック(リア):22,000円

ボディカラーはプレシャスホワイトパール、内装カラーはニュートラルベージュこの王道とされてきた組み合わせを推奨。

グレーメタリックアバンギャルドブロンズメタリックも現状リセール1位なので選択肢になりますが、特殊カラーは相場変動リスクが付き物です。

短期での乗り換えを想定するなら、ディーゼルの価格差は燃費だけでは回収できません。

ケンタ

リセール重視ならこの組み合わせが一番失敗しにくいです。

満足度&コスパ型の選び方

家族でじっくり乗り続けたいなら、3.3Lディーゼル・ZXが僕のおすすめです。

オプション
  • ディスプレイオーディオPlus JBLプレミアムサウンドシステム+リヤシート11.6インチエンターテインメントシステム×2+HDMI端子[リヤ]+寒冷地仕様:580,800円
  • MODELLISTAエアロパーツセットA:400,000円
  • クールボックス:71,500円
  • ルーフレール(ブラック):33,000円
  • タイヤ空気圧警報システム(TPWS):22,000円
  • 電動デフロック(リア):22,000円

オプションは大きく損することはないためフルオプションですが、長く乗り続けるなら必要のないものは切って良し。ボディカラーと内装カラーも好みで選びましょう。

ボディカラーは黒よりも白のほうが線傷が目立ちにくく、オプション代をかけても満足感があります。もちろん灰、銅も候補に入れてOKです。はリセール的には覚悟が必要かも。

5年以上乗るつもりなら、ディーゼルの燃費や税金の優遇が効いてきます

ケンタ

リセールではガソリンZXに及ばないものの、総合的な満足度は高くなるでしょう。

失敗しない新車値引き・独自アンケート結果

ランドクルーザー300系の購入で、誰もが気になる「値引き額」について解説します。

こちらは、僕のYouTubeチャンネル(ケンタ車分析)で実施した、アンケートの結果です。

アンケート
  • 値引き0円という回答が22%
  • 1〜5万円:6%
  • 5〜10万円:10%
  • 20~30万円:9%
  • 30~50万円:4%
  • 50万円:11%

10万円未満の値引きが実に半数以上という結果になりました。中には「50万円以上」という猛者もいましたが、これはかなりレアなパターンで、登場初期モデル注文時の方が多いようです。

人気モデルゆえに、値引き額はケースバイケースです。購入時期や希望する仕様によって、条件は大きく異なります。

ケンタ

値引き交渉に固執するのは、得策ではありません。将来の資産価値、リセールバリューを意識して仕様を選ぶことが最も合理的な選択です。

【維持編】維持費&総支出のリアル【ローン・保険・コーティング】

車の値段は、車両価格だけではありません。購入後に本当にのしかかる、「維持費」の話をします。

ちょっとした習慣の違いが、数年後の「本当の満足度」やリセール価値に大きく響くことも。ここでは、維持費&総支出のリアルについて紹介します。

ローン金利・諸費用込みの総負担額

値引きや下取りをどれだけ頑張っても、高金利ローンを組んでしまったら本末転倒です。

たとえば、ランクル300系の本体902万円を5年フルローンした場合はこうなります。

金利返済総額
2%9,486,024円
4%9,967,022円
6%10,462,912円

たった数%の違いで、返済総額が何十万円も変わるのが分かります。

ディーラーで「今なら特別低金利」と言われても、しっかり比較するのが重要。

もし「どうすれば損しないローンが組めるの?」と思ったら、僕が本音で解説したクラウドローンの記事もチェックしてみてください。

損をし続けている人が多い「自動車保険料」

ランドクルーザー300のオーナーであるあなたが、避けては通れない宿命。 それは、この車が日本で最も盗難リスクの高い車の一台である、という事実です。

この車は、車両保険が欠かせません。ただ、その「リスクの高さ」を理由に、割高な保険料を払い続けるしかないと、諦めていませんか?

僕が代表的な「モデルケース」で試算した結果がこちらです。

【試算条件:35歳男性・東京都在住・ゴールド免許・20等級など】※補償内容:対人対物無制限、車両保険あり、弁護士費用特約あり

保険の契約先年間保険料
ディーラー・代理店で契約する「代理店型」約15万円
ネットで直接契約する「ダイレクト型」約9万円
差額年間約6万円
※上記は、あくまで僕が設定した一例です。あなたの年齢や等級によっては、差額はさらに大きくなる可能性もあります。
ケンタ

年間6万円。これは、あなたのランクル300を守るための、最新のセキュリティ費用にさえなります。

「自分の場合は、一体いくら安くなるんだろう?」

そのための具体的な手順と、僕がプロの視点で厳選した「安心して使える比較サイト」の全てを、こちらの記事で徹底解説しています。

【費用対効果は?】ボディコーティングとリセール価値の真実

コーティングで支払った分、査定額は上がりますか?

この非常に多い質問に、今回は正直にお答えします。

高価なコーティングで、支払った金額がそのまま返ってくることはありません。

でも、本当の価値は「新車のツヤや塗装の状態、洗車のしやすさ」にあります。実際、コーティングしていない車と比べて3年後、5年後のプラス査定は数万円程度ですが、見た目の満足感や美観は全く違います。

例えばキーパーさんの「クリスタルキーパー」は、年間2〜3万円で施工できます。

高価なものより、毎年プロに状態を見てもらうこのやり方が、結局一番安心でおすすめです。

コストパフォーマンスを最優先し、DIYに挑戦したい方には「シラザンコーティング」がおすすめです。

1万円程度から始められ、僕も実際に使っていて、品質の高さは保証できます。

【売却編】最高額を引き出すための、具体的なアクションプラン

この章では、ランドクルーザー300を少しでも高く売るための具体的な方法を解説します。

損しないための「タイミング」「準備」「交渉」について、具体的にお話ししますね。

最も高く売れる乗り換えタイミングの最終結論

ランクル300系を一番高く売るには、業者の「仕入れ需要」で価格が上がる時期を狙います。それは、決算セールを控えた「1〜2月」と「7〜9月」です。

そして、エンジンタイプが違えば、最高額で売るための売却戦略も変わってきます。

ガソリン車
  • 2025年式未走行の相場が海外輸出により高騰している(転売扱いに注意)
  • コスト重視なら新車登録36ヵ月経過で相場が高騰するため、3年目の「車検前」の売却がオススメ
  • 満足度重視なら3年目・5年目・7年目まで長期保有し、「車検前」の売却がひとつの目安

ガソリン車の場合は、3年目の車検前に売却をすれば、相場高騰を享受できるのでオススメです。

ディーゼル
  • 2025年式未走行の相場が海外輸出により高騰している(転売扱いに注意)
  • コスト重視なら2年目まではプレ値を維持しているため、短期売買がオススメ
  • 満足度重視なら3年目・5年目・7年目まで長期保有し、「車検前」の売却がひとつの目安

ディーゼル車の場合は、2年目までに売却をすれば、未だにプレ値なのでオススメです。

ケンタ

コスト重視か、満足度重視か、目的によって立ち回りを柔軟に変えることが大切ですね。

査定前にやるべき「加点」の準備、やってはいけない「減点」行為

査定士の心象を良くする一番の方法は、車を綺麗にしておくことです。

一方で、下手にキズを修理するのは、むしろ逆効果になることもあります。

修理代の元を取るのは、難しいケースがほとんどです。

【最終戦略】国内最高額を引き出すための具体的な売却交渉術

あなたの愛車の価値を、最大限に引き出すために。

そのために、最も重要な、たった一つの原則があります。

それは、「必ず、複数の買取業者を比較する」こと。

なぜなら、業者によって、査定額は全く違うからです。

その中に、最高額で買ってくれる一社が、必ず隠れています。

ここからは、僕だけでなく、多くの視聴者さんが実践し、成果を出している。その、再現性の高い手法を解説します。

一括査定のススメ|複数社比較で最高額を引き出す方法

愛車の売却額は、あなたの「知識」一つで、大きく変わります。

あなたの愛車も、A社とB社では、全く別の価値を持つ。その差が数十万円になることは、当たり前に起こる世界です。

ランクル300系の価値を最大化する秘訣。それは「海外相場」と「国内相場」の両方から、見積もりを取ることです。

CTNのように海外販路を持つ業者も参加する一括査定では、国内では付かないような、海外基準の高値が期待できます。

一方でMOTAなどの国内業者が競い合うサイトを使えば、国内市場のリアルな最高値が見えてきます。

ケンタ

プロとして、自分の車を売る時も、例外はありません。必ず複数社の価格を比較し、その価値が最大化される相手を探します。

高く売るコツは、査定前の「サイト戦略」と、査定後の「交渉戦略」。この2つです。

この一手間を惜しむかどうかで、ランクルなら50万円、時には100万円以上、変わる可能性があります。

一括査定利用時の注意点

  • 電話が集中するサービスもある
  • 即決を迫られる場面も
  • 必ず複数業者を比較する
  • 地域によっては業者が少ない

申込み直後、複数の業者から一斉に電話が来ることがあります。慌てず、一本ずつ丁寧に対応しましょう。

査定員は、あなたに即決を迫ってくることがあります。焦って契約しないこと。それが、高額売却の鉄則です。

一社でも多くの業者を比較することで、あなたの愛車の最高額を見つけやすくなります。

地方では、比較できる業者が限られるかもしれません。しかし、諦めずに、その中で最高額を探すことが重要です。

忖度なし!一括査定サイトランキング

このランキングは、僕と視聴者さん、LINE無料査定5,000人の皆さんから、リアルな体験談だけを基に作っています。

サイト選びに、時間をかけたくない方へ。この中から、僕が特におすすめする上位サイトを選べば、まず失敗しません。

ケンタ

この記事を参考に、「希望額以上で売れた!」という嬉しいご報告が、今も、続々と届いています。

これからランクル300系の売却を考えている方は、ぜひ一度目を通してみてください。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

ここでは、ランドクルーザー300系に関する、よく頂く質問にお答えします。

個別の相場調査をご希望の方は、LINE無料査定(5,000人突破)へご連絡ください。

ランドクルーザー300系の新車購入時、どのオプションを選ぶと後悔しませんか?

僕がもし今買うなら、リセールで損をしない、「ディスプレイオーディオPlus JBLプレミアムサウンドシステム+リヤシート11.6インチエンターテインメントシステム×2+HDMI端子[リヤ]+寒冷地仕様」「MODELLISTAエアロパーツセットA」「クールボックス」「ルーフレール(ブラック)」「タイヤ空気圧警報システム(TPWS)」「電動デフロック(リア)」などは、必ず付けます。

購入時、ローンと現金一括払い、どちらがお得ですか?

総支払額では、金利がない現金一括が、もちろん一番お得です。ただ、手元の現金を残す、という戦略も、非常に賢い選択ですよ。詳しくはクラウドローンの記事を参考にしてください。

ランドクルーザー300系のグレードはどれを選ぶか悩んでいる

迷ったら、まず「ZX」のガソリン車を検討してください。これが、リセールの王道です。

維持費で節約できるポイントは?

維持費を安くしたいなら、まず自動車保険の見直しから。これだけで、年間数万円、変わることもあります。保険についてはインズウェブの記事をチェックしてください。

売却時、一番高く売れるタイミングは?

中古車業界が最も活発になる、決算期前(1〜2月、7〜9月)が、一番の売り時です。

一括査定サービスはどのタイミングで使うべき?

「あなたの車の最高額はいくらか」そして「最低、いくらなら手放せるか」。その両方を知るために、売却を考え始めたタイミングがおすすめです。一括査定サイトランキングの記事で詳しく解説しています。

まとめ

ランドクルーザー300系は、購入する場所やグレード選び、普段の維持方法、そして売却タイミングまで、どんな選択をするかで満足度も出費も大きく違ってきます。

他人の「良い」ではなく、あなたの「ベスト」を選びましょう。そのためには、正確な情報が、不可欠です。

この記事で紹介した知識が、あなたの後悔しない選択の、一助となることを願っています。

相場は、常に動いています。最新情報を逃さないよう、このページのブックマークを、おすすめします。

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