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【レクサスLM】3年で売るべき?それとも5年?「走る資産」に変える売却術

レクサスLMは、移動そのものを特別な時間へと変えるVIP送迎用ショーファーカーです。指先で閉じるドアの音、深く沈むシート、車内を包む静寂。そのすべてが、ひとつの舞台のように調和しています。

ケンタの車分析

けれど、その価値は乗り味だけでは語り尽くせません。数千万円クラスの高級ミニバンであるLMは、「どう選び、どう維持し、いつ手放すか」によって、将来の金額差が数百万円に広がることもあります。

この記事で分かること
  • グレードとカラーの組み合わせ
  • ローン・保険を最小化する方法
  • 手放す最適なタイミング

今日は、査定士の僕が最新のオークションデータと現場の肌感覚をもとに、LMオーナーのためのリアルな指針を整理しました。

下の関連リンクでも、購入や売却に役立つ情報が満載です。合わせお読みください。

目次

【2025年10月最新】レクサスLMのリアルタイム相場動向

【2025年10月最新】レクサスLMのリアルタイム相場動向
https://lexus.jp/models/lm/

レクサスLMは、登場から時間が経ってもなお、走る資産と呼ばれるにふさわしい安定感を保っています。ただし、数字を細かく見ていくと、その価値の波にはわずかな揺らぎがあるのも事実です。

今回取り上げるのは、最も取引が多い「LM500h version L」。実際の市場がどんな動きを見せているのか、具体的に見ていきましょう。

直近1年のリセールバリュー推移グラフ

レクサスLMは値崩れしにくいイメージですが、相場は意外と細かく動いています。

今回は「500h バージョンL」を例に、この1年の残価率の動きを僕のデータでグラフと表にしました。

レクサスLM・500hバージョンL・2.4Lガソリン・全年式平均

業者オークション落札データ参照
スクロールできます
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万1665万
買取相場1494万1492万1506万1492万1501万1511万1513万1433万1417万1394万1391万1416万1435万1454万1444万
残価率90%90%90%90%90%91%91%86%85%84%84%85%86%87%87%

この1年間、LMの平均残価率は約87%。新車支払総額1,665万円に対し、買取相場は常に1,400万円超を維持しています。

特筆すべきは、2025年春(2〜4月)に一度相場が落ち込んだ後、夏以降に再び回復基調を見せている点です。これは、発売直後のプレミア価格が落ち着いた後も、国内での富裕層・法人需要が相場を支えている証拠といえます。

数字上は「90%→84%→87%」と小刻みな変動に見えますが、実質的な値下がり額に換算すると、約220万円前後。

金額だけ見ると大きく感じますが、2,000万円クラスのクルマでこの水準を保っているのは驚異的です。

ケンタ

「残価率が高い=損が少ない」と誤解しがちですが、金額ベースでは年間200万円単位の減少。「率」より「実際の差額」で見ることが、LMを正しく理解する第一歩になります。

【売却編】レクサスLMは7年・9年乗っても価値が残る理由

【売却編】レクサスLMは7年・9年乗っても価値が残る理由

さて、ここからはレクサスLMを「いつ手放すべきか」という、オーナーさんにとって最も重要なテーマについて解説していきます。

LMのような高額なクルマは、売却のタイミングを1つ間違えるだけで、数百万円単位の差が生まれることも珍しくありません。

僕の手元にあるデータを基に、最も賢い売却戦略を考えていきましょう。

レクサスLM・500hハイブリッド車の売却タイミング

レクサスLMは、いつ放すかで結果が大きく変わるクルマです。下の表は、僕が扱った最新の業者オークションデータを基にした実測値。

グレード年式走行距離支払総額買取相場1年あたりのコスト残価率
500h バージョンL20250万km1665万1511万155万91%
20241万km1665万1368万297万82%

短期売却ほど損しやすい

1年落ちの残価率82%という数字だけを見ると高水準に見えますが、実際には1年で約300万円の値下がりが発生しています。登録直後(2025年モデル)では残価率91%を保っていますが、これは初期プレミアが乗った一時的な値。

このことからも、LMは短期で利益を取るタイプではありません。3年以内の売却でも高値はつきますが、実質コストで見ると効率が悪いと言えます。

理想的な売却タイミングは5年目前後

5年目の車検前が売却タイミングです。LMの主な買い手は、海外のバイヤーではなく国内の富裕層や法人。そのため、一般的なハイブリッド車のように「5年で輸出需要が切れて値落ちする」という構造には当てはまりません。

むしろ、5年を過ぎても国内の実需が継続しているため、相場が安定しやすいのが特徴です。法人の役員車やホテル送迎車としての定期入れ替え需要もあり、このサイクルが市場全体の底値を支えています。

7年・9年乗っても価値は残る

LMは、国内での指名買い需要が非常に強いため、7年・9年経過しても「状態の良い個体」はしっかりと価値を保ちます。

これは、アルファードやヴェルファイアのような輸出依存モデルとは根本的に異なる点です。

高く売るためのタイミングの読み方

高く売るためのタイミングの読み方
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売却で差が出るのは「年数」と同じくらい重要なのは、タイミングです。

同じ5年落ちでも、動く季節や情報の速さ次第で、査定額に100万円近い開きが出ることがあります。

タイミング
市場が活発になる時期を狙う

中古車の動きが最も活発になるのは、1〜2月(決算期)と7〜9月(ボーナス・中間決算期)です。この時期は、販売店が在庫を確保するため、査定が上振れしやすい傾向があります。

タイミング
モデルチェンジ情報を先取りする

新型発表や一部改良の告知が出ると、旧モデルは一気に相場が下がります。通常は発売の数か月前に情報が動くため、正式発表前に売るのが最も有利です。

タイミング
車検を通す前に売る

検を通してから売っても、その費用を査定額に上乗せできるわけではありません。むしろ、車検残が半年以上ある車両は、再販時に整備コストがかからない分だけ、買取価格が高くなりやすくなります。

【プロの予測】レクサスLMの相場はどこまで維持される?

【プロの予測】レクサスLMの相場はどこまで維持される?

登場直後、「移動するプライベートジェット」と呼ばれるほどの注目を集め、新車価格を超える落札が続出しました。

2025年現在、発売当初のような熱狂プレミアは落ち着きを見せていますが、依然として1,500万円前後という高値圏を維持。

「どこまでこの相場が続くのか」「次の動き出しはいつか」。その答えを、業者オークションの推移データと、僕が現場で感じている市場の温度感を重ねながら解き明かしていきます。

【現状分析】相場は「熱狂」から「安定」へ

直近の落札データでは、新車価格比で残価率90%前後を維持。これは値下がりではなく、価格が正常化した結果と見るのが正確です。その要因は次の2点です。

国内実需の厚さ

主な買い手は、富裕層や企業オーナー層。この層は「使うために買う」人たちであり、3〜5年ごとに入れ替えるサイクルが相場を安定させています。

供給台数の少なさ

2025年時点でも納期は数か月以上。中古車の流通台数は月数十台規模にとどまります。欲しくても買えない層が存在する限り、相場は下支えされたままです。

ケンタ

2025年春に少し相場が下がったのは、熱が冷めたからじゃなくて、
プレミア価格が落ち着いただけなんです。

【未来予測】暴落リスクは低いが、緩やかな下落は避けられない

今後1〜2年で、LMの相場が急落する可能性は極めて低いです。理由は明確で、輸出依存ではなく国内需要中心の相場構造だから。

新車供給の正常化

トヨタの生産体制が安定すれば、2026年以降は新車納期が短縮する見込み。「待てば買える」状況になれば、中古車の希少性プレミアは薄まります。

市場在庫の増加

2023〜2024年登録車の初回車検(2026〜2027年)を迎えるタイミングで、市場放出台数が一時的に増えると見られます。

ケンタ

アルファードやヴェルファイアみたいに輸出頼みじゃないから、為替の波に左右されにくい。相場は、この先ゆっくり落ち着いていくだけです。

世界が狙うレクサスLMの輸出相場について

世界が狙うレクサスLMの輸出相場について
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レクサスLMは、いまや世界が注目する日本製リムジンです。新車価格が高い国ほど、上質な中古LMは成功の象徴として扱われます。

輸出の中心は、富裕層が集まる香港やシンガポール。厳しい登録規制のある国ほど、状態の良い日本車が高く評価される傾向があります。

国内相場がメインディッシュだとすれば、輸出はそれを静かに引き立てる上質なソースのような存在です。

主な輸出先原則的な年式規制市場の特性と注意点
香港・シンガポール3年以内が中心香港やシンガポールでは、LMは「富の象徴」とされ、役員送迎車の最高峰として法人需要が強いです。COE制度(車両購入権)で新車が高額なシンガポールでは、良質な中古LMが常に高値で取引されています。
マレーシア1年~5年マレーシアでは、アルファードがボスのクルマとされる中、LMはそのさらに上の大ボスのクルマ。所有すること自体が成功の証です。
イギリス・アイルランド年式規制は緩やかイギリスなどの右ハンドル圏では、
ULEZ(超低排出ゾーン)をクリアできるハイブリッド仕様が人気。追加料金なしで走行できるVIP送迎車として高く評価されています。
オーストラリア・ニュージーランド年式規制は緩やか富裕層のチャーターカーや快適性重視のファミリー層に支持され、ランドクルーザーとは異なる究極の快適性が価値の中心です。
ケンタ

海外の富裕層が求めるのは、ほぼ新車のような完璧な一台。国内で丁寧に扱われたLMは、それ自体が価値の塊です。

こうした安定した海外の買い手がいるから、国内相場は簡単に崩れません。

【購入編】レクサスLMのリセールバリューを左右するスペック選び

【購入編】レクサスLMのリセールバリューを左右するスペック選び

ここでは、どのグレードを選ぶとリセールで差がつくのかを整理します。

レクサスLMはどの仕様でも高値を維持しますが、新車価格と残価率のバランスを見ると、実は明確な違いがあります。

グレード別リセールバリューランキング

グレード年式/経過年数/走行距離支払総額(A)買取相場(B)残価率(B/A)実質の負担額(A-B)毎年いくら払うと乗れる?
500h EXECUTIVE2025年/0年/0km2201万円
2024年/1年/1万km2201万円1492万円68%709万円709万円/年
500h version L2025年/0年/0km1665万円1511万円91%155万円
2024年/1年/1万km1665万円1368万円82%297万円297万円/年

リセールの数字上の強さで見ると、version Lが圧倒的に優位です。新車価格が低いぶん、1年後の負担額がEXECUTIVEの半分以下に収まっています。

version Lは6人乗りの実用仕様で、残価率82%、年間コスト297万円と非常に効率的。「高級車を所有しながらも、負担を最小限に抑えたい」というオーナー層に最も選ばれています。

ケンタ

短期でのコスパを重視するならversion L一択。EXECUTIVEは世界最高級の快適性を体感するクルマです。

ボディカラーのリセールバリュー

レクサスLMのボディカラーは、リセールバリューに直接影響を与える重要な要素です。基本的には、王道の「白・黒」が高値を維持する傾向にあります。

ボディカラー順位オプション代落札台数
平均距離
平均相場
準色との
価格差
実質的な価値
(価格差 – オプション代)
1位ソニッククォーツ(085)
1位ソニッククォーツ(085)
0円10台
0.6万km
1435万円
±0円±0円

2位グラファイトブラックガラスフレーク(223)
2位グラファイトブラックガラスフレーク(223)
0円18台
0.6万km
1398万円
-37万円-37万円
3位ソニックチタニウム(1J7)
3位ソニックチタニウム(1J7)
0円3台
0.6万km
1395万円
-40万円-40万円
4位ソニックアゲート(3U3)
4位ソニックアゲート(3U3
0円3台
0.5万km
1385万円
-50万円-50万円
2024年式 バージョンL:過去3ヶ月の落札データにて算出

レクサスLMのような高級車では、ボディカラーが査定額を左右する要素になります。

過去3か月の落札データを集計すると、ソニッククォーツが圧倒的な強さを見せました。

それ以外のカラーは、正直どんぐりの背くらべです。グラファイトブラックは落札台数こそ多いものの、相場は白より平均で30〜40万円ほど下。

ただし、この差は人気の弱さではなく、取引量の多さによる平均化。数が多いぶん、コンディションの振れ幅が広く、平均相場が下に引っ張られている可能性もあります。

1位 ソニッククォーツ

1位 ソニッククォーツ
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王道中の王道。清潔感と高級感を兼ね備え、法人・個人どちらにも需要がある万能色です。再販時に最も買い手が多く、リセール重視ならこの色が間違いありません。

2位 グラファイトブラックガラスフレーク

2位 グラファイトブラックガラスフレーク
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黒の威厳と艶が、LMの存在感を際立たせます。役員車・送迎車向けとして常に安定した需要があります。コンディションが良ければ、ソニッククォーツ並みのリセールは狙えます。

3位 ソニックチタニウム & 4位 ソニックアゲート

3位 ソニックチタニウム
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ソニックチタニウムが、上品で落ち着いた印象。オーナーの個性を出すには良い選択ですが、リセールはイマイチです。

 4位 ソニックアゲート
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ソニックアゲートは、深みのある独特な色味で、希少性は高いです。ただし、買い手層が限られるためリセールは弱め。

内装は2種類

セミアニリン本革(フロントシート)L-ANILINE本革(セカンドシート)セミアニリン本革(サードシート)/ブラック

セミアニリン本革(フロントシート)L-ANILINE本革(セカンドシート)セミアニリン本革(サードシート)/ブラック

セミアニリン本革(フロントシート)L-ANILINE本革(セカンドシート)セミアニリン本革(サードシート)/ソリスホワイト

セミアニリン本革(フロントシート)L-ANILINE本革(セカンドシート)セミアニリン本革(サードシート)/ソリスホワイト

レクサスLMの内装は、ブラックとソリスホワイトの2種類。

リセール面では、色による価格差はほとんどなく、査定士の評価は「コンディションの良さ」で決まります。ただ、白は汚れが目立ちやすい分、手入れ次第で印象が変わってきます。

レクサスLMで価値が残る唯一のオプションとは?

レクサスLMで価値が残る唯一のオプションとは?
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オプション種別オプション名価格リセールリターン率
メーカーオプションほぼ標準装備のため、リセールに影響するOPは無し
ディーラーオプションMODELLISTAアドバンストラグジュアリーパッケージ545,600円約70~80%
各種カスタムパーツ(社外品など)ほとんどリターンなし

レクサスLMは、主要機能は標準装備化されており、オプション構成で差が出にくいクルマです。

その中で例外となるのが、「モデリスタ・アドバンストラグジュアリーパッケージ」。

見た目の迫力が大きく変わり、LMの高級感を一段引き上げる定番オプションです。中古市場でも人気が高く、装着しているだけで査定時に支払額の7〜8割が戻る計算になります。

ひとつ注意しなければならないことがあります。

社外カスタムパーツはリターンゼロに近いのが実情です。エアロやホイールを変えても、再販時にはノーマル志向の買い手が多く、むしろ減点対象になるリスクもあります。

購入相談|あなたに合うのは「version L」?それとも「EXECUTIVE」?

購入相談|あなたに合うのは「version L」?それとも「EXECUTIVE」?
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さて、ここまでLMのリセールに関する様々なデータを見てきました。

「結局、自分はどの仕様を選べばいいんだろう?」と迷われている方もいるかもしれませんね。

レクサスLMの選び方は、「リセールを最大化する一台」か、「満足度と長期的なコストを両立する一台」か。この2つの軸で考えると、自分に合った最適な答えが見えてきますよ。

リセール重視の選び方

リセール重視の選び方
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グレード500h version L
ボディカラー・ソニッククォーツ(085)
・グラファイトブラックガラスフレーク(223)
オプション【ディーラーオプション】
・MODELLISTAアドバンストラグジュアリーパッケージ

リセールを重視するなら、500h version Lが最適です。3〜5年の保有を前提にしても、残価率が高く、国内でも安定した需要があります。

ボディカラーはソニッククォーツグラファイトブラックが鉄板。どちらも法人・個人どちらの買い手にも好まれ、再販時の動きがスムーズです。

ディーラーオプションでは、MODELLISTAアドバンストラグジュアリーパッケージが唯一、価格を維持しやすい装備。外観の完成度を高めつつ、リセールでも7〜8割が戻る優秀なパーツです。

満足度&コスパ重視の選び方

満足度&コスパ重視の選び方
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グレード500h EXECUTIVE
ボディカラー・ソニッククォーツ(085)
・グラファイトブラックガラスフレーク(223)
※長期保有なら好きな色を選ぶのも素敵な選択です
オプション【ディーラーオプション】
・MODELLISTAアドバンストラグジュアリーパッケージ

満足度を重視するなら、迷わず500h EXECUTIVEを選びましょう。後席の作り込みはまさに別格で、「移動するプライベートラウンジ」と呼ぶにふさわしい完成度です。

48インチの大型モニターと仕切りを備えた特別な空間が広がります。この究極のラウンジこそ、EXECUTIVEだけが持つ世界。ほかのどのグレードでも再現できません。

ボディカラーは白でも黒でも大差はなく、長く乗るなら、自分の感性に合う色を選ぶのがいちばん。MODELLISTAのエアロを組み合わせれば、街中でも存在感が際立ち、所有する歓びが一層深まります。

そしてこのグレードの真価は、5〜9年という長期保有でコストが下がっていく点にもあります。初期投資は高くても、時間をかけて走行距離あたりのコストが薄まり、結果的に賢い贅沢になります。

レクサスLMに値引き交渉は通じるのか?

レクサスLMに値引き交渉は通じるのか?
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レクサスLMは、本体値引きがほとんどないクルマです

販売方針として値引きが厳格に管理されているので、「安く買う」よりも「条件を整えて支出を抑える」ことがポイントになります。

だからこそ重要なのは、「総支払額」で見ること。

購入時は、グレード・ボディカラー・ローン金利・自動車保険料をトータルで最適化し、実質的な支出を抑えるのが現実的な交渉術です。

  • メンテナンスパックや延長保証を付ける代わりに付属品値引きを引き出す
  • ネット型ローンを活用して金利を1〜2%下げる
  • 自動車保険を見直し年3〜5万円の節約を狙う
ケンタ

このような積み重ね戦略で100万円単位の支出差が生まれます。

【維持編】レクサスLMの維持費【ローン・保険・コーティング】

【維持編】レクサスLCの維持費【ローン・保険・コーティング】

レクサスLMのような高額な車両は、購入費用だけでなく、その後の維持費も決して小さくありません。

特に「ローン金利」「自動車保険」「ボディコーティング」の3つは、選択次第で総支出が大きく変わるポイントです。

ここからは、具体的な試算データも交えながら、LMの維持費を賢く抑える方法について見ていきましょう。

ローン金利を甘く見ると、軽自動車1台分が消える

ローン金利を甘く見ると、軽自動車1台分が消える
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「500h version L」の支払総額1,665万円を、5年間のフルローンで組んだ場合、金利によって返済総額がどれほど変わるかを試算してみました。

金利返済総額2%との差額
銀行ローン:2.0%約17,514,000円±0円
ディーラー・自社ローン:4.0%約18,336,000円+822,000円
ディーラー・自社ローン:6.0%約19,188,000円+1,674,000円
シミュレーション上の概算値です。

同じクルマでも、金利が2%から6%に上がるだけで約167万円の差。これは、セカンドカーとして軽自動車が1台買えてしまう金額です。

言い換えれば、金利はただ捨てているお金です。

近年はディーラーローンに比べて金利が大幅に低い、「クラウドローン」などのネット型ローンを利用するオーナーが増えています。審査は最短即日。このスピーディさも魅力です。

ケンタ

値引き交渉より、金利を1%下げるほうが遥かに効果が大きいことが分かっていただけると思います。

自動車保険は選び方で年間7万円変わる

自動車保険は選び方で年間7万円変わる
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車両価格が高いレクサスLMは、当然ながら自動車保険料も高額になります。

保険の契約先年間保険料(目安)
ディーラー・代理店で契約する「代理店型」約21万円
ネットで直接契約する「ダイレクト型」約14万円
差額年間約7万円
試算条件:40歳男性・ゴールド免許・20等級など
補償内容:対人対物無制限、車両保険あり
※上記はあくまで一例です。車種の料率クラスや補償内容によって保険料は変動します。

内容が同等でも、契約ルートを変えるだけで年間7万円の節約。5年保有なら、合計で35万円以上の違いになります。つまり、保険料も固定費ではなく、見直せる維持費に。

先ほどのローン金利差と合わせれば、合計で約200万円もの費用効果になります。

ケンタ

支出を賢く整えた分だけ、LMの上質な時間をさらに余裕をもって楽しめます。

コーティングでリセールは上がる?下がる?

コーティングでリセールは上がる?下がる?
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「コーティングをすれば高く売れる」と思われがちですが、実際の査定ではリセールへの直接的な影響はほとんどありません。

評価の基準はあくまで「塗装の状態」であり、コーティングの有無ではなく、日常の洗車と保管環境が価格を左右します。

とはいえ、コーティングは美観と維持の手間を減らす予防投資として有効です。

僕が評価しているのはこの2つです。参考にしてみてください。

今すぐできる、高く売るための2つの行動

今すぐできる、高く売るための2つの行動

レクサスLMは、1台ごとの状態差が価格に大きく影響するクルマです。だからこそ、「どこに」「いつ」売るかで100万円以上の差が生まれることもあります。

それでは、実際に使える2つのルートを紹介します。

僕のLINE相談(売却が近い方限定)

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これまでに僕は、5,000人以上の方の愛車を査定してきました。オークションデータをもとに、実際の業者相場を正直にお伝えしています。

ただし、現在は相談希望が多く全員には対応できません。そのため、「3か月以内に売却を考えている方限定」で受け付けています。

愛車の現状からどこまで上がるかを知りたい方は、LINEからお気軽にどうぞ。

MOTAやCTNの一括査定サービス

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もうひとつの方法が、信頼できる一括査定サイトを使うこと。おすすめなのは、MOTACTNの一括査定サービス。

どちらも事前に高額査定店を選んでから依頼できるため、電話ラッシュに悩まされず、高値がつきやすい店舗だけを比較できます。

一括査定サイトに関する情報は、このページで詳しく書いています。どれを使えば一番得か、ここでチェックしておいてください。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

(レクサスLM:疑問符の画像挿入)

最後に、レクサスLMの購入や売却を検討している方からよくいただく質問をまとめました。

細かい部分で迷ったときの参考にしてみてください。

レクサスLMのグレードはどちらを選ぶべきですか?

リセールを最優先するなら、500h version Lがおすすめです。新車価格と買取価格のバランスが最も良く安定しています。一方、快適性と満足度を重視するなら、500h EXECUTIVEを長期保有するのも素晴らしい選択になりますよ。

リセールに有利なオプションは何ですか?

プラス評価されるのは「MODELLISTA・アドバンストラグジュアリーパッケージ」です。外観の迫力が増し、中古市場でも人気が高い傾向があります。

ローンはどんな組み方がいいですか?

支払総額を抑えたいなら、金利の低い銀行系やクラウドローンを選びましょう。ディーラー系ローンとの差は5年で100万円以上になることもあります。

自動車保険はどう選べばいいですか?

同じ補償内容でも、ネット型(ダイレクト型)に切り替えるだけで年間約7万円節約できます。5年で35万円以上の差が出るため、毎年の更新時にインズウェブなどの一括見積もりで見直すのがおすすめです。

売るタイミングはいつがベストですか?

5年目の車検前が最初の理想的なタイミングです。7年9年もアリな選択です。それに反して、3年以内の売却も可能ですが、実質コストが高くつく点に注意してください。

一括査定はどこを使うのがいいですか?

対応が丁寧で高額査定が出やすいのは、MOTAとCTNです。どちらも事前選定制で、しつこい電話がなく安心して比較できます。詳しい使い方や注意点は、一括査定サイトおすすめランキングページで解説しています。

まとめ

まとめ

レクサスLMは、ただのミニバンではありません。レクサスが作った究極のミニバンです。所有できる方は限られたスペシャルなクルマです。

乗り心地の上質さも、リセールの強さも、日本のクルマ文化の頂点に立つ存在と言えるでしょう。

その一方で、価格も維持費も桁違い。だからこそ、「いつ買うか」「どう乗るか」「いつ手放すか」という3つの視点を持つことが、LMを賢く所有するための鍵になります。

もし、あなたのLMが「今いくらで売れるのか」気になるなら、僕のLINE無料相場調査で最新データから正確にお伝えします。

※ひとりで対応しているため、現在は売却が近い方のみの受付とさせていただいております。ご了承ください。

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