【レクサスLS】後悔なく売る!5年目車検前が高額査定の分かれ道

レクサスのフラッグシップセダンであるLS(500/500h)は、3.5L V6ツインターボとハイブリッドという二本柱で「静粛性×乗り心地×質感」を極めた一台です。

LSのリセールを正しく理解するには、「いまの相場の動き」と「これからの壁」、さらに「維持コストや売り時」を立体的に押さえることが大切です。
この記事では、その全体像をシンプルに整理しました。直近の業者オークション落札データを軸に、在庫推移・為替・輸出規制(年式ルール/ロシア禁輸など)を突き合わせて検証します。
- リセールに強いグレードは?
- 所有年数ごとの実質コストは?
- ベストな売り時と見えにくい壁とは?
あわせて下のリンクから必要な情報をチェックしてみてください。
【2025年9月最新】レクサスLSのリアルタイム相場動向

最新の業者オークション落札データをもとに、直近1年の相場推移を振り返ります。
実際に、LSの残価率はどのように動いてきたのか。下のグラフを見れば、表面的な価格の安定と、長期的な下落傾向の両方が浮かび上がってきます。
全年式平均・500Fスポーツ・3.5L V6ターボ

この1年、LS500 Fスポーツの残価率は39〜42%の間で揺れ動きました。
年末から年始にかけては39%まで落ち込んで、「いよいよ40%割れか?」と市場がざわつきました。その後一時的に42%まで戻しましたが、これは一過性。平均で見れば、高値圏で粘ってはいるけど確実に階段をひとつずつ下りている状態です。
オーナーからすると20〜30万円ずつ目減りしていく相場になっています。ここで売るタイミングを間違えると「気づかないうちに査定額がごっそり下がっていた」という結果になりかねません。
全年式平均・500hFスポーツ・3.5L V6ハイブリッド

ガソリンよりもはっきりと下落が出ているのが、このハイブリッドです。直近1年で42%から一時35%まで急落。25年1月〜3月は残価率35%で底を打ち、半年で約70万値を落としました。
一見すると足元では41%まで持ち直していますが、これは一時的な反発にすぎません。背景には、ロシア禁輸で巨大な輸出ルートを失ったこと。
さらに「ハイブリッド=将来のバッテリー交換リスク」を嫌う声が市場に根強くあることが大きく影響しています。ガソリン以上に売り時の見極めが重要になるのがこのハイブリッドの現実です。
【プロの予測】今後のレクサスLSのリセール相場はどう動く?

レクサスLSは長く「不動の頂点」として高い存在感を誇ってきました。
けれども、僕がここ数年のオークション相場を丁寧に追うと、外からは見えにくい小さな変化が積み重なり、静かに値を削る流れが続いています。
表面上は安定しているように見えても、実態は軟化へとシフトしつつあるのです。
【現状分析】明確な「下落局面」へ
いまのLSは「派手に落ちてはいないが、確実に削られている」というのが実情です。
- 自然な年式落ち:フラッグシップといえども、時間の経過は避けられない。
- 流通台数の増加:登録車が市場に出回り、希少性が確実に薄れてきた。
- 為替要因の沈静化:一時の円安ボーナスが収束し、輸出の追い風が弱まった。
実際、直近1年のデータでは、ハイブリッドで残価率が40%前後から一時35%付近まで落ち込む場面もありました。
【未来予測】リセールを押し下げる2つの壁
この先、LSの価値に重くのしかかるのは2つの逆風です。アルファードやランドクルーザーのような追い風はまったくなく、むしろ極めて厳しい逆風に直面しています。
- かつて大きな販路だったロシアは排気量規制やハイブリッド禁止で完全に閉ざされました。
- 東南アジアでは「製造から5年以内」という年式ルールが厳格に運用され、輸出できなくなります。
この2つが重なったことで、かつてのように「輸出で高値が付く」シナリオはほぼ閉ざされている、というのが現状です。
新型が発表されれば、買い控えが増え、現行モデルは「型落ち」の色を濃くします。
同時に下取り車両が大量に市場へ流れ込み、需給バランスが崩壊。デザインや性能の進化幅が大きければ、その分だけ現行型の評価は急速に沈むでしょう。
ベストな売却タイミングは「2回目の車検前」

こうした現実を踏まえると、もっとも合理的な売却タイミングは登録から4〜5年、2回目の車検前です。
- 3年落ちの落とし穴
- 価格は高いが下落幅が最大で、所有コストはむしろ割高。短期間で一番大きな値落ちだけを体験して終わる形になる。
- 5年目手前の合理性
- 所有年数を延ばすことでコストを平準化でき、かつ輸出ルールが効く直前に売却できる。経済性と所有体験の両立が可能なベストポイント。

実際に過去の取引を追うと、4〜5年落ちが相場の「最後の高値」を残しやすい傾向があります。
【結論】フラッグシップの価値を最大化するための賢い選択


未来予測を読んで、「LSに価値は低くなっていくのか…」と不安に感じる方もいるでしょう。でも安心してください。僕が伝えたい本質はそこではありません。
レクサスLSの真の価値は、リセール価格の数字だけでは語れません。
- 外を遮断するかのような静粛性
- 長距離でも疲れない乗り心地
- フラッグシップを所有する優越感
これらは相場表には載らない、オーナーだけが知る財産です。
だからこそ大事なのは、相場の波に振り回されるのではなく、「この車を十分に楽しみきった」「次のライフステージに進む時だ」と自分で納得できた瞬間を逃さないこと。



市場に翻弄されるよりも、自分自身が「この瞬間に手放して悔いはない」と納得できるかどうか。そこにすべてがかかっています!
【輸出編】年式ルールと規制が左右する「海外高値売却」の条件
各国で年式や環境・安全基準が違うので、輸出先ごとに必要な条件をしっかり確認しておくことが大切です。
【ガソリン車:LS500】「圧倒的な静粛性」と「余裕のパワー」が武器。新興国の富裕層や政府・企業のVIP送迎用として、高級セダン需要をしっかりつかんでいます。
主な輸出先 | 原則的な年式規制 | 市場の特性と注意点 |
---|---|---|
中東(UAE等) | 5年以内が一般的 | レクサスブランドへの信頼は絶大で、「壊れない高級車」として富裕層や法人から支持。主な用途はショーファーカー(運転手付きの車)で、周辺国への再輸出ハブ港としての役割も担ってる。 |
CIS諸国 (アゼルバイジャン等) | 3年~5年以内が中心 | ロシア市場閉鎖後の限定的な受け皿であり、レクサスは今も成功の象徴である。複雑なハイブリッドよりシンプルなガソリンが好まれるが、市場規模はロシア時代に比べて大幅に小さい。 |
東南アジア (特にマレーシア) | 1年~5年 | 「ボスの車」としての需要はある。しかし国内ではアルファード/ヴェルファイアが圧倒的で、高級セダン市場もSクラスを中心に競合が激しい。 |
ロシア | 輸出不可 | 2023年8月から排気量規制が強化。1.9L超のガソリン車は輸出できなくなった。3.5Lを積むLS500も完全に門戸を閉ざされ、これがリセールを大きく押し下げる要因である。 |
【ハイブリッド車:LS500h】レクサスの先進技術を象徴するモデルであり、環境規制の厳格な地域でこそ選ばれています。
主な輸出先 | 原則的な年式規制 | 市場の特性と注意点 |
---|---|---|
アイルランド イギリス | 年式規制は緩やか | ショーファーカー需要が厚い右ハンドル市場で、LSは高く評価。ロンドンの「超低排出ゾーン(ULEZ)」など厳しい規制をクリアし、追加料金なしで走行可能な点も強み。圧倒的な静粛性はVIP送迎に最適。 |
ニュージーランド オーストラリア | 年式規制は緩やか | ニュージーランドでは「クリーンカー・スタンダード」により、環境性能の高い車は税制で優遇。静粛性の高いハイブリッドは評価されるが、SUVの方が人気が高い。 |
シンガポール 香港 | 3年以内など国による | 維持費が高い都市国家ではハイブリッドの燃費が評価され、「先進的なレクサス」というステータスも富裕層に響く。ただし年式規制が厳しく、市場規模は小さい。 |
ロシア | 輸出不可 | 2023年8月以降、すべてのハイブリッド車は輸出禁止。この禁止措置で、ハイブリッドのリセール価値も下がる。 |
【完全版】レクサスLS、全グレードのリセール価値を徹底比較


レクサスLSはフラッグシップらしい特別な一台ですが、リセールという視点ではグレードごとに差がはっきり出ます。
1000万円を超える買い物だからこそ、失敗は許されません。選び方次第で、売るときに、数十万円から100万円以上の開きが生まれることもあります。
大切なのは「感覚ではなく実際の数字に基づく判断」です。僕は最新のオークションデータを追い、どのグレードが価値を残しやすいのかを検証しました。
ここからは、その結果をまとめたレクサスLS全グレードのリセールバリューランキングを紹介します。選ぶ一台を後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
グレード別リセールバリューランキング


順位 | グレード | 3年後残価率 |
---|---|---|
1位 | 500 Fスポーツ (ガソリン) | 53% |
2位 | 500 バージョンL (ガソリン) | 51% |
3位 | 500 Iパッケージ (ガソリン) | 49% |
4位 | 500h Fスポーツ (ハイブリッド) | 49% |
5位 | 500h バージョンL (ハイブリッド) | 47% |
6位 | 500h Iパッケージ (ハイブリッド) | 46% |
このランキングが示す要点は2つです。
まず、ガソリンモデルが有利。
構造がシンプルで耐久性が高く、海外輸出でも需要が安定しているため、ハイブリッドより残価率が優位に立ちやすいのです。
次に、Fスポーツの存在感。
スポーティなデザインと明確なキャラクターが市場で強く支持され、中古でも買い手が集まりやすい。リセールを重視するなら「ガソリン×Fスポーツ」という選び方が現実的な戦略となります。



ガソリンのIパッケージとハイブリッドFスポーツが同率となり、いかにガソリンモデルがリセール面で優遇されているかを裏付けています。
各グレード・パワートレイン毎のリセールバリュー
各グレードの残価率推移をもとに「実際の負担額」と「年間コスト」をシミュレーションしました。
レクサスLS500 ガソリン車のリセールバリュー


グレード | 年式 / 経過年数/ 走行距離 | 支払総額 (A) | 買取相場 (B) | 残価率 (B/A) | 実質の 負担額 (A-B) | 毎年いくら 払うと 乗れる? |
---|---|---|---|---|---|---|
後期 | 500 Fスポーツ2022年/3年/3万km | 1339 | 万円708 | 万円53 | %631 | 万円210 | 万円/年
2021年/4年/4万km | 1339万円 | 627万円 | 47% | 712万円 | 178万円/年 | |
前期 | 500 Fスポーツ2020年/5年/5万km | 1320万円 | 466万円 | 35% | 854万円 | 171万円/年 |
2019年/6年/6万km | 1320万円 | 432万円 | 33% | 888万円 | 148万円/年 | |
2018年/7年/7万km | 1320万円 | 413万円 | 31% | 907万円 | 130万円/年 | |
後期 | 500 バージョンL2022年/3年/3万km | 1479 | 万円760万円 | 51 | %719 | 万円240 | 万円/年
2021年/4年/4万km | 1479 | 万円684万円 | 46% | 795万円 | 199万円/年 | |
前期 | 500 バージョンL2020年/5年/5万km | 1449万円 | 475万円 | 33% | 974万円 | 195万円/年 |
2019年/6年/6万km | 1449万円 | 437万円 | 30% | 1012万円 | 169万円/年 | |
2018年/7年/7万km | 1449万円 | 409万円 | 28% | 1040万円 | 149万円/年 | |
後期 | 500 Iパッケージ2022年/3年/3万km | 1159 | 万円568 | 万円49 | %590万円 | 197 | 万円/年
2021年/4年/4万km | 1159 | 万円499万円 | 43% | 660万円 | 165万円/年 | |
前期 | 500 Iパッケージ2020年/5年/5万km | 1147万円 | 418万円 | 36% | 729万円 | 146万円/年 |
2019年/6年/6万km | 1147万円 | 394万円 | 34% | 753万円 | 125万円/年 | |
2018年/7年/7万km | 1147万円 | 371万円 | 32% | 776万円 | 111万円/年 |
表から見えてくるのは、「どのグレードを選ぶか」で年間コストに大きな差が生まれるという事実です。
Fスポーツ
最新型(2022年式・後期)は残価率53%でトップ。支払総額1339万円に対し、買取相場708万円、実負担は631万円(年210万円前後)。一方、6〜7年落ち前期型は30%台まで落ち、負担は900万円前後に膨らみます。
これは「新しいほど割安に乗れる」典型例です。
バージョンL
新車価格が高く、負担も大きめ。後期は46〜51%と健闘しますが、年間200〜240万円のコストが必要。前期型では30%前後に下がり、実負担が1000万円を超えるケースもあります。
Iパッケージ
総額が最も安く、後期モデルでは残価率49%、年間200万円以下と効率良好。ただし前期型は30%台前半に落ち、負担750万円前後と軽くはありません。



LSはとにかく後期モデルが強い!同じグレードでも、たった1年の違いの前期より残価が10%以上開きます。
レクサスLS500 ハイブリッド車のリセールバリュー


グレード | 年式 / 経過年数/ 走行距離 | 支払総額 (A) | 買取相場 (B) | 残価率 (B/A) | 実質の 負担額 (A-B) | 毎年いくら 払うと 乗れる? |
---|---|---|---|---|---|---|
後期 | 500h Fスポーツ2022年/3年/3万km | 1459 | 万円713 | 万円49 | %746 | 万円249万円/年 |
2021年/4年/4万km | 1459万円 | 643万円 | 44% | 816万円 | 204万円/年 | |
前期 | 500h Fスポーツ2020年/5年/5万km | 1435万円 | 542万円 | 38% | 894万円 | 179万円/年 |
2019年/6年/6万km | 1435万円 | 481万円 | 33% | 954万円 | 159万円/年 | |
2018年/7年/7万km | 1435万円 | 442万円 | 31% | 993万円 | 142万円/年 | |
後期 | 500h バージョンL2022年/3年/3万km | 1642 | 万円774 | 万円47 | %868 | 万円289万円/年 |
2021年/4年/4万km | 1642 | 万円656万円 | 40% | 987万円 | 247万円/年 | |
前期 | 500h バージョンL2020年/5年/5万km | 1600万円 | 532万円 | 33% | 1068万円 | 214万円/年 |
2019年/6年/6万km | 1600万円 | 470万円 | 29% | 1130万円 | 188万円/年 | |
2018年/7年/7万km | 1600万円 | 428万円 | 27% | 1172 | 万円167万円/年 | |
後期 | 500h Iパッケージ2022年/3年/3万km | 1319万円 | 608 | 万円46 | %711 | 万円237万円/年 |
2021年/4年/4万km | 1319万円 | 551万円 | 42% | 768万円 | 192万円/年 | |
前期 | 500h Iパッケージ2020年/5年/5万km | 1297万円 | 466万円 | 36% | 832万円 | 166万円/年 |
2019年/6年/6万km | 1297万円 | 437万円 | 34% | 860万円 | 143万円/年 | |
2018年/7年/7万km | 1297万円 | 399万円 | 31% | 898万円 | 128万円/年 |
表から見えてくるのは、「年式とグレードで負担が大きく変わる」という現実です。
Fスポーツ
最新型(2022年式・後期)は残価率49%。支払総額1459万円に対し、買取相場は713万円。実際の負担は746万円で、年間249万円前後のコストに。
しかし、前期型(2018〜2019年式)まで遡ると残価率は30%前後まで低下。コスト効率は一気に悪化します。
バージョンL
もともとの新車価格が高く、後期でも負担は大きめ。2022年式後期で残価率47%、実負担は868万円で、年間コストは約290万円と全グレード中トップクラスの重さです。
前期型は残価率30%前後に落ち込み、実負担は1000万円超。ハイブリッドの中で「一番コストがかかる選択肢」といえます。
Iパッケージ
価格は抑えめで、2022年式後期では残価率46%、実負担は711万円。年間コストも230万円台に収まり、比較的バランスが取れています。ただし、前期になると残価率は30%台前半まで低下。



ハイブリッドは燃費や静粛性で選ばれるけど、中古市場での評価はガソリンより弱いのが特徴です。
ボディカラー別リセール
ボディカラー順位 | オプション代 | 落札台数 平均距離 平均相場 | 基準色 1位との 価格差 | 実質的な価値 (価格差 – オプション代) | |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() 1位 ホワイトノーヴァガラスフレーク(083) | 0円 | 5.3万km 506万円 | 33台±0円 | ±0円 | |
![]() ![]() 2位 グラファイトブラックガラスフレーク(223) | 0円 | 8台 5.6万km 501万円 | -5万円 | -5万円 | |
![]() ![]() 3位 ブラック(212) | 0円 | 5台 5.5万km 487万円 | -19万円 | -19万円 | |
![]() ![]() 4位 マンガンラスター(1K2) | 16.5万円 | 5台 5.5万km 461万円 | -45万円 | -61.5万円 |
実質的な価値:基準色(グラファイトブラックガラスフレーク)を「±0円」として、各ボディカラーが「オプション代を含めて」どれだけリセールで得か損かを分かりやすく金額で示しています。
レクサスLSのボディカラー別リセールを見ると、人気色と不人気色の差が非常に明確に表れています。
トップはホワイトノーヴァガラスフレークで、流通量も多く相場は安定。次のグラファイトブラックガラスフレークもほぼ同水準で、白と黒の二大カラーが市場を牽引していることが分かります。
同じ黒のブラックは相場がやや落ち込み、リセールでは一歩劣る結果にとどまりました。その影響もあってか、現在は設定自体が廃止されています。



最も厳しいのがマンガンラスターです。リセールを考えているのであれば、絶対に選んではいけないカラーです。
1位 ホワイトノーヴァガラスフレーク


明るく上品なパールホワイト。存在感と高級感を兼ね備え、中古市場でも安定した人気を誇ります。リセールでは常に人気カラーです。
2位 グラファイトブラックガラスフレーク


重厚感のある深いメタリックブラック。艶のある黒で人気が高く、ホワイトと並んで市場をリードする定番カラーです。
3位 ブラック


スタンダードなソリッドブラック。シンプルですが、光沢感が弱いため相場はやや低め。近年は設定が廃止されました。
4位 マンガンラスター


グレー系の落ち着いた色合いで、都会的な雰囲気を持ちます。ただし市場人気は伸びず、リセールでは、一人負け状態です。
内装によるリセール差なし
“F SPORT”本革&ウルトラスエード(R)/ホワイト


“F SPORT”本革&ウルトラスエード(R)/ブラック&ホワイトグレー


“F SPORT”本革&ウルトラスエード(R)/フレアレッド


レクサスLS「F SPORT」の内装カラーは、清潔感のあるホワイト、落ち着いた王道のブラック&ホワイトグレー、スポーティで個性的なフレアレッドの3種類が用意。
リセールを底上げするおすすめメーカー&ディーラーオプション


メーカーオプション | |
---|---|
![]() ![]() ムーンルーフ | 110,000円(150%程度のリターン) |
![]() ![]() “マークレビンソン”リファレンス3Dサラウンドサウンドシステム | 291,500円(30~50%程度のリターン) |
![]() ![]() “F SPORT”オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤLEXUSロゴ) | 44,000円(30~50%程度のリターン) |
ディーラーオプション | |
![]() ![]() F SPORT PARTS(TRD)エアロダイナミクスパッケージ | 844,800円(50%程度のリターン) |
ムーンルーフは低コストながら査定効果が大きく、驚きの150%戻し。マークレビンソンやブレーキキャリパーも人気が根強いですが、30〜50%程度のリターンになります。
なにはともあれ、ムーンルーフは必ず選びたいところですね。
リセール特化型の選び方


グレード | 500 Fスポーツ(ガソリン) |
---|---|
ボディカラー | ホワイトノーヴァガラスフレーク or グラファイトブラックガラスフレーク |
オプション | ムーンルーフ |
リセールを狙うなら、この組み合わせが最適解です。
Fスポーツはスポーティな個性で市場人気が圧倒的に高く、同じLSでも残価率は常にトップクラス。白・黒という定番色は流通量が多く海外需要も安定しており、値落ちリスクが最も少ない。
さらにムーンルーフは数十万円の装備ながらリターン率は150%超えで、査定時に確実に効いてくる必須オプションです。



他の色や装備に手を出さず、この組み合わせを選ぶこと。それだけで売却時に100万円単位の差を生み、所有コストを最小化できます。
満足度×コスパ型の選び方


グレード | 500h Fスポーツ(ハイブリッド) |
---|---|
ボディカラー | ホワイトノーヴァガラスフレーク or グラファイトブラックガラスフレーク ※長期保有ならご自身が本当に好きな色 |
オプション | メーカーオプション ムーンルーフ “マークレビンソン”リファレンス3Dサラウンドサウンドシステム “F SPORT”オレンジブレーキキャリパー |
コスパと満足度のバランスを狙うなら、この組み合わせがベストです。
Fスポーツのスポーティな個性はガソリン同様に市場評価が高く、ハイブリッド特有の静粛性と燃費性能も加わって所有満足度は抜群。
白・黒の定番色はリセール安定に直結しますが、ハイブリッドを長く乗るなら、あえて自分が本当に好きな色を選ぶのもアリです。
さらに「ムーンルーフ」は査定で効く鉄板装備、「マークレビンソン」は3Dサウンドが車内体験を格段に高め、「ブレーキキャリパー」は見た目のアクセントとしてリセールにもプラス。



経済性だけでなく、日々の充実感を大切にするなら、この仕様が僕のおすすめになります。
「ほぼ値引きゼロ」は本当か?LS購入者のアンケート結果を公開


購入者アンケートから見えてきたのは、レクサスLSは「値引きで得をする車」ではないという現実です。
実際に「0万円」という回答が13%、「1〜20万円」が11%、「特典やサービスのみ」が5%と、大半のユーザーがほとんどディスカウントを得られていません。
1000万円を超える高級車でありながら、大幅な値引きはほぼ期待できないのです。
しかし、この数字はネガティブではなく、むしろレクサスというブランドの価値を裏づけています。つまり「安売りしない=価値を守る」という姿勢です。



レクサスLSを選ぶ本当の意味は、「安く買う」ことではないということを再確認させられました。
【維持編】維持費&総支出のリアル【ローン・保険・コーティング】


レクサスLSの魅力を存分に味わうためには、購入時の価格だけでなく「維持費」や「総支出」も冷静に押さえておく必要があります。
ローン返済額や保険料、ボディコーティングといった日常的な出費は、積み重なると大きな差となって表れます。では、それぞれの費用項目を具体的に見ていきましょう。
値引き交渉より効果大?ローン金利で決まる支払総額の真実


LS500h “F SPORT”(2WD)の本体価格1,379万円を、5年(60回払い)のカーローンで組んだ場合のシミュレーションです。
金利 | 返済総額 |
---|---|
2% | 14,502,469円 |
4% | 15,237,830円 |
6% | 15,995,960円 |



差額の約150万円といえば、セカンドカー用に軽自動車が1台買えてしまうほどの金額です。
車両値引きで数十万円粘るより、金利を1〜2%下げる方が、総支出は確実に小さくなることが分ると思います。値引きよりも効果の大きい「金利交渉の武器」として、クラウドローンの記事をぜひ参考にしてください。


ディーラー任せは危険?自動車保険で毎年5万円損しているかも


「気づかないうちに毎年5万円をドブに捨てている」のが代理店型保険の落とし穴です。
まず、これを見てみてください。
【試算条件:35歳男性・東京都在住・ゴールド免許・20等級など】※補償内容:対人対物無制限、車両保険あり、弁護士費用特約あり
保険の契約先 | 年間保険料 |
---|---|
ディーラー・代理店で契約する「代理店型」 | 約14万円 |
ネットで直接契約する「ダイレクト型」 | 約9万円 |
差額 | 年間約5万円 |
ネット直契約に変えるだけで、同じ安心を保ちながら5万円も節約可能になります。



交渉不要の手軽さ!ただ契約先を切り替えるだけで効果が出るのが最大の魅力です。
無料で複数社を比較できるインズウェブを活用して、すぐに自分の保険料をチェックするのがおすすめです。


本当に査定額は上がる?ボディコーティングとリセールの関係


ボディコーティングは、リセールでプラスになるものではありませんが、日常の手入れを考えるとやっておいて損はないです。
ここらへんは、お気に入りで構いません。



どちらも中古車査定時に「きれいに保たれている」という印象を残しやすく、リセールでマイナス評価にはなりにくくなります。
【売却編】後悔しないための最高額引き出しテクニック


実は、売却する時期と年式を意識するだけで、査定額は数十万円単位で変わることもあります。
中古市場の相場が動くのは、買取業者の仕入れが最も活発になる「1月〜2月」と「7月〜9月」です。
- 1月〜2月は新生活需要を見越した在庫確保
- 7月〜9月は夏のボーナス商戦や中間決算をにらんだ買取強化
このような背景があります。この時期に査定に出すだけで、同じ条件でも査定額が伸びやすくなるのです。
次にガソリン車とハイブリッド車に分けて、合理的な売却タイミングを解説します。
ガソリン車(LS500)は「5年目の車検前」


ガソリンモデルの売却で最も合理的なのは、「5年目の車検前」です。
ここで売ってしまうと、短期間で最大の値落ちだけを味わう形になり、所有コストはむしろ割高になります。
その反面、5年以内であれば東南アジアなどの輸出規制(製造から5年以内ルール)に合致するため、海外需要による支えが効きます。相場の下落をある程度抑えながら、5年間LSの走りや快適性を堪能した上で手放せるのです。



ガソリン車は「輸出規制5年」を意識し、5年目の車検前がベストです!
ハイブリッド車(LS500h)も「5年目」


理由は単純で、LS500hのハイブリッドシステムには「5年または10万km」のメーカー特別保証がついているからです。
この保証が残っているかどうかが査定の大きな分かれ目。保証が切れる前なら「安心して乗り継げる車」として評価されますが、切れた瞬間に市場評価は一段下がります。
また、ハイブリッドは新車価格が高いため、1〜2年の短期で売ってしまうと購入コストを回収できず、最も損をするパターンになります。
逆に3〜5年乗って保証を残した状態で売却すれば、下落を抑えながら所有体験を十分に楽しめます。



ハイブリッド車は「メーカー保証5年」を盾に、保証が切れる前が勝負!



まとめると、「5年目の車検前」かつ「1〜2月または7月〜9月」に査定へ出すことですね。
【最終結論】レクサスLSを最高額で売るなら「一括査定」が必須


レクサスLSは流通台数が少ないため、業者ごとに査定額の差が大きく開きます。1社だけに任せるのは数十万円を捨てるのと同じ。
ディーラー下取りはラクですが、リセールを最大化したいなら選んではいけません。狙うべきは業者同士を戦わせる一括査定。競争環境を作ることで、査定額は自然と吊り上がります。
まずはMOTAやCTNといった一括査定サイトで、複数社を競わせること。これこそが、僕が常に伝えている最強のノウハウです。



最後に勝つのは情報武装した売り手。これがプロとして断言できる最適解です。


そして、僕のLINE無料相場調査もおすすめです。売却が近い方限定で、オークション最新相場を調査しお届けしています。
よくある質問(FAQ)


LSは高額な車だけに、買うときも手放すときも細かい疑問がつきものです。そんな声にプロの視点で答えたのがこのFAQです。ぜひ参考にしてください。
- カーローンはディーラーとクラウドローン、どちらがいい?
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ディーラーローンは手続きが早い反面、金利は高めです。クラウドローンなら複数の銀行を比べられるので、金利が1〜2%下がるだけで総額100万円以上の差になることもあります。
- 自動車保険はどこで入るのがお得?
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ディーラー経由は安心ですが、ネット型(インズウェブ)に切り替えるだけで年間5万円前後浮くケースも。まずは見直してみる価値があります。
- 修復歴があるとどれくらい下がる?
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骨格に関わる修復歴があると、相場は大幅減額が一般的です。外板交換程度なら影響は小さいですが、買い手がつきにくくなるのは避けられません。
- ボディコーティングはリセールに効く?
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直接プラス査定になることは少ないですが、車がきれいに保たれていると好印象につながります。コスパで選ぶならクリスタルキーパーやシラザンコーティングが定番です。
- レクサスLSって本当に値引きが少ない?
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その通りです。アンケートでも「0〜20万円程度」が大半。1000万円を超える車でも大きなディスカウントはまずありません。その分、ブランド力や手厚いサービスが魅力です。
- 一括査定は利用した方がいい?
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はい。一括査定を利用すれば、ディーラー下取りとの差が数十万円になるのは普通のこと。特にMOTAやCTNのように査定日が分かりやすいサービスはおすすめです。
まとめ


レクサスLSの凄さは、乗った瞬間に分かります。そしてその真価を実感できるのは、実際に所有した人だけです。
「高級車」だから特別なのではなく、日常の移動をラグジュアリーな体験へと変えてくれる。それこそがLSの本当の魅力です。
静寂に包まれた車内、滑らかな加速、そして長時間のドライブでも疲れを感じさせないシート。すべてが「移動=快適」という体験を完成させています。
もちろん、高級車である以上、維持費の負担は避けられません。だからこそ、クラウドローンやネット型保険を活用して支出を抑える工夫が大切です。さらに、5年目の車検前に一括査定へ出せば、同じLSでも数十万円以上の差がつくこともあります。
そして最後に重要なのは、数字では測れない満足感です。LSと過ごした時間を悔いなく終えるために、売却が近い方は、僕のLINE無料相場調査で「あなたのLSの今の価値」をぜひ確かめてみてください。
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