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【レヴォーグ】購入・維持・売却は?最新リセール相場と損しない選び方

僕が敬意を込めて語る、スバル レヴォーグ。このモデルは、ステーションワゴンという枠を越え、スポーティさと実用性を両立する稀有な存在です。2014年の登場以来、「ツーリング性能」「シンメトリカルAWD」「ターボエンジン」というスバル伝統の走りを、ワゴンボディに凝縮してきました。

最新モデルでは、先進安全技術「アイサイトX」を全車に搭載。日常の安心から高速ツーリングまで、あらゆるシーンでドライバーを支える完成度を誇ります。

そんな走る実用車の代表格レヴォーグを、どう選び、どう維持し、どう手放すか。この記事では、データと現場の感覚の両面から、その最適解を整理します。

この記事で分かること
  • 売却で損をしないためのタイミングと相場の読み方
  • 購入時に知っておきたいグレード・カラー・オプションの選び方
  • 維持費を抑えるためのローン・保険・コーティング戦略

このあと本文では、まず「売却」のリアルな相場動向から解説し、その後に「購入」と「維持」へと順に解説していきます。具体的な数字とリアルな査定データを交えながら、お伝えします。

このあと紹介する関連記事では、実際の査定データや売却体験談も掲載しています。あわせて参考にしてみてください。

目次

【2025年10月最新】レヴォーグのリアルタイム相場動向

https://www.subaru.jp/levorg/

スポーツワゴンの中でも、レヴォーグほどエンジンの違いで相場が変化するクルマは多くありません。

この章では、僕が追跡している過去1年超のオークション実績を整理し、1.8Lターボと2.4Lターボ、それぞれの値動きを比較します。

直近1年のリセールバリュー推移グラフ

グラフで見ると、レヴォーグは一時的な下落期を経たあと、再び安定圏へと回復しています。この1年を通しても、走りと実用性を両立するワゴンとして、リセール上位のポジションを維持中です。

次に、もっとも取引の多い「STIスポーツEX」を取り上げ、1.8Lと2.4L、その2種類のエンジンで、どんな差が生まれているのかを具体的に掘り下げていきましょう。

STIスポーツEX・1.8Lガソリンターボ・全年式平均

業者オークション落札データ参照
スクロールできます
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額374万374万374万374万374万374万374万374万374万374万374万374万374万374万374万
買取相場308万305万303万302万295万292万288万287万285万280万276万269万274万278万283万
残価率82%82%81%81%79%78%77%77%76%75%74%72%73%74%76%

1.8Lターボは、スバルらしい軽快さと扱いやすさを兼ね備えたベースグレード。

データを追うと、2024年夏時点では残価率82%と非常に高い水準を維持していましたが、その後1年をかけて70%前半まで落ち着き、2025年秋には再び75%前後で安定しています。

この安定感を支えているのが、国内での根強い需要です。輸出向け車種が多い中で、レヴォーグは主に日本市場で評価を築いています。つまり、安定した相場を描く堅実派モデルといえます。

実際、オークション現場でも「1.8Lのほうが台数が動く=価格が作りやすい」傾向が続いており、今後も緩やかに70%台をキープする見込みです。リセールの観点から見ても、長く安心して所有できるという評価が定着しています。

STIスポーツEX・2.4Lガソリンターボ・全年式平均

業者オークション落札データ参照
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額437万362万362万362万362万362万362万362万362万362万362万362万362万362万362万
買取相場366万361万352万347万340万333万326万318万311万302万296万293万301万309万314万
残価率84%83%81%79%78%76%75%73%71%69%68%67%69%71%72%

2.4Lターボは、レヴォーグの走りを象徴するハイパフォーマンスモデルです。1年前は84%という高水準を記録しましたが、2025年初頭には67%まで下落し、現在は70%前後で安定。

リセール率が低く見えるのは、新車価格が高いために下落率が大きく見える構造的要因が大きいです。さらに燃費や維持費の高さから購入層が限られ、1.8Lに比べて市場の動きが狭くなります。

ただ、国内では根強いスバルファンが支え続けており、相場の底は固い。価格が下がる局面では再び買いが入り、熱を持った安定相場を形成しています。

ケンタ

数字では測れない価値を持つモデルが2.4Lです。

【売却編】レヴォーグを最高額で手放すための全手順

【売却編】レヴォーグを最高額で手放すための全手順

「できるだけ高く売りたい。でも、まだ乗りたい気持ちもある。」

そんな迷いを抱えるオーナーは多いと思います。相場の動きを知っておけば、後悔のない選択ができます。ここでは、STIスポーツEXの1.8Lと2.4L。それぞれの最適な売却時期を、実際の市場データをもとに解説します

レヴォーグ・STIスポーツEX・1.8Lガソリンターボの売却タイミング

スクロールできます
年式走行距離買取相場残価率毎年いくら払うと乗れる?
20241万km328万75%112万円
20223万km302万73%38万円
20205万km262万63%31万円
STIスポーツEX・1.8Lガソリンターボ
3年目の車検前がベスト

2022年のデータでは、3年落ち・走行3万kmで残価率73%、年間負担額はわずか38万円。新車時の価値を大きく保ちながら、支出を最小限に抑えられるのがこのタイミングです。

1年で手放すと?

1年目の残価率75%は高いものの、年間コストは112万円と重く、「すぐ売るほど損をする」構造になっています。
3年目までは相場の落ち幅が緩やかで、保証も残るため、中古市場でも安心して買える個体として評価が高いのです。

5年を超えると残価率は60%台前半に下がり、相場の波に影響されやすくなります。

ケンタ

ベストは3年目、次点は5年目車検前。この2つの節目を意識しておいてくださいね!

レヴォーグ・STIスポーツEX・2.4Lガソリンターボの売却タイミング

年式走行距離買取相場残価率毎年いくら払うと乗れる?
20241万km366万72%142万円
20232万km326万67%79万円
20223万km301万62%61万円
STIスポーツEX・2.4Lガソリンターボ
1年で手放すと?

2.4Lモデルは、走行性能こそ魅力的ですが、短期での売却はコスト負担が大きい点に注意が必要です。1年落ちで残価率72%、年間コスト142万円。1.8Lよりも新車価格が高いため、初期減価のインパクトが強く出ます。

5年〜7年の売却がベスト

2〜3年目になると残価率は60%台まで下がりますが、年間負担は79〜61万円と落ち着きます。ここで焦って手放すより、5年〜7年の長期保有でコストを平準化したほうが結果的に得策です。

ケンタ

2.4Lは「短期リセール」ではなく、「走りを楽しみ尽くしてから売る」クルマ。5年目、7年目の車検前などで手放したいですね。

売り時を逃さないための3つの判断ポイント

売り時を逃さないための3つの判断ポイント
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感覚ではなく、数字で読むと見えてくる売却タイミングがあります。

CHECK
中古車市場が活発になる時期を狙う

この時期は「新しい生活に向けてクルマを買い替えたい」という心理が働く季節。需要が先行して高まるため、売り手が主導権を握りやすい時期です。

CHECK
モデルチェンジ前を狙う

新型登場のニュースが出ると、心理的に買い控えがでてきます。つまり現行型を売るなら噂が出る前がベスト。

CHECK
相場の上昇局面を掴む

市場が冷えた直後に動くと、買い手が増え、相場が上向きます。僕のデータでも、2025年夏以降は安定から回復へ転じる初期波に入っています。

損しないための具体的な売却先

売り時がわかったら、次は「どこで売るか」です。
レヴォーグのような車の価値を正しく評価してもらうには、複数の買取価格を比較するのが鉄則ですね。

特に1.8Lモデルのような高年式(例: 3年落ち)の車を高く売るなら、ディーラー下取りより買取店が有利。

僕のLINE無料相場調査のデータでは、MOTA車査定がレヴォーグオーナーに選ばれています。理由はシンプルで、「高額査定の上位3社(最大)からしか連絡が来ない」仕組みだから。しつこい営業電話を避けたい人に向いています。

逆に、2.4Lモデルを長期保有(例: 7年落ち)していて、「走行距離が多め(10万km超えなど)」という場合。

そういった国内で値がつきにくい車でも、独自の販路を持つCTN一括車査定なら、思わぬ価格がつく可能性があります。

ケンタ

ご自身の車の状態に合わせて使い分け、今の価値を把握しておくと安心ですね。下記の記事でも詳細に話しているので参考にしてみてください。

【プロの予測】レヴォーグのリセール相場と今後の展望

【プロの予測】レヴォーグのリセール相場と今後の展望

ここまでのデータで、レヴォーグのいまが見えてきました。でも、数字の先にある流れまでは、まだ掴みきれていません。

市場はいつも、目に見えない呼吸で動いています。売りたい人と、欲しい人。その思惑が交わる場所に、次の相場が生まれます。

それでは、これから訪れる相場の新しい呼吸を読み解いていきましょう。

【現状分析】相場は下落から安定期へ

【現状分析】相場は下落から安定期
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2024年から続いていた下落トレンドは、2025年夏を境に底を打ちました。いまは小さな波を描きながらも、全体としては落ち着きを取り戻しています。

特徴的なのは、1.8Lと2.4Lの価格差がはっきりしたこと。

燃費と維持費に優れる1.8Lは、通勤・ファミリーユースを中心に堅調。一方、2.4Lは走りを求める層が中心で、需要の厚みはやや限定的です。この二極化が、市場全体の平均値を安定方向へと導いています。

もう一つの支えは、国内需要の強さ。

レヴォーグは輸出よりも国内販売が軸のモデルです。とくにスバル独自のAWD性能と安全技術を信頼するユーザーが多く、
価格を押し上げる力になっています。

ケンタ

派手な上昇こそありませんが、「成熟期の相場」に入ったといえます。

【未来予測】下降線を描きながら安定推移で落ち着く

【未来予測】下降線を描きながら安定推移で落ち着く
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この先3年ほどのレヴォーグ市場は、穏やかな下降線を描きながら安定推移する見込みです。理由は、スバルならではのファン構造である「スバリスト」の存在です。

彼らは単なるユーザーではなく、ブランドへの信頼と走りへの共感で支えるコア層。

相場が下がり始めても、その層が買い支えることで暴落を防ぐクッションになります。

さらに、ニュージーランドや英国などの右ハンドル市場では、レヴォーグのようなスポーティワゴンを好むニッチな海外需要も根強い。

円安が進めば再び輸出の追い風になる可能性もあります。

ケンタ

したがって、急落の心配はほとんどありません。安定相場が、今後しばらく続いていくでしょう。

【最新動向】海外需要から見るレヴォーグ高値売却のヒント

【最新動向】海外需要から見るレヴォーグ高値売却のヒント
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レヴォーグは、海外では「派手さ」よりも緻密な走りと安心感で評価されています。アルファードのように富を象徴する存在ではなく、「日本の技術力が詰まった、高性能AWDツアラー」であること。

その高い完成度が、世界のスバルファンを惹きつけています。

ガソリン車 (1.8L / 2.4Lターボ)

主な輸出先原則的な年式規制市場の特性と注意点
ニュージーランド オーストラリア年式規制は緩やか最重要市場。スバルブランドへの信頼が厚く、安定した人気を誇ります。現地の「クリーンカー・スタンダー(排ガス基準)」では、比較的新しい年式ほど高評価。1.8Lモデルを中心に需要が続いています。
イギリス アイルランド年式規制は緩やか日本と同じ右ハンドル国で、インプレッサワゴンの系譜を好む層が健在。ロンドンなどの都市部ではULEZ(超低排出ゾーン)の影響が強く、基準を満たす高年式・低排ガスモデルが中心。
アフリカ諸国(ケニア等)8年以内「信頼性が高い日本のステーションワゴン」として高評価。AWD性能は舗装路から荒れ地まで対応できる強み。輸出では7年落ち前後の年式に需要が集まる傾向があります。
カナダ(将来的な市場)15年以上経過後現時点では輸出不可ですが、15年ルールの解禁で、2029年前後には初期型(2014年式〜)の輸出が可能になります。北米では正規販売がないため、希少なJDMワゴンとして需要が生まれる可能性があります。

限られた国への輸出ながら、その需要が相場の安定要因として機能しています。海外からの継続的な需要が、レヴォーグの価格を支える役割を果たしていると言えるでしょう。

【購入編】レヴォーグのリセールバリューを左右するスペック選び

【購入編】レヴォーグのリセールバリューを左右するスペック選び

レヴォーグの魅力は、スペック表の数字だけでは測れません。走りの余裕、家族を乗せたときの安心感、そして手放すときの価値。その三つが同じバランスで成り立っています。

けれど、買うタイミングでどの仕様を選ぶかによって、その後の満足の形は驚くほど変わります。僕が現場で見てきた中では、グレードの選び方がリセールを決める最大要因です。

グレード別リセールバリューランキング【3年落ち残価率】

順位グレードエンジン3年後残価率
1位STIスポーツEX1.8Lターボ73%
2位GT-H EX1.8Lターボ70%
3位STIスポーツR EX2.4Lターボ62%
※2022年式・走行距離3万kmのデータで算出

レヴォーグのリセールを比較すると、1.8L系の安定感が際立ちます。走行性能と実用性のバランスが良く、幅広い層から支持されているのがその理由です。

上位2つの1.8Lモデルは、「日常で使いやすい走り」×「維持費の安さ」×「ブランド性」が三拍子そろっており、3年落ちでも70%超の残価をキープ。

一方、2.4LのSTIスポーツR EXは高性能ながらも、新車価格が高いため下落率がやや大きくなります。

ただし、熱心なスバルファンからの指名買いが多く、走行距離が少ない個体は相場以上で取引されるケースも少なくありません。

レヴォーグ 1.8Lターボのリセールバリュー

レヴォーグ 1.8Lターボのリセールバリュー
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グレード年式/
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価率
(B/A)
毎年いくら
払うと
乗れる?
STIスポーツEX2024/1年/1万km440万328万75%112万円/年
2023/2年/2万km415万297万72%59万円/年
2022/3年/3万km415万302万73%38万円/年
GT-H EX2024/1年/1万km386万281万73%105万円/年
2023/2年/2万km377万258万69%59万円/年
2022/3年/3万km377万263万70%38万円/年
スマート
エディションEX
2024/1年/1万km373万266万71%107万円/年
2023/2年/2万km373万246万66%64万円/年

1.8LのSTIスポーツEXは、3年経っても平均残価率73%前後をキープ。

そして、注目すべきは「毎年いくら払うと乗れる?」という実質コストの項目です。たとえば3年間乗った場合、年間あたりの実負担は約38万円。

下位グレードのGT-H EXとほぼ同額でありながら、走り・内装・快適装備すべてが一段上の完成度に仕上がっています。

この結果、リセールを重視する層からの指名買いが続き、中古市場でも1.8LのSTIスポーツEXは別格という評価が定着しつつあります。

レヴォーグ 2.4Lターボのリセールバリュー

レヴォーグ 2.4Lターボのリセールバリュー
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グレード年式/
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価率
(B/A)
毎年いくら
払うと
乗れる?
STI
スポーツR EX
2024/1年/1万km508万366万72%142万円/年
2023/2年/2万km484万326万67%79万円/年
2022/3年/3万km484万301万62%61万円/年

2.4Lターボは、数字だけを見ると1.8Lよりもやや残価が下がります。最新の査定データでは、3年落ちの2022年式で301万円/62%で、年間あたりの実負担は約61万円になります。

とはいえ、このモデルを選ぶ人は、そもそも効率ではなく走りを基準にしています。

排気量が上がる分、初期コストは大きくなるのがネックですが、「走りを楽しみながら資産を守る」バランスの良さがあります。

STIスポーツR EXは、モータースポーツ由来の制御系や専用パーツを搭載した特別枠の存在。2.4Lはコストで勝負するクルマではなく、満足度で元を取るクルマです。

乗り換えで損しないために

ケンタ

とはいえ、2.4Lモデルの購入にはまとまった資金が必要です。

もし乗り換えを検討しているなら、今の愛車を「いかに高く売るか」が、次のレヴォーグの満足度を左右する重要なポイント。ここで損をすると、せっかくリセールを考えてグレードを選んでも意味が薄れてしまいますからね。

まずはご自身の愛車が「今、いくらで売れるのか」を正確に知ることが大切です。

僕のLINE無料相場調査のデータでは、MOTA車査定を使って効率的に相見積もりを取る方が多いですね。
ここは「高額査定の上位3社(最大)からしか連絡が来ない」仕組みなので、しつこい営業電話が苦手な人に向いています。

もし今乗っている車が「少し古い」とか「走行距離が多い」という場合でも、CTN一括車査定のように、独自の販路を持つサービスなら値がつく可能性があります。

ケンタ

新しいレヴォーグを手に入れる前に、まずは今の車の価値を最大化しておきましょう。

ボディカラーのリセールバリュー

ボディカラー順位オプション代落札台数
平均距離
平均相場
基準色
1位との
価格差
実質的な価値
(価格差 –
オプション代)
1位 クリスタルホワイトパール (K1X)
1位 クリスタルホワイトパール (K1X)
0円95台
4.1万km
295万円
±0円±0円
2位 WRブルーパール (K7X)
2位 WRブルーパール (K7X)
0円43台
4.2万km
293万円
-2万円-2万円
3位 マグネタイトグレーメタリック (P8Y)
3位 マグネタイトグレーメタリック (P8Y)
0円48台
4.4万km
287万円
-8万円-8万円
4位 クリスタルブラックシリカ (D4S)
4位 クリスタルブラックシリカ (D4S)
0円34台
4.4万km
282万円
-13万円-13万円
5位 アイスシルバーメタリック (G1U)
5位 アイスシルバーメタリック (G1U)
0円17台
4.2万km
280万円
-15万円-15万円
6位 イグニッションレッド (DCK)
6位 イグニッションレッド (DCK)
5.5万円3台
4.0万km
263万円
-32万円37.5万円
※2021年式 STIスポーツEX・1.8Lガソリンターボ:過去6ヶ月の落札データにて算出
※「クリスタルホワイトパール」は現在設定がなく、画像は代替カラーの「セラミックホワイト」となります。

実質的な価値:基準色(クリスタルホワイトパール)を「±0円」として、各ボディカラーが「オプション代を含めて」どれだけリセールでかを分かりやすく金額で示しています。

ボディカラーの選び方は、リセールに意外と大きな影響を与えます。中古市場では「売れやすい色=相場が落ちにくい色」という傾向が明確に表れます。

直近データでは、「クリスタルホワイトパール(K1X)」がもっとも高値で安定。平均相場は約295万円で、基準となる1位を起点に比較しても他色との差が大きいことがわかります。リセール面では、迷ったら白を選ぶのが鉄板です。

2位にはブランドカラーでもある「WRブルーパール(K7X)」が入り、白に比べて2万円安。スポーティさを重視する層からの支持が強く、安定感のある位置を維持しています。

ケンタ

同じグレード・年式でも色だけで30万円以上の差が出ることを踏まえると、ボディカラー選びも立派な投資判断のひとつといえるでしょう。

1位 クリスタルホワイトパール

1位 クリスタルホワイトパール
画像はセラミックホワイト(現在の白はこちらになります)

白は、レヴォーグの造形をもっとも美しく見せる定番色。どの角度から見ても陰影が立ち、上質感と清潔感を兼ね備えています。

2位 WRブルーパール

2位 WRブルーパール

スバルを象徴するスバリストブルー。スポーツマインドを感じさせ、走るたびに所有欲をくすぐります。他メーカーのブルーはリセールが弱くなりますが、スバルだけは別です。

3位 マグネタイトグレーメタリック

3位 マグネタイトグレーメタリック

派手さはないが、静かな存在感を放つ上品な色。堅実派に人気があります。

4位 クリスタルブラックシリカ

4位 クリスタルブラックシリカ

存在感は抜群だが、手入れがリセールを左右する色。きれいに保てる人向けです。

5位 アイスシルバーメタリック

5位 アイスシルバーメタリック

無難な人気はあるが、流通台数が多く価格差はつきにくい。

6位 イグニッションレッド

6位 イグニッションレッド

情熱的なカラーですが、価格面ではかなり不利。

内装はブラック/ボルドー

内装はブラック/ボルドー
シート材質:本革[ボルドー/ブラック(レッドステッチ)]
本革シート:シートの側面と背面及びヘッドレストなどに合成皮革を使用

STIスポーツ系の内装は、深みのあるブラック×ボルドーの本革仕立て。レッドステッチがアクセントとなり、走りの緊張感と上質さが同居する空間です。

長時間のドライブでも疲れにくく、所有欲を満たす仕上がりになっています。

メーカー&ディーラーオプションの価値を検証

メーカー&ディーラーオプションの価値を検証
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最後に、装着していると査定額が上がりやすいオプションを見ていきましょう。レヴォーグでは、特に一つのオプションが絶大な効果を発揮します。

オプション名対象グレードオプション価格(税込)期待できるリターン率ワンポイント解説
サンルーフ
サンルーフ
STI Sport EX STI Sport R EX110,000円120%~150%必須オプション。リセールを考えるなら絶対に外せない。
3点セットオプション
①スマートリヤビューミラー
②ハーマンカードンサウンドシステム
③本革シート
3点セットオプション
①スマートリヤビューミラー
②ハーマンカードンサウンドシステム
③本革シート
GT-H EX308,000円30%~50%内装の質感を高めるが、リセールは高くない。
各種エアロパッケージ
各種エアロパッケージ
全グレード(パーツによる)30%~50%見た目の印象が大きく向上し、査定より所有満足度を高める意味合いが強い。

レヴォーグのリセールは、装備の選び方ひとつでも大きく変わります。

中でもサンルーフはリターン率120〜150%と群を抜く存在。開放感はもちろん、見た目のスタイリッシュさも向上します。

3点セットオプション(スマートリヤビューミラー/ハーマンカードンサウンド/本革シート)とエアロパーツやSTIパッケージ類は、30%~50%のリセールにとどまります。

「内装の快適性」「外見の美しさ」を求めるのであれば、検討したいオプションです。

【購入相談】どのレヴォーグを選べば後悔しない?

【購入相談】どのレヴォーグを選べば後悔しない?
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レヴォーグを選ぶとき、どこに価値を置くかで最適な仕様は変わります。

ここでは、「リセール重視」「満足度・コスパ重視」の2タイプに分けて、それぞれのおすすめ仕様をまとめました。

リセール重視の選び方

リセール重視の選び方
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グレードSTIスポーツEX (1.8Lターボ)
ボディカラー・クリスタルホワイトパール
・WRブルーパール
オプション【メーカーオプション】
・サンルーフ

「将来の売却価格まで見据えて選びたい」という方には、STIスポーツEX(1.8Lターボ)がおすすめです。リセールデータでも安定した高残価を維持しており、装備や維持費のバランスも非常に優秀です。

クリスタルホワイトパールは市場での需要が高く、リターン率もトップクラス。サンルーフを装着すれば査定時の加点も確実で、資産価値を最大化できる構成です。

満足度&コスパ重視の選び方

満足度&コスパ重視の選び方
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グレードSTIスポーツR EX (2.4Lターボ)
ボディカラー・WRブルーパール (K7X)
・クリスタルブラックシリカ (D4S)
※長期保有が前提のため、ご自身が心から気に入った色を選ぶのが一番です
オプション【メーカーオプション】
・サンルーフ

STIスポーツR EX (2.4Lターボ)を選ぶ理由は、数字の先にある時間の価値にあります。

たしかに初期コストは大きいですが、そのぶん走りの質は圧倒的。パワーと上質さを両立したドライビングフィールが魅力です。

5年、7年という時間をかけて乗り切ることで、結果的にコストも落ち着き、「このクルマにして正解だった」と思える瞬間が増えていくはずです。

構成は、リセール重視の選び方と同じ。見た目や質感の満足度が高く、日々の運転そのものを楽しめます。長く乗る予定なら、カラーはクリスタルブラックシリカもおすすめです。

ケンタ

「売るための1.8L」か、「乗るための2.4L」か。どちらを選んでも間違いではありません。

レヴォーグを上手に値引きするための交渉テクニック

レヴォーグを上手に値引きするための交渉テクニック

レヴォーグは人気車ゆえに、交渉の仕方次第で結果が大きく変わるモデルです。

ケンタ車分析のアンケートでも、「31〜45万円の値引きに成功した」と回答した人が12%もいました。

この差を生んでいるのは、交渉プロセスの違いです。

スバル車は指名買いが多く、レヴォーグも例外ではありません。最初から「このクルマが欲しい」と決めて来店する人が多いため、販売店側も強気に出やすい傾向があります。

そこで効果的な方法が2つあります。

スバルディーラー同士の競合

同じ地域に複数のスバル販売店があるなら、経営会社の異なる店舗でそれぞれ見積もりを取りましょう。「他店でこの条件を提示された」と伝えるだけで、営業担当の対応は驚くほど柔らかくなります。

他メーカーのライバル車を引き合いに出す

たとえばハリアーやCX-60のように、同価格帯で比較されるSUVを候補に含めておくことも、より良い条件を引き出しやすくなります。

ケンタ

まずは、スバル同士をぶつけること。他メーカーを引き合いに出すよりも効果が早く、条件が動く確率も高いですよ。

【維持編】レヴォーグの維持費【ローン・保険・コーティング】

【維持編】レヴォーグの維持費【ローン・保険・コーティング】

レヴォーグを手に入れた後の総支出を抑えるために、僕が特に重要だと考えているのが「ローン金利」「自動車保険」「ボディコーティング」の3つです。

購入時の値引き交渉も大切ですが、これらの固定費を見直すことで、将来的に数十万円単位の差が生まれることも少なくありません。

具体的な試算やデータを交えながら、賢く維持費を抑えるポイントを解説していきます。

ローン金利2%と6%でどれだけ差が出る?

ローン金利2%と6%でどれだけ差が出る?
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「STIスポーツEX(1.8L)」を支払総額440万円で購入した場合、5年ローン(60回払い)で比較すると次のようになります。

金利返済総額2.0%との差額
銀行ローン:2.0%約4,632,780円±0円
ディーラー・自社ローン:4.0%約4,861,200円+228,420円
ディーラー・自社ローン:6.0%約5,094,900円+462,120円

同じクルマを手にしても、金利が2%と6%では、5年間で46万円以上の差が生まれます。これは単なる数字ではありません。

46万円あれば?
  • 次回車検や税金をまるごとカバー
  • 家族で国内旅行を2回
  • 好きな趣味に使える

ローンの金利は見えない支出です。ディーラーで提示された条件をそのまま受け入れるのではなく、銀行やネット金融で比較するだけで、数十万円単位の節約につながります。

クラウドローンのような一括比較サービスも利用して、最も条件の良い金融機関を見つけるのがおすすめです。

自動車保険の契約先でここまで差が出る理由

自動車保険の契約先でここまで差が出る理由
https://www.subaru.jp/levorg/
保険の契約先年間保険料(目安)
ディーラー・代理店で契約する「代理店型」約9万円
ネットで直接契約する「ダイレクト型」約6万円
差額年間 約3万円
試算条件:35歳男性・東京都在住・ゴールド免許・20等級など
補償内容:対人対物無制限、車両保険あり、弁護士費用特約あり
※上記はあくまで一例です。車種の料率クラスや補償内容によって保険料は変動します。

意外と見落とされるのが保険料の積み上げです。たとえば、補償内容が同じでも契約先によって年間の費用は大きく変わります。

今回の試算では、年間で約3万円の差が生まれました。しかも、補償内容を削る必要は一切ありません。

「対人・対物無制限」や「車両保険あり」など、条件をそろえて見積もってもこの差が出ます。要するに、どこから入るかが最も効率的な節約なんです。

ただし、ネット型の中でも会社ごとに補償の強みや価格差があり、一社だけを見て決めるのはおすすめできません。

複数社を一度に比較できるインズウェブの自動車保険一括見積もりなら、わずか数分で最安プランと補償バランスが見えてきます。

ボディコーティングはリセールにどこまで影響する?

ボディコーティングはリセールにどこまで影響する?
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コーティングは、リセールのためというよりも日常の快適さを守るメンテナンスです。表面のツヤや水弾きが長く続くことで、洗車の手間が減り、塗装の劣化を防げます。

結果として、査定時には「丁寧に扱われた車」という印象を残すことができ、その分、マイナス査定を避けやすくなります。
つまり、プラス評価というより減点を防ぐ保険のような存在なのです。

ケンタ

施工する場合は、コストのかかるディーラーコーティングでなくても十分。

クリスタルキーパー」や、DIYで可能な「シラザンコーティング」など、価格と効果のバランスが良いタイプを選ぶのが現実的です。

手間を減らしながらクルマをきれいに保つのが、リセールにもつながります。

【プロ査定士が教える】愛車の価値を最大化する2つの売却メソッド

【最新動向】海外需要から見るレヴォーグ高値売却のヒント
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売る瞬間は、データの勝負です。感覚ではなく、数字を見る方が最終的に得をします。

どれだけ大切に乗ってきたか、そのすべてが数字になって返ってくる。だからこそ、売却は「運任せ」ではなく「準備された結果」であるべきなんです。

ここでは、あなたのレヴォーグを最高値で見送るための2つの準備法を紹介します。

5,000人以上が利用している「LINE無料相場調査」

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高く売るための第一歩は、今の相場を知ることです。感覚ではなく、数字で価値を把握することで、無駄な焦りや後悔を防げます。

僕のLINEでは、実際の業者オークションの落札データをもとに、グレード・走行距離・年式別の生きた数字をお伝えしています。

どの業者に行く前にも、一度この数字を持っておくこと。それだけで、交渉の主導権はあなたの側に移ります。

※現在申し込みが多いため、3か月以内に売却を検討している方のみとさせていただきます。

「一括査定」で最高値を引き出す

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納得のいく金額で手放したい

そう思うなら、一括査定サービスを使うのが最短です。

MOTACTNなら、一度の入力で複数の業者から見積もりが届き、最も高い査定額を提示する業者を選ぶだけ。

複数の目が競い合うことで、あなたのレヴォーグは欲しい人の手によって、自然と価格が吊り上がります。

よくある質問(FAQ)

レヴォーグを買うときも、売るときも、細かいところで迷う瞬間は多いですよね。

「このオプションって本当に必要?」「どのタイミングで売れば得?」など。

そんな疑問をまとめて解決できるよう、よくいただく質問をピックアップしました。

新車で後悔しないオプションは?

まずはサンルーフ。見た目も気分も上がるうえに、中古相場でも評価されやすい効く装備です。逆に本革などの大型パッケージは満足度は高いけど、リターンは控えめ。悩んだら「毎日使って嬉しいか」で決めましょう。

グレード、どれが失敗しにくい?

.迷ったらSTIスポーツEX(1.8L)。走り・装備・残りやすさのバランスがいい定番です。走り最優先ならSTIスポーツR EX(2.4L)を長く乗る前提で。

ローンはクラウドローン使う価値ある?

あります。クラウドローンを使い、金利の一括比較で総支払額がガッと変わります。値引きより効くこともあるので、契約前のひと手間としてやっておくのが安心。

自動車保険はどう選ぶ?

まずはダイレクト型の見積もりをチェック。条件次第で年間数万円ちがいます。まとめて比べるならインズウェブが手早いです。

いちばん高く売れるタイミングは?

動きやすいのは1〜2月と8〜9月。それと次期モデルの話が出始めたら早めに動くが合図。タイミングは価格に効きます。

一括査定のメリットって?

競争が起きる=価格が伸びること。一度の入力で条件が並ぶので、一括査定を使えば最高額を拾いやすくなります。

まとめ

レヴォーグの魅力は、数字だけでは測れません。ワゴンとしての実用性と、スポーツモデルの走りを併せ持ち、通勤からロングドライブまで使うほどに味が出るクルマです。

それでいて、相場の落ち幅が小さく、乗る楽しさと資産価値を両立できる数少ないモデルでもあります。どんなグレードを選んでも、丁寧に維持すれば確かなリターンで応えてくれる。

それが、レヴォーグの真価です。

そして「売るとき」もまた、その価値を最大限に生かすチャンス。正確な相場を知り、タイミングを掴むだけで、査定額は想像以上に変わります。

僕のLINE無料相場調査では、最新の業者オークション落札データをもとに、グレード別・年式別のリアルな買取相場をお伝えしています。

※ひとりで対応しているため、現在は売却が近い方のみの受付とさせていただいております。ご了承ください。

この記事の情報も、相場の動きに合わせて随時アップデートしていきます。気になったときにすぐ確認できるよう、ぜひこのページをブックマークしておいてください。

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