【インプレッサ】価値を落とさない選び方と売り時をプロが徹底解説

街で見かけるインプレッサは、走りの気持ちよさと実用性のバランスがとてもいいクルマです。大げさではなく、毎日の移動が落ち着いていて、どこへ行くにも安心して任せられます。
スバルのAWDと丁寧につくられた足まわりは、悪天候でもぶれない安定感があり、長く乗るほど「これを選んで良かった」と感じる一台だと思います。

この記事では、まず最新の相場動向をもとに「売却」から解説し、その後に「購入」、最後に「維持」という順番で、インプレッサを損せず乗るための流れを整理していきます。
- 売却で損をしないためのタイミングと相場の読み方
- 購入時に知っておきたいグレード・カラー・オプションの選び方
- 維持費を抑えるためのローン・保険・コーティング戦略
インプレッサの「いまの価値」をデータで確認しながら、最適な選び方と手放し方をまとめています。
以下で紹介するリンクには、リアルな査定額や売却時の注意点を詳しくまとめています。インプレッサをどう動かすか考えるときのヒントになると思うので、あわせて参考にしてください。
【2025年11月最新】インプレッサのリアルタイム相場動向

インプレッサの相場は、ハイブリッド(ST-H)とガソリン(ST)で動き方が大きく異なります。まずは、直近1年間の落札データから、市場がどのように変化してきたのかを整理します。
話を具体的に進めるために、より安定して取引されているハイブリッドモデル(ST-H)を例に、毎月の残価率を追っていきます。
直近1年のリセールバリュー推移グラフ
市場の温度がそのまま数字に出るのが、月次の残価率です。インプレッサは大きく値崩れしにくい車種ですが、1年の中でも「上がる月」「落ちる月」がはっきりしています。
インプレッサ・ST-H・2.0Lハイブリッド・全年式平均

| 落札年月 | 24/7 | 24/8 | 24/9 | 24/10 | 24/11 | 24/12 | 25/1 | 25/2 | 25/3 | 25/4 | 25/5 | 25/6 | 25/7 | 25/8 | 25/9 | 25/10 | 25/11 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 支払総額 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 | 318万 |
| 買取相場 | 221万 | 215万 | 217万 | 220万 | 219万 | 214万 | 216万 | 226万 | 235万 | 237万 | 233万 | 229万 | 226万 | 225万 | 221万 | 202万 | 212万 |
| 残価率 | 70% | 68% | 68% | 69% | 69% | 67% | 68% | 71% | 74% | 74% | 73% | 72% | 71% | 71% | 70% | 64% | 67% |
ハイブリッドのST-Hは、国内需要がしっかりあり、値動きが穏やかです。
中古車店が在庫を強化する時期と重なり、一時的に相場が上昇しました。
供給増の影響で秋に落ち込みましたが、その後は需要回復で戻しています。
ケンタこの安定した相場を支えているのは、スバル独自のハイブリッドシステム「e-BOXER」の人気、AWDの信頼性、そして現行モデルとしての年式の新しさです。
インプレッサ・ST・2.0Lガソリン・全年式平均

| 落札年月 | 24/7 | 24/8 | 24/9 | 24/10 | 24/11 | 24/12 | 25/1 | 25/2 | 25/3 | 25/4 | 25/5 | 25/6 | 25/7 | 25/8 | 25/9 | 25/10 | 25/11 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 支払総額 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 | 271万 |
| 買取相場 | 192万 | 190万 | 187万 | 184万 | 183万 | 185万 | 194万 | 188万 | 183万 | 170万 | 167万 | 164万 | 181万 | 168万 | 153万 | 161万 | 166万 |
| 残価率 | 71% | 70% | 69% | 68% | 68% | 68% | 72% | 69% | 68% | 63% | 62% | 61% | 67% | 62% | 56% | 59% | 61% |
ガソリン車は新車価格が抑えられているため、初期の値持ちは比較的良い動きを見せています。
繁忙期(1〜3月)に向けて需要が動き、短期的に相場が強まりました。
国内市場特有の下落時の一気落ちが出たのが9月。ただ、スバルAWDは冬場の需要が強く、10〜11月にかけて61%まで戻しています。
ケンタハイブリッド優位の流れ、燃費志向の高まり、同年式の供給量の増加。この3つがガソリン車の相場を押し下げています。
【売却編】インプレッサを損せず手放すためのベストな戦略

インプレッサは、同じ年式・同じ状態でも、「どの状況で売るか」によって査定額が大きく変わります。相場の上下だけ追っても最適解にはたどり着けません。
まずは、あなたのいまのステージに合わせて売り方が変わるという視点で、戦略を組み立て直しました。
ハイブリッド車の売却タイミング
ハイブリッド(ST-Hなど)は、値崩れしにくい構造そのものが強みです。だからこそ、「保証が残っているかどうか」が分岐点になります。
初回車検前(3年目)
保証が残り走行距離もまだ短め。中古車店が最も売りやすい年式。安心して在庫にできるため、高値がつきやすいタイミングです。
2回目車検前(5年目)
ここを越えると、査定側が「バッテリー劣化リスク」を必ず織り込みます。e-BOXERの5年または10万kmの特別保証が切れる前が最後のラインになります。
ケンタ落ちる前に売るのがもっとも合理的です!
ガソリン車の売却タイミング
ガソリン車は、値動きの幅がハイブリッドより大きく、5〜7年あたりでガクッと落ちやすいのが特徴です。だからこそ、判断は「早めに動く」か「車検前で区切る」かのどちらかになります。
初回車検前(3年目)
ここがガソリン車の一番おいしいところ。保証も残っていて年式も新しく、中古車店が「このまま売り場に並べたい」と思いやすい時期です。
2回目車検前(5年目)
5年を超えると、どうしても古さが評価に出始めるタイミング。インプレッサ自体の人気は安定していても、ガソリン車はここから下がり幅が広がります。
ケンタガソリン車は「長く引っ張る」のが一番もったいない。売るなら、早めか、車検前でスパッと決めるのが正解ですよ。
タイミングを見極める視点

売り時は「何年目か」だけでは決まりません。いつ市場が動くかを知っておくと、同じクルマでも査定額が大きく変わります。
- 1〜3月(新生活の準備で需要が増える)
- 8〜9月(夏休み・行楽シーズン前で買い替えが増える)
この2つのタイミングは、お店が在庫を集めたい時期と重なるため、査定が普段より強くなりやすいです。
ケンタ車検前と、この動く月が重なる瞬間が、いちばん高く売れるゾーン。ここを狙えるかどうかで結果が変わります。
そして、もうひとつ大事なのが「どこに売るか」という選択です。同じタイミングで売っても、一括査定を依頼する相手によって、10万〜30万円ほど差がつくことも珍しくありません。
一括査定ってどうなの?
「電話がたくさん来るのがイヤ」という方には、MOTAがおすすめです。査定額を出した上位の3社だけが連絡してくる仕組みなので、対応が楽です。
一方で、もしインプレッサが年式が進んでいる・距離が多いといった状態なら、海外へのルートも持つCTNに声をかけておくと安心です。
ケンタこの2つを押さえておくだけで、売り方の幅が大きく広がります。
【プロの予測】今後のインプレッサは高くなる?下がる?

インプレッサの相場は、今どんな流れにあるのか。そして、この先どんな動きをしそうなのか。そこで、いま市場で起きていることと、査定の現場で感じる空気を重ねながら、「これからの値動き」を整理していきます。
【現状分析】ハイブリッドの「安定」とガソリンの「振れ幅」
- ハイブリッド(ST-H)は数字が崩れにくい
-
e-BOXERの静かな走りとAWDの安心感が評価され、残価率は60%台後半〜70%台前半でずっと安定。月ごとの上下はあるものの、大きく沈む動きがほとんどありません。
- ガソリン(ST)は好調な月もあるが、波が大きい
-
70%近くつく月もある一方で、50%台まで落ち込む場面もあり、値動きの幅が大きいのが特徴です。新車価格が控えめな分、中古市場ではライバルの多いゾーンに入り、動きが読みにくくなります。
データを追っていても分かりますが、インプレッサは海外需要に左右される動きがほとんどありません。国内だけで需要が完結している市場と言えます。そのおかげで、国内で人気のハイブリッドは値が落ちにくく、安心して乗り続けられる相場になっています。
【未来予測】急落のリスクは低いがガソリン車は下落傾向か
- スバルAWDへの国内の信頼が強い
- 現行モデルの鮮度がまだ高い
- ニッチながら海外の右ハンドル圏で需要がある
ハイブリッドへの乗り換えが国内全体で進んでいること、そしてガソリン車の過去データに上下の大きさが出ていることから、「じわじわ下がる方向」で見るほうが現実的です。
ケンタ急落するわけではないものの、ハイブリッドに比べて価格が下がっていくと僕は考えています。
輸出市場の最新情報と高値売却のポイント

インプレッサは、ランクルのように輸出で一気に相場が上がるクルマではありません。ただ、スバルのAWDは海外でも根強い支持があって、実用性を重視する国ではしっかり買われています。
そのため、市場が緩んでも下支えが入りやすく、相場が大きく落ちづらい特徴があります。
【ハイブリッド車 (e-BOXER)】環境性能とAWDの両立
| 主な輸出先 | 原則的な年式規制 | 市場の特性と注意点 |
| ニュージーランド | 年式規制は緩やか | オーストラリアは最も動きが読める市場です。独自の「クリーンカー・スタンダード」でCO2排出量の少ないハイブリッド車がリベート優遇。そのため、e-BOXERはガソリン車より有利な条件で取引される傾向があります。 |
|---|---|---|
| アイルランド / イギリス | 年式規制は緩やか | 日本と同じ右ハンドル国で、ロンドンの「ULEZ(超低排出ゾーン)」など都市部の排ガス規制が非常に厳しい。 ここをクリアできるe-BOXERの環境性能とAWDの安定性は、強く評価されています。 |
| オーストラリア | 年式規制は緩やか | 右ハンドル市場で、ハイブリッドへの関心が年々上昇。都市部で、スバルのAWD × e-BOXERという組み合わせが「実用性の高い選択肢」として認知されています。 |
e-BOXERは、排ガス規制の厳しい国ほど需要が伸びるタイプで、ガソリン車とは真逆の動きを見せます。
【ガソリン車】信頼性が高く、悪路や寒冷地に強いAWD
| 主な輸出先 | 原則的な年式規制 | 市場の特性と注意点 |
| ロシア及びCIS諸国 | 3年~7年以内が中心 | 「壊れにくい日本のAWD」として評価され、積雪地域では一定の需要があります。ただ、中心はフォレスターやアウトバックで、インプレッサは脇役です。 |
|---|---|---|
| アフリカ諸国 (ケニア等) | 8年以内 | 主流はトヨタですが、トヨタ以外のAWDの選択肢として動く場面があります。輸出期限8年(ケニア)に近い7年落ちで需要が出やすいです。 |
| ニュージーランド | 年式規制は緩やか | 日本中古車の主要市場で、実用ハッチバックとして一定の動きがあります。 ただ、クリーンカー基準の影響でハイブリッド有利に傾きつつあります。 |
メンテが難しくないガソリン2.0LとAWDの組み合わせは、舗装が十分でない国や雪の多いエリアでは、扱い勝手の良さが強みになります。
【購入編】インプレッサのリセールバリューを左右するスペック選び

購入するときにどの仕様を選ぶかは、そのまま将来の価値に直結します。ここでは、実際のデータを使いながら、2年後の残価率が高い順にグレードを整理しました。
グレード別リセールバリューランキング【2年落ち残価率】
| 順位 | グレード | エンジン | 2年後残価率 |
| 1位 | ST-G | 2.0L ハイブリッド | 68% |
|---|---|---|---|
| 2位 | ST-H | 2.0L ハイブリッド | 67% |
| 3位 | ST | 2.0L ガソリン | 58% |
ぱっと見で分かるのは、ハイブリッドが上位を独占していること。ガソリンのSTも決して悪くはありませんが、2年落ちで58%という数字は、ハイブリッドと比べると一段下のポジションです。
ここから先は、「ハイブリッド2グレード」「ガソリン1グレード」を分けて、どれだけお金が戻ってくるのかを具体的に見ていきます。
ハイブリッド車のリセールバリュー

| グレード | 年式/ 経過年数/ 走行距離 | 支払総額 (A) | 買取相場 (B) | 残価率 (B/A) | 実質の 負担額 (A-B) | 毎年いくら 払うと 乗れる? |
| ST-H 2.0Lハイブリッド | 2024年/1年/1万km | 318万 | 233万 | 73% | 85万 | 85万/年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年/2年/2万km | 318万 | 214万 | 67% | 104万 | 52万/年 | |
| ST-G 2.0Lハイブリッド | 2024年/1年/1万km | 297万 | 219万 | 74% | 78万 | 78万/年 |
| 2023年/2年/2万km | 297万 | 202万 | 68% | 95万 | 47万/年 |
まずは、インプレッサのリセールを引っ張っているハイブリッドから。
ST-H|2.0L ハイブリッド
1年落ちで73%、2年落ちでも67%。「新車から2年乗っても、3分の2以上は残る」というのがST-Hの強みです。2年経過時点の年間コストは約52万円。装備が充実した最上位グレードでこの数字なら、リセールの面でもかなり優秀な部類に入ります。
ST-G|2.0L ハイブリッド
ST-Gは、支払総額がST-Hより約21万円安く、そのうえ残価率もわずかに上という結果になっています。2年経過時点の年間コストは約47万円。ST-Hの約52万円と比べると、毎年5万円ほど負担が軽い計算です。
ケンタ「負担を抑えつつ、e-BOXERで走りたい」ならST-Gがベスト。装備重視で「全部盛りに近い仕様で長く楽しみたい」という人はST-H、という判断になります。
ガソリン車のリセールバリュー

| グレード | 年式/ 経過年数/ 走行距離 | 支払総額 (A) | 買取相場 (B) | 残価率 (B/A) | 実質の 負担額 (A-B) | 毎年いくら 払うと 乗れる? |
| ST 2.0Lガソリン | 2024年/1年/1万km | 271万 | 187万 | 69% | 84万 | 84万/年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年/2年/2万km | 271万 | 157万 | 58% | 114万 | 57万/年 |
インプレッサのガソリン車は、最初の1年は強く、2年目から落ち幅が大きくなるという動きがはっきりしています。
1年落ちはハイブリッドに並ぶ強さ
69%という数字は、ハイブリッド勢と比べても遜色ありません。
- ST-G(ハイブリッド):74%
- ST-H(ハイブリッド):73%
- ST(ガソリン):69%
2年目で差が一気に広がる
問題はここ。
- ST-G(ハイブリッド):68%
- ST-H(ハイブリッド):67%
- ST(ガソリン):58%
2年になると、ハイブリッドと比べて10ポイント前後の差が生まれ、2年間乗ったときの総コストが重くなる原因になります。
ケンタなぜガソリンは値が落ちやすい?理由はシンプルで、国内の中古車市場は、走りの良さよりも「燃費と維持費の軽さ」といった日常の使いやすさを重視するからです。
また、同じインプレッサでもお店ごとに評価が大きく変わりやすく、どこに出すかで結果が分かれます。
インプレッサは店ごとで評価が割れます。負担なく比較するならMOTA、5〜7年落ちや多走行は輸出も強いのでCTNのチェックが有効です。
ボディカラーのリセールバリュー

| ボディカラー順位 | オプション代 | 落札台数 平均距離 平均相場 | 基準色 グレーとの 価格差 | 実質的な価値 (価格差 – オプション代) |
![]() 1位 クリスタルホワイト・パール | 3.3万円 | 3台 1.0万km 253万円 | +18.0万円 | +14.7万円 |
![]() 2位 マグネタイトグレー・メタリック | 0円 | 3台 0.9万km 235万円 | ±0円 | ±0円 |
![]() 3位 サファイアブルー・パール | 0円 | 5台 0.8万km 231万円 | -4.0万円 | -4.0万円 |
![]() 4位 アイスシルバー・メタリック | 0円 | 2台 0.6万km 229万円 | -6.0万円 | -6.0万円 |
実質的な価値:基準色(マグネタイトグレー・メタリック)を「±0円」として、各ボディカラーが「オプション代を含めて」どれだけリセールで得か損かを分かりやすく金額で示しています。
次に安定していたのがマグネタイトグレー・メタリック。追加費用なしで選べて値崩れも小さく、最も無難で安全なカラーです。
1位 クリスタルホワイト・パール

インプレッサで最もリセールが強い色。中古市場での指名買いが多く、コスト面でも見た目でも選んで損しない鉄板カラーです。
2位 マグネタイトグレー・メタリック

追加費用ゼロで選べるうえ、相場のブレも小さい安全パイ。ビジネス層、家庭用、年齢問わず好まれやすく、リセールも基準値として扱われる安定カラーです。
3位 サファイアブルー・パール

人気はあるが相場は控えめ。
4位 アイスシルバー・メタリック

定番色だが相場は弱め。
内装はどう?質感・操作性

インプレッサの内装は、落ち着いたブラック基調に大きなセンターモニターを配した実用的なデザイン。スイッチ類が手に届きやすく、毎日の運転でストレスを感じにくい作りになっています。
メーカー&ディーラーのリセールは?相場で強い装備まとめ

▼メーカーオプション
| メーカーオプション | オプション代 | 残価率(リターン) |
| セットオプション (本革/ナビ/サンルーフ) | 286,000円 | 30~50% |
|---|
最上位グレードのST-Hでのみ選択可能なセットオプションです。
インプレッサは、選ぶオプションによって売却時の戻りが変わります。まずメーカーオプションでは、本革シート・ナビ・サンルーフがセットになった286,000円のパッケージがもっとも評価されやすく、リターンはおよそ30〜50%。
装備が充実した車両は中古市場でも探されるため、価格にしっかり反映されます。
▼ディーラーオプション
| ディーラーオプション | オプション代 | 残価率(リターン) |
![]() STIエアロパッケージ | 171,490円 | 50~60% |
|---|---|---|
| 各種カスタム等 | – | リターンなし |
ディーラーオプションは性質が少し違います。中でもSTIエアロ(171,490円)は相場の底上げに効く代表格で、戻りは50〜60%程度。スバル車を選ぶ人の好きなポイントと重なるため、装着車は買取店でも反応が早い印象です。
ただし、ここで注意。
社外ホイールやマフラーなどオーナー色の強いカスタムは、査定では加点されません。むしろ「純正に戻す手間」を見られて評価が落ちることもあるため、リセールを意識するなら避けたほうが無難です。
【購入相談】あなたに合ったインプレッサはどれ?

インプレッサは選択肢が多く、どれが正解なのか迷いやすいクルマです。
そこで、目的が違っても選びやすいように、「リセール重視」と「満足感重視」の2方向から最適な組み合わせをまとめました。
リセール重視の選び方

| グレード | ST-G (2.0L ハイブリッド) |
|---|---|
| ボディカラー | ・マグネタイトグレー ・メタリック (0円) |
| オプション | ・オプションなし |
費用をできるだけ抑えつつ、数年後のリターンも大きくしたい方には ST-G(2.0Lハイブリッド) が最適です。
新車価格はST-Hより控えめで、リセールはほぼ横並び。2年落ちの年間負担額はもっとも小さく、支払いと戻りのバランスが非常に整っています。
リセール最優先なら、オプションはつけずにシンプルな構成でまとめるのが一番効率的です。
ケンタこの構成なら、リセール面でしっかり満足できます。売り方で迷いたくないなら、これがおすすめです。
満足度&コスパ重視の選び方

| グレード | ST-H (2.0L ハイブリッド) |
|---|---|
| ボディカラー | ・クリスタルホワイト・パール ・マグネタイトグレー・メタリック ※長期保有なら好きな色を選ぶのも素敵な選択です |
| オプション | ・STIエアロパッケージ ・セットオプション (本革/ナビ/サンルーフ) |
装備の充実も大切にしながら、売るときの価値も意識したい方にはST-H(2.0Lハイブリッド)が向いています。
本革・ナビ・サンルーフといった装備を選べる唯一のグレードで、e-BOXERの滑らかさも相まって、日々の満足度に違いが出る仕様です。
オプションは、評価されやすいSTIエアロに、本革・ナビ・サンルーフのセットオプションを組み合わせると、満足感と売却時の価値がどちらも底上げされます。
ケンタこの構成は欲張りセットかもしれません。装備をしっかり楽しみたい人には、最高の選択ですね。
インプレッサで失敗しないための値引き交渉ガイド

新車を買うとき、「値引き交渉」によって購入価格がかなり変わってきます。
この差が生まれる理由はシンプルで、競合車(マツダ3/カローラスポーツ)との比較と、スバルディーラー同士の見積もり競争。
- 同条件で見積もりを取る
- グレード・色・ナビなどを合わせる
- 総額だけインプレッサ側に伝える
- 「マツダ3でこの金額でした。近づけてもらえると助かります」など。
営業が比較されていると判断し、値引きの理由になります。
- 複数店舗で見積もり
- 相手店の総額をそのまま伝える
- 「別のスバルで〇〇万円でした。こちらでも出せますか?」など。
同じ会社なので対抗しやすく、数字が伸びやすいです。
ケンタあとはタイミング。決算とボーナス時期は店が売りたい月。ふだんではなかなかない値引きになることも。
【維持編】インプレッサの維持費【ローン・保険・コーティング】

インプレッサの購入を決めた後、意外と見落としがちなのが「維持費」です。
購入時の車両価格だけでなく、数年間にわたって支払い続ける「見えないコスト」をいかに抑えるかが、賢いカーライフの鍵を握っています。
ここでは特に差が出やすい「ローン金利」「自動車保険」「ボディコーティング」の3点に絞って、総支出を抑えるポイントを具体的に見ていきましょう。
ローン金利の差で総支払いがどれだけ変わるか

インプレッサの最上位グレード「ST-H」(支払総額318万円)を5年ローンで組んだ場合、金利の違いだけでここまで支払いが変わります。
| 金利 | 返済総額 | 2%との差額 |
| 銀行ローン:2.0% | 約3,343,800円 | ±0円 |
|---|---|---|
| ディーラー・自社ローン:4.0% | 約3,509,700円 | +165,900円 |
| ディーラー・自社ローン:6.0% | 約3,680,100円 | +336,300円 |
たった金利2〜4%の違いで、16万〜33万円 も支払いが増えてしまいます。
33万円あれば、あのスタイリッシュなSTIエアロパッケージ(171,490円)を付けてもまだ約16万円残ります。国内旅行やちょっと贅沢な食事にも行ける金額です。
ディーラーローンは審査が通りやすい反面、金利が高め。銀行系ローンなら2〜2.5%台が主流で、総額を大きく抑えられます。ただし、「銀行ローンって手続きが面倒」と感じて、結局ディーラーに流れてしまう人が多いのも事実。
ケンタでも、ローンはどこで借りるかだけで本当に数十万円変わります。車選び以上に差が出る部分なので、クラウドローンは必ず一度チェックしておくべきです。

自動車保険料を下げるシンプルな方法

| 保険の契約先 | 年間保険料(目安) |
| ディーラー・代理店で契約する「代理店型」 | 約9万円 |
|---|---|
| ネットで直接契約する「ダイレクト型」 | 約6万円 |
| 差額 | 年間約3万円 |
補償内容:対人対物無制限、車両保険あり、弁護士費用特約あり
※上記はあくまで一例です。車種の料率クラスや補償内容によって保険料は変動します。
(「アイサイト」の先進安全技術によって保険料が割引(ASV割引)になるケースも)
同じ補償内容でも、窓口が違うだけで毎年3万円の差が出るのは見逃せない部分です。
保険料は会社ごとにバラバラなので、1社だけで決めてしまうのが一番損をしやすいところ。
ケンタインズウェブのような一括見積サービスでまとめて比較するのが効率的。ネット型の安いプランも自動で拾えるので、節約効果が大きくなります。

ディーラーのボディーコーティングは本当に必要?

ディーラーの高額コーティングは、費用のわりにリセールへ大きく響きません。
査定の現場では「高いコーティング=高く売れる」にはならず、むしろ普段どれだけキレイにしていたかが評価のポイントになります。
ケンタだからこそ、現実的にはクリスタルキーパーやシラザンコーティングのような手頃なコーティングで十分。見た目も維持費もバランスよく保てます。
10万円のディーラープランも、数万円台のクリスタルキーパーも差がないとしたら?それなら、コストを抑えて状態を保てるキーパーやシラザンを選んだほうが賢い選択です。
インプレッサを一番高く手放すための現実的な2つの選択肢

インプレッサをできるだけ高く売るには、「まず正確な相場を知ること」と「比較して競わせること」。この2つだけで結果が大きく変わります。ここでは、状況に合わせて選べる2つの動き方をまとめます。
まずはLINEでいまの価値を知るところから

売るかどうか迷っている段階でも、いまの相場を把握しておくと、動くべきタイミングを判断しやすくなります。僕は、業者オークションの直近データをもとにしたLINE無料相場調査を行っています。
「今あなたのインプレッサが実際にいくらで取引されているか」を、そのまま数字でお伝えします。査定の申込みではなく、相場を確認するだけという使い方で大丈夫です。
現在は利用が集中しているため、3か月以内に売却を検討している方のみの受付とさせていただいています。どうかご了承ください。
\ 5,000人以上が利用している人気サービス /
確実に高く売るなら一括査定で比較

本気で高く売りたいなら、複数の査定を比べるのが一番確実です。それぞれ得意分野が違うので、役割ごとに併用するのがおすすめです。
MOTAは、最大20社の査定結果から上位3社だけが連絡してくる仕組みで、電話のストレスなく比較できるのが人気の理由です。国内の大手買取店が一気に揃うので、「まずは相場の天井を知りたい」方に向いています。
CTNは、最大15社から査定額を出してもらい、その中の上位3社に絞られて連絡が来ます。特徴は、輸出ルートに強い買取店 が多く参加していることです。
\ 【5,000人のデータから分析】僕のおすすめする一括査定サイト /
僕が実際に使ったサービスと5,000人分の売却結果をもとにまとめた「車一括査定おすすめ10選」も参考にしてみてください。

よくある質問(FAQ)

- ガソリンとハイブリッドはどちらを選ぶべき?
-
日常の使いやすさとリセールを考えると、ハイブリッドに軍配が上がります。静かさ・滑らかさ・燃費の良さがあり、国内需要が強いので値落ちもゆるやか。ガソリンは初期費用が抑えられますが、5年目以降の落ち方が大きくなります。
- リセール重視と満足重視、どう違う?
-
リセール重視ならST-G(ハイブリッド)+グレー+オプションなしが最も効率的。満足度重視なら、装備が充実したST-H(ハイブリッド)+必要なオプションが向いています。どちらも間違いではなく、価値観の違いです。
- 維持費はクラウドローンとインズウェブでどれくらい浮く?
-
ローンは金利の違いだけで16万〜33万円の差がつきます。保険は代理店型→ネット型に変えるだけで年間3万円下がるケースが多いです。気になる方は、クラウドローンとインズウェブで比較をしてみてください。
- 修復歴はどれくらいマイナス?
-
一般的には10〜40万円ほどのマイナスになることが多いです。骨格(フレーム)に手が入っているとマイナス幅がより大きくなる傾向があります。一方で、骨格に触れていないケースなら、評価の落ち方は比較的ゆるやかです。
- ペット臭・タバコ臭は査定に影響しますか?
-
どちらも確実にマイナスです。消臭クリーニングをしても評価基準は変わらないため、日頃からにおいを付けないほうが確実に高く売れます。特にタバコ臭は強く、乗り換え時に大きな差になります。
- 一括査定は本当におすすめ?
-
高く売りたいならおすすめです。1社では相場が分からず、競争が生まれません。MOTA(上位3社だけ連絡)や、CTN(輸出ルートに強い)を使うと、ストレスを抑えながら高く売れる条件を拾いやすくなります。
まとめ

毎日の通勤や買い物で「ちょうど良い」と感じられるのがインプレッサの価値です。そして、「もう十分楽しんだ」と感じた瞬間が、気持ちよく手放せるタイミングです。
そのうえでリセールを意識するなら、ST-GかST-Hを軸に選び、維持費は固定費(ローン・保険)を軽くしておくことが重要。
売るときはMOTAとCTNを併用し、国内相場と輸出相場のどちらが強いかを比べれば最高額が狙えます。もし判断が難しければ、僕のLINEで最新の相場をお伝えしますので、遠慮なく使ってください。
※現在は人気のため、3か月以内に売却を検討している方限定での受付となります。
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