MENU

【ステップワゴン】ロシア特需でガソリン高騰!相場の裏側をプロが解説!

ステップワゴン

家族で出かけるときに頼りになる広さと使いやすさ。その両方を備えているからこそ、ホンダ・ステップワゴンはミニバンの定番として長く愛されてきました。

ケンタの車分析

でも、実際にオーナーとして気になるのは「このクルマ、買っても売るときにいくら残るのか?」という点ではないでしょうか。

  • どのグレードなら高く売れるのか
  • ガソリンとe:HEV、結局どちらが得なのか
  • ボディカラーやオプションで相場はどう変わるのか

この記事では、最新のオークションデータと現場の肌感を照らし合わせながら、ステップワゴンのリセールを徹底的に掘り下げます。

数字だけでなく「なぜそうなるのか」まで分かるので、これからの選び方や手放し方にきっと役立つはずです。

ケンタ

あなたが選んだ一台が、家族との時間を支え、手放すときにも笑顔で振り返られるよう願っています。

ステップワゴンを選ぶ判断材料を増やしたい方は、もう一歩踏み込んだ分析記事を参考にしてみてください。

目次

【毎月更新】ステップワゴンの最新リセール相場(2025年8月時点)

【毎月更新】ステップワゴンの最新リセール相場(2025年8月時点)
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

ステップワゴンの価値は、グレードやエンジンタイプで大きく動きます。ここでは、直近1年のオークションデータをもとに、ガソリンとe:HEVそれぞれの残価推移を整理しました。

いまの市場で本当に強い仕様が一目で分かります。

ステップワゴン・全年式平均・スパーダプレミアムライン・1.5L ガソリン

ステップワゴン・全年式平均・スパーダプレミアムライン・1.5L ガソリン
スクロールできます
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額400400400400400400400400400400400400400400400
買取相場352348345347349347348351353350352375371368370
残価率88%87%86%87%87%87%87%88%88%87%88%94%93%92%92%

直近の相場は右肩上がりで、残価率は90%超えが続いています。

背景には、ロシア向け規制を回避できる「1.5Lターボ」の輸出需要があり、国内人気に加えて海外需要が強く支えている形です。今もっともリセールが熱い仕様といえます。

ステップワゴン・全年式平均・スパーダプレミアムライン・2.0L e:HEV

ステップワゴン・全年式平均・スパーダプレミアムライン・2.0L e:HEV
スクロールできます
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額433433433433433433433433433433433433433433433
買取相場402399396394390387380375371361352356357359361
残価率93%92%91%91%90%89%88%87%86%83%81%82%82%83%83%

e:HEVは、残価率が90%台から80%前半へと緩やかに下落しています。

国内では静粛性や燃費性能で一定の支持がありますが、輸出ルートが閉ざされているため、値動きはガソリンほど強くありません。じっくり乗る人向きのモデルです。

【プロの予測】今後のステップワゴンのリセール相場はどう動く?

【プロの予測】今後のステップワゴンのリセール相場はどう動く?

いまのステップワゴンは、「ガソリンは高騰」「e:HEVはじわ下げ」という二極化が鮮明になっています。

同じモデル名でも、残価率の推移はまるで別物。その背景には、国内需要ではなく「輸出の可否」という決定的な違いがあります。

今の相場がどのように動いているのか、直近データを具体的に確認してみましょう。

【現状】ガソリンは高騰、e:HEVは下落という二極化が進行中

直近のオークションデータを見れば、ステップワゴンの相場はすでに二極化しています。

  • スパーダ プレミアムライン 1.5Lガソリン
    • 2025年6月以降は残価率が90%超えで推移。海外バイヤーの需要が強烈に効いています。
  • スパーダ プレミアムライン 2.0L e:HEV
    • 発売当初の93%から、現在は80%台前半までじわじわ低下。国内需要に依存するため、流通増とともに価格は自然と落ち着いてきました。

この差を生んでいるのは「人気の有無」ではなく、輸出できるかどうか。ガソリンはロシア特需で上振れ、e:HEVは輸出ルートを失った結果として値動きが対照的になっています。

ケンタ

人気の差じゃなく「輸出のあるなし」が相場を分けてると思っておいてくださいね。

【未来】相場を左右する「ロシア特需」と「輸出の壁」

【未来】相場を左右する「ロシア特需」と「輸出の壁」

ステップワゴンの未来相場を考えるうえで、外せないのは輸出先の動きです。

とりわけロシアの規制が大きく影響しており、国内人気だけでは説明できない相場の差を生んでいます。これはアルファードやランドクルーザーとはまったく違う、ステップワゴン独自の背景です。

CHECK
ガソリンを押し上げる「ロシア特需」
  • 2023年8月以降、ロシアでは排気量1.9L超のガソリン車・ディーゼル車、すべてのHV・EVが輸出禁止。
  • 1.5Lガソリンのステップワゴンだけが規制をクリア。
  • アルファード/ヴェルファイア、ハリアー、e:HEVなど主力ミニバンが排除され、行き場を失った海外需要が一気に流入。

直近90%超えの高残価は、この規制の抜け道需要が価格を押し上げている証拠です。まさに「ロシア特需」です。

CHECK
e:HEVが超えられない「輸出の壁」

e:HEVはハイブリッド車ゆえにロシアへの輸出ルートが完全に閉ざされています。

  • 登場当初93%→現在80%台前半へ低下
  • 流通増とともに値は自然に落ち着く傾向

静粛性や燃費の強みはあるものの、国内需要のみで支えられるため、リセール面ではガソリンに水をあけられているのが現状です。

CHECK
ガソリンにも迫る「5年ルール」
  • マレーシアなど主要輸出国には製造から5年以内しか輸入できない年式規制が存在。
  • 現行は2022年デビュー。初期登録分は2027年から規制の壁に当たります。

ステップワゴンを輸出向けで高く売るなら、2回目車検前の4〜5年目がリミットだと覚えておきましょう。

ケンタ

ガソリンは短期で勝負、e:HEVは長く楽しむというのが僕の考えです。

プロとしての助言!ステップワゴンのリセールを最大化する売却戦略

プロとしての助言!ステップワゴンのリセールを最大化する売却戦略
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

説明した通り、ステップワゴンは同じ車名でも、ガソリンとe:HEVで性格がまったく違います。そのうえで、売るタイミングを間違えなければ価値を守れます。

売り時の二つの狙い目
  • 初回車検前(2〜3年目)
    • 高年式・低走行で国内外の評価がピークに。ガソリン車は「ロシア特需」の追い風を受けられる今が勝負。
      • ロシア特需はボーナスタイムでいつ終わるか分からないのが怖いところです。
  • 2回目車検前(4〜5年目)
    • マレーシアなどで効く「5年ルール」が始まる直前。輸出需要を活かせる最後の大舞台です。

数字以外に残るものがある?

ステップワゴンの価値は残価率だけでは測れません。広い室内で過ごした家族の思い出、e:HEVの静かな走りがくれた快適さ。こうした体験もまた大切な資産です。

ケンタ

売るなら3年か5年、車検前の強い月が鉄則。ただ数字も大事だけど、家族との時間を楽しんだうえで次の一歩に進めば、それが一番いい売り時になります。

リセールを左右する海外規制!国別ルールと年式制限を整理

DATA
海外市場について

年式や安全基準は国によってバラバラ。輸出を考えるなら、対象国のルールをまず押さえるようにしましょう。

【1.5L ガソリン車】ロシア規制をクリアできる強みと、実用性の高さで海外から選ばれる存在。
主な輸出先原則的な年式規制市場の特性と注意点
ロシア及びCIS諸国3年~5年以内が中心リセール相場を支える最重要市場。2023年8月以降の規制強化(排気量1.9L超・全HV輸出禁止)により多くの日本車が不可となる中、1.5Lターボは規制対象外。アルファード等の代替需要を吸収し、「規制の抜け道」として注文が殺到。ガソリン相場高騰の最大要因となっている。
マレーシア1年~5年Mクラスミニバンの主要市場。ヴォクシー/ノアと競合しつつ、クリーンなデザインと広い室内で独自の立ち位置を確立。3〜4年落ちは価格と状態のバランスが良く、需要が最も厚い。
アフリカ諸国
(ケニア, タンザニア等)
8年以内「人や物を運ぶ信頼できる道具」として評価が高く、送迎車や乗り合いタクシーの需要も厚い。整備しやすいガソリンが好まれ、輸出期限が迫る7年落ちでは駆け込み需要が起きやすい。
中東(UAE等)5年以内が一般的一般家庭や企業で実用的なファミリーカー/社用車として選ばれる。アルファードやレクサスほどのステータス性はないものの、信頼性の高い日本製ミニバンとして安定した評価。さらに周辺の右ハンドル国への再輸出ハブとしても活用される市場。
【2.0L e:HEV】環境意識の高い先進国や新興国で、次世代ミニバンとして支持を集めています。
主な輸出先原則的な年式規制市場の特性と注意点
ニュージーランド年式規制は緩やかハイブリッド天国と呼ばれる最重要市場。厳しい「クリーンカー・スタンダード」で燃費の良いHVは税制優遇を受け、需要は非常に高い。ガソリン価格の高さも追い風となり、人気をさらに押し上げている。
アイルランド
イギリス
年式規制は緩やか日本と同じ右ハンドル圏。ロンドンの「ULEZ」など厳しい排ガス規制もクリアでき、追加料金なしで走れるファミリーカーとして評価が高い。アイルランドは日本製ミニバンの主要輸入国として需要がある。
マレーシア1年~5年ガソリン車と並びハイブリッドも人気。渋滞が深刻な都市部では燃費と静粛性が重宝され、「賢い選択」として支持される。先進的な車に乗るステータス性も需要を押し上げている。
パキスタン
スリランカ
5年以内(パキスタン)
3年以内(スリランカ)
ガソリン高騰で都市部の裕福層にハイブリッドミニバンが人気。パキスタンは2025年9月の新ルール「5年以内」で需要拡大。スリランカも輸入再開で伸びが期待されるが、情勢は不安定。
ロシア/CIS諸国
アフリカ諸国
輸出不適格市場。ロシアは規制で不可、アフリカは整備環境や耐久性の懸念からe:HEV需要はほぼない。

【購入編】リセールバリューを左右するスペック選び

【購入編】リセールバリューを左右するスペック選び

3年後にどれだけ価値を残せるかは、ステップワゴン選びの大事な基準です。最新データからは「ガソリン優位」と「グレード差の明確化」という2つの傾向が見えてきます。

ステップワゴン グレード別リセールランキング【3年落ち残価率】

順位グレードエンジン3年後残価率
1位スパーダ プレミアムライン1.5L ガソリン98%
2位スパーダ1.5L ガソリン93%
3位エアー1.5L ガソリン86%
4位スパーダ プレミアムライン2.0L e:HEV83%
5位スパーダ2.0L e:HEV81%
6位エアー2.0L e:HEV80%

ガソリン3グレードはすべて85%以上を維持。「スパーダ プレミアムライン」は98%と、ほぼ新車同等の価値を残しています。

ハイブリッドは80%前後で推移。大きく崩れはしないものの、輸出需要がないぶんガソリンに比べて伸び悩みが目立ちます。

新型ステップワゴン ガソリン車のリセールバリュー

新型ステップワゴン ガソリン車のリセールバリュー
スクロールできます
グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
【3位】
エアー
1.5L ガソリン
2025年/0年/0km356万円299万円84%57万円
2024年/1年/1万km356万円296万円83%60万円60万円/年
2023年/2年/2万km344万円294万円85%51万円25万円/年
2022年/3年/3万km338万円293万円86%46万円15万円/年
【2位】
スパーダ
1.5L ガソリン
2025年/0年/0km385万円345万円90%40万円
2024年/1年/1万km385万円324万円84%61万円61万円/年
2023年/2年/2万km368万円312万円85%57万円28万円/年
2022年/3年/3万km362万円335万円93%27万円9万円/年
【1位】
スパーダ プレミアムライン
1.5L ガソリン
2025年/0年/0km405万円361万円89%44万円
2024年/1年/1万km405万円356万円88%49万円49万円/年
2023年/2年/2万km389万円340万円87%49万円24万円/年
2022年/3年/3万km382万円375万円98%7万円2万円/年

同じ300万円台のクルマでも、実際に数年乗った後の負担額は大きく違います。

スパーダ プレミアムラインは3年後でも残価率98%。実質の負担はわずか2万円/年と「ほぼタダ乗り」に近い水準です。エアーやスパーダでも、毎年9〜15万円程度で乗れる計算になり、ガソリン車全体がコスパ抜群と言えます。

これは国内需要だけでは説明できません。背景にあるのは、ロシアを中心とした輸出需要が相場を異常に押し上げている現象です。

旧型ステップワゴン ガソリン車のリセールバリュー

旧型ステップワゴン ガソリン車のリセールバリュー
https://www.honda.co.jp/auto-archive/stepwgn/normal/2022/
スクロールできます
グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
スパーダ クールスピリット
ホンダセンシング 後期
1.5L ガソリン
2022年/3年/3万km334万円339万円102%-5万円-2万円/年
2021年/4年/4万km334万円325万円97%9万円2万円/年
2020年/5年/5万km334万円280万円84%54万円11万円/年
2019年/6年/6万km334万円241万円72%93万円15万円/年
2018年/7年/7万km334万円236万円71%98万円14万円/年
スパーダ クールスピリット
ホンダセンシング 前期
1.5L ガソリン
2017年/8年/8万km315万円192万円61%123万円15万円/年
2016年/9年/9万km315万円176万円56%140万円17万円/年
2015年/10年/10万km315万円 171万円54%144万円18万円/年

旧型(5代目・RP型)ステップワゴンの後期モデルは、なんと3年落ちで残価率102%。

購入時よりも高く売れるという逆転現象が起きています。背景にあるのは新車の納期遅延や価格高騰。状態の良い最終モデルに需要が集中した結果です。

同じRP型でも、後期は残価率102%〜71%と高値を維持する一方、前期は61%〜54%と差が大きいのが特徴です。

新型ステップワゴン e:HEVのリセールバリュー

新型ステップワゴン e:HEVのリセールバリュー
スクロールできます
グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
【6位】 
エアー
2.0L e:HEV
2025年/0年/0km395万円333万円84%62万円
2024年/1年/1万km395万円328万円83%67万円67万円/年
2023年/2年/2万km383万円309万円81%74万円37万円/年
2022年/3年/3万km377万円302万円80%75万円25万円/年
【5位】 
スパーダ
2.0L e:HEV
2025年/0年/0km421万円371万円88%50万円
2024年/1年/1万km421万円352万円84%69万円69万円/年
2023年/2年/2万km404万円340万円84%64万円32万円/年
2022年/3年/3万km399万円321万円81%77万円26万円/年
【4位】
スパーダ プレミアムライン
2.0L e:HEV
2025年/0年/0km441万円409万円93%33万円
2024年/1年/1万km441万円383万円87%59万円59万円/年
2023年/2年/2万km425万円368万円87%57万円29万円/年
2022年/3年/3万km418万円346万円83%72万円24万円/年

e:HEVは輸出需要こそ弱いものの、国内では燃費性能と静粛性が高く評価され、残価率は80%台を維持。「スパーダ プレミアムライン」は新車時93%→3年後83%と、安定した推移を見せています。

ガソリン車ほどリセールが高くない一方で、燃料費の節約効果を加味すると評価が変わります。

年間実質負担額24〜26万円前後に、ガソリン代の節約分を差し引けば、実質コストはさらに下がる計算です。

旧型ステップワゴン e:HEV(ハイブリッド車)のリセールバリュー

旧型ステップワゴン e:HEV(ハイブリッド車)のリセールバリュー
https://www.honda.co.jp/auto-archive/stepwgn/normal/2022/
スクロールできます
グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
スパーダ G EX
ホンダセンシング
e:HEV 後期
2022年/3年/3万km386万円285万円74%101万円34万円/年
2021年/4年/4万km386万円274万円71%112万円28万円/年
2020年/5年/5万km386万円259万円67%126万円25万円/年
スパーダ G EX
ホンダセンシング
ハイブリッド 前期
2019年/6年/6万km384万円227万円59%157万円26万円/年
2018年/7年/7万km384万円216万円56%169万円24万円/年
2017年/8年/8万km384万円198万円51%187万円23万円/年

旧型のe:HEVは、3年落ちで74%、5年落ちで67%と、リセールは平均的な国産ミニバン水準に収まっています。ガソリン車のように輸出で跳ね上がることはないものの、国内需要で安定して支えられているのが特徴です。

驚くべきことに、7年落ちで56%を維持。国内で静かで燃費のいいミニバンとして一定の需要が続いている証拠です。

ボディカラー別リセール

スクロールできます
ボディカラー順位オプション代落札台数
平均距離
平均相場
基準色
ブラックとの
価格差
実質的な価値
(価格差 –
オプション代)
1位 プラチナホワイトパール(NH883P)
1位 プラチナホワイト・パール(NH883P)
3.9万円41台
3.3万km
367万円
+7万円+3.1万円
2位 クリスタルブラックパール(NH731P)
2位 クリスタルブラック・パール(NH731P)
0円18台
3.2万km
360万円
±0円±0円
3位 トワイライトミストブラックパール(PB93P)
3位 トワイライトミストブラック・パール(PB93P)
3.9万円7台
2.7万km
353万円
-7万円-10.9万円
- メテロイドグレー・メタリック(NH904M)
– メテオロイドグレー・メタリック(NH904M)
3.9万円0台
- プレミアムクリスタルガーネットメタリック(R578M)
– プレミアムクリスタルガーネット・メタリック(R578M)
6.1万円0台
2022年式 e:HEV スパーダプレミアムライン:過去3ヶ月の落札データにて算出

実質的な価値:基準色(クリスタルブラック・パール)を「±0円」として、各ボディカラーが「オプション代を含めて」どれだけリセールでかを分かりやすく金額で示しています。

直近のオークションデータを見ると、ボディカラーによるリセールの差がはっきり出ています。

グレーやレッドなど一部カラーはデータがまだ少ないものの、基本的には「ホワイトが鉄板」「ブラックは安定」「個性色はマイナス」という構図が見えてきます。

1位 プラチナホワイト・パール

1位 プラチナホワイト・パール
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

高級感がありつつも飽きのこない王道カラー。ファミリー層から法人需要まで幅広く支持され、輸出市場でも白は評価が高い。結果としてリセールは鉄板です。

2位 クリスタルブラック・パール

2位 クリスタルブラックパール
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

高級感を演出できるため、アルファードやヴェルファイアのブラックを好む層からも選ばれる傾向です。汚れや小傷は目立ちやすいが、それでも手放すときに困らないのが強みですね。

3位 トワイライトミストブラックパール

3位 トワイライトミストブラックパール
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

「好きな人は好き」というタイプの色です。長く乗るつもりなら満足度は高いけど、売却時には価格が伸びにくく、ホワイトやブラックと比べると不利といえます。

– メテオロイドグレー・メタリック

- メテロイドグレー・メタリック

落ち着きのあるシックな色合いですが、不人気カラーです。

– プレミアムクリスタルガーネットメタリック

- プレミアムクリスタルガーネットメタリック

映えるデザインが魅力ですが、リセールが弱いです。

内装は1色(スパーダ プレミアムライン)

内装は1色(スパーダ プレミアムライン)
ブラック
  • エアー
  • エアー EX

ブラックとグレーの2色展開。実用性を重視したファミリー層向けのベーシックな仕様です。

  • スパーダ
  • スパーダ プレミアムライン
  • スパーダ プレミアムライン ブラックエディション

内装はブラックのみの設定。シックで統一感のあるデザインで、上質さと精悍さを演出します。

ケンタ

リセールの観点では、ブラック・グレーで差はほぼありません。内装カラーよりも、グレードや外装カラーのほうが影響が大きいです。

売却時にプラス評価されるオプションは?メーカー&ディーラーの正解選び

売却時にプラス評価されるオプションは?メーカー&ディーラーの正解選び
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/
メーカーオプション
リセールが上がるオプションなし
ディーラーオプション

11.4インチ Honda CONNECTナビ
310,200円(50%程度のリターン)

9インチ Honda CONNECTナビ
207,900円(50%程度のリターン)

ステップワゴンでは、メーカーオプションは基本的に設定なし。ディーラーオプションとして選べるナビがリセールに影響します。

それでも、50%程度のリターンなので、必須レベルのオプションではありません。ただ、11.4インチは使いやすさ・見栄えもあるので、所有する満足度は高いです。

購入相談|失敗しないステップワゴンの選び方をプロが指南

購入相談|失敗しないオデッセイの選び方をプロが指南

「リセールで得する一台」か、「満足度が長く続く一台」か。ステップワゴンの選び方は、この2つの軸で整理すると明快です。次に、それぞれの型に合ったおすすめ仕様を紹介していきます。

とにかく高く売りたい方向け!「リセール特化型」の選び方

とにかく高く売りたい方向け!「リセール特化型」の選び方
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/
グレードスパーダ プレミアムライン(1.5L ガソリン)
ボディカラー・プラチナホワイト・パール
・クリスタルブラック・パール
オプション【メーカーオプション】
・11.4インチ Honda CONNECTナビ

高く売るための最短ルートは、輸出マーケットに支持される豪華仕様を狙うこと。現状、その条件を満たすのが1.5Lガソリンのスパーダ プレミアムラインです。

ロシアを中心とした輸出需要が強烈に効いており、国内中古相場を押し上げているのが現実。残価率は3年落ちでも98%超えを記録しており、資産性の高さは他のグレードを圧倒しています。

外装カラーは世界的に定番の「プラチナホワイト・パール」か「クリスタルブラック・パール」。どちらも中古車市場で「鉄板色」として評価が安定しているため、迷わず選んで間違いなし。

オプションは「11.4インチ Honda CONNECTナビ」を押さえておけば十分です。

ケンタ

海外では装備の有無で需要が大きく変わるため、フルオプションは失敗しない選び方です。

走りも快適性も重視!「満足度×コスパ型」の選び方

走りも快適性も重視!「満足度×コスパ型」の選び方
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/
グレードスパーダ プレミアムライン(2.0L e:HEV)
ボディカラー・プラチナホワイト・パール
・クリスタルブラック・パール
※長期保有なら好きな色を選ぶのも素敵な選択です
オプション【メーカーオプション】
・11.4インチ Honda CONNECTナビ

もし長く付き合える一台を探しているなら、「スパーダ プレミアムライン(2.0L e:HEV)」です。ボディカラーは「プラチナホワイト・パール|かクリスタルブラック・パール」。長期で乗るなら、自分の好みに合わせた選択もおすすめです。

豪華装備が標準で備わるため、追加費用を気にせず快適性を堪能できるのが大きな魅力。マルチビューカメラも標準装備で、取り回しも安心です。

リセールはガソリンほどの爆発力はないものの、83%という高水準をキープ。燃費の良さが維持費を抑え、長い目で見れば非常に合理的な一台です。

仕上げに「11.4インチ Honda CONNECTナビ」をディーラーオプションで追加すれば、利便性も満足度もワンランク上がります。

ケンタ

「静かで快適、しかも経済的」。そんな理想を叶えるのがこの構成ですよ。もちろんリセールも抜群です!

独自アンケートで分かった本当の相場

独自アンケートでわかった本当の相場

新車購入では、ちょっとした交渉の工夫で40万円以上の値引きを引き出しているケースが少なくありません。値引き幅が大きい人ほど、複数ディーラーで見積もりを比較し、粘り強く交渉している傾向が見て取れます。

ケンタ

実際にアンケートでは、41〜60万円の大幅値引きを獲得した人が13%でした。


「競合車種(ヴォクシーやセレナ)と比較している」と伝えるのも有効。営業マンは他社への流出を嫌うため、一気に値引き額が上がることもあります。

最後まで粘る姿勢が、大きな差を生みます。

【維持編】維持費&総支出のリアル【ローン・保険・コーティング】

【維持編】維持費&総支出のリアル【ローン・保険・コーティング】

ローン金利・自動車保険・ボディコーティングの3つに絞り、ステップワゴンの総支出をどこまで下げられるかを具体的に見ていきます。実際の試算や比較データを挙げながら「なぜ差が出るのか」もあわせて解説していきましょう。

見落としがち?ローン金利でここまで変わる支払総額

見落としがち?ローン金利でここまで変わる支払総額
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

e:HEV スパーダ プレミアムラインの本体価格447万円を5年フルローンで組んだ場合、金利ごとに返済総額がどのように変わるかを表でまとめています。

金利返済総額
2%4,663,140円
4%4,905,300円
6%5,152,020円

たった2%と6%の差で、約49万円もの負担増。これだけあれば、何ができるでしょうか?

  • 家族で海外旅行に出かける
  • 最新家電をまとめて買い替える
  • ホイールやタイヤなどカスタマイズする
  • 車検の足しにする
ケンタ

この金利の差は「ただ消えるお金」ではなく、本来ならあなたの暮らしを豊かにできる資金なんです。

ローンの条件は探せば必ず差が出ます。クラウドローンのような一括比較サービスで一気に比べて、今すぐ最安の1社を見つけてください。

保険料の差は年間3万円超!見直しで浮かせる家計術

保険料の差は年間3万円超!見直しで浮かせる家計術
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

クルマを持つうえで意外と見落としがちなのが、自動車保険の契約形態による差額です。

【試算条件:35歳男性・東京都在住・ゴールド免許・20等級など】※補償内容:対人対物無制限、車両保険あり、弁護士費用特約あり

保険の契約先年間保険料
ディーラー・代理店で契約する「代理店型」約9万円
ネットで直接契約する「ダイレクト型」約6万円
差額年間約3万円
※上記は、あくまで僕が設定した一例です。あなたの年齢や等級によっては、差額はさらに大きくなる可能性もあります。

その差は年間で約3万円。5年保有すれば15万円もの節約につながります。これはオプション一つ分に相当する金額です。

ケンタ

もちろん、担当者の対面サポートや相談のしやすさを重視するなら代理店型も選択肢ですが、コスパを求めるならダイレクト型を検討しない手はありません。

「保険を見直すとこんなに違うのか」と思える実例を紹介しています。

ボディコーティングで査定額は変わる?

ボディコーティングで査定額は変わる?
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

「コーティングをすれば査定額が上がる」と思う人もいますが、実際にはリセールへの影響はほとんどありません。

ただし、見た目がきれいなら「大切に乗られてきた車」という印象につながりやすいのも事実。

もしやるなら、過剰な高級コースではなくクリスタルキーパーシラザンコーティングを選べば安心です。

【売却編】一括査定と時期選びで最高額を狙う方法

【売却編】一括査定と時期選びで最高額を狙う方法
CHECK
高く売れる「時期」を狙う

クルマの価値は走行距離や年式だけでなく、「売る時期」でも大きく変わります。需要が集中するのは1〜3月の新生活シーズンと、7〜9月のボーナス期。

買い替え需要が膨らむこのタイミングは相場が上がりやすく、同じ車でも数十万円の差が出ることがあります。

CHECK
ガソリン車は「3年・5年の車検前」

3年目はリセールを重視する人にとって一番の狙い目です。高年式・低走行という中古車として最高条件が揃っており、国内市場でも評価はトップクラス。

「あともう少し乗ってから手放したい」という人には、5年目がラストチャンス。まだ国内需要が強く、高値が期待できます。

そして大切なのが走行距離。3万kmに届く前に査定に出すことで、査定額の目減りを防げます。5万kmも節目になります。

CHECK
e:HEV(ハイブリッド車)は「メーカー保証」がポイント

e:HEVのリセールで欠かせないのが「5年または10万km」の特別保証。保証が残っていれば買い手の安心感は大きく、高値査定につながります。逆に保証切れの車両はリスクと見なされ、相場が一段下がるのが実情です。

また、新車価格が高い分、1〜2年の短期売却は購入コストを回収できず損をするケースがほとんど。最低でも3年以上は乗ることで、保証の残りを活かしつつ、走行距離と相場のバランスを取りたいところです。

ケンタ

高く売りたいならタイミングがすべて!売るなら車検前の3年目か5年目を狙い、相場が動く1〜2月か7〜9月に手放しましょう。

ディーラー下取りと一括査定、どっちがお得かプロが解説

ディーラー下取りと一括査定、どっちがお得かプロが解説

車を高く売りたいなら、ディーラー下取り一本に絞るのはもったいない選択です。

ケンタ

理由はシンプルで、「競争がないため値段が上がらない」から。

一括査定を使えば、複数社が同時に競り合う形になるため、自然と価格は吊り上がります。実際に僕がサポートしたケースでも、ディーラー下取りと比べて30万円以上の差がつくことは普通にあります。

おすすめなのが、MOTACTNです。以下で両サービスの特徴を本音ベースで解説しています。ぜひ一度じっくり読んでみてください。

それと、僕が運営しているLINE無料相場調査も活用してください。実際の業者オークション落札データをベースに、あなたの愛車が「今いくらで売れるのか」を無料で確認できます。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

ステップワゴンの購入や売却を考えるとき、多くの方が共通して抱く疑問があります。ここでは特によく聞かれる質問を整理し、プロの視点で分かりやすく答えました。

リセールを考えるなら、どのグレードを買うべき?

一番強いのは「スパーダ プレミアムライン(1.5Lガソリン)」。海外需要があり、相場の底堅さが別格です。

ローンはどう組むのが得ですか?

クラウドローンのように複数社を一括比較できるサービスを使い、最も有利な金利条件を探すのがおすすめです。

自動車保険はどう選べばいい?

インズウェブで一括見積もりをすると、年間3万円前後の差が出ることも。無駄をなくす第一歩になります。

売却のベストタイミングは?

3年目(初回車検前)か5年目(2回目車検前)の、1〜2月または7〜9月。需要と相場が重なる黄金ゾーンです。

下取りより一括査定が本当に有利?

はい。ディーラー下取りと比べると一括査定サイトを使えば、数十万円単位の差が出るケースもあります。

具体的におすすめの一括査定サイトは?

実績のあるMOTACTNをおすすめします。MOTAは最大20社、CTNは最大15社から見積もりを取れるため、両方を使って比較すれば、より高い条件を引き出せる可能性がぐっと広がります。

まとめ

まとめ

ステップワゴンは、家族に寄り添うミニバンであると同時に、リセールでも大きな強みを持った一台です。

お得に乗りこなす秘訣は、購入・維持・売却の3つをどう選ぶかにあります。ガソリンならロシア特需を意識、e:HEVなら長期利用でコスパ重視と、モデルごとの個性を踏まえた判断が大切です。

「乗り続けるか?それとも乗り換えるか?」答えは数字の中にあります。

その第一歩として、LINE無料相場調査で「今の相場」を確かめてみませんか?きっと次の判断がクリアになります。

※ひとりで対応しているため、現在は売却が近い方のみの受付とさせていただいております。ご了承ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次