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【2025年】レクサスISのリセール相場!新型登場後の売り時は?

レクサスISは、走りの官能性と洗練されたデザインで、多くのファンを魅了してきた国産FRスポーツセダン。2020年11月のマイナーチェンジで完成度を大きく高めました。

ケンタ車分析

2025年9月9日、レクサスは新型ISを世界初公開。販売は2026年初頭から順次展開される予定です。

ケンタ

新型登場の波は中古相場に少なからず影を落とします。

過去の相場データを見ると、リセール価値は高水準で推移してきましたが、ここ数年は全体的に相場下落傾向も指摘されています。

  • なぜISはこれまで高値を維持できたのか?
  • 維持コスト(ローン・保険・コーティング)
  • 売却・乗り換えるならいつが最適か?

この記事では、プロの目線から相場の動きを分かりやすく整理し、あなたが安心して判断できるようサポートしていきます。

他にも、幅広く情報を得たい方は下記の記事も参考になります。実際の相場感や売却の工夫を知ることで、さらに納得感のある判断ができるはずです。

目次

【2025年9月最新】レクサスISのリアルタイム相場動向

【2025年8月最新】レクサスISのリアルタイム相場動向
https://lexus.jp/models/is/

レクサスISは、2025年9月時点でもリセール相場が高水準で推移しています。

2.0Lターボの「IS300」は残価率80%前後と安定感が際立ち、ハイブリッドの「IS300h」も海外需要に支えられて堅調です。ここでは、直近のオークションデータをもとに、グレードごとの特徴や今後の見通しを整理していきます。

レクサスIS・全年式平均・300Fスポーツ・2.0Lガソリンターボ・後期モデル

レクサスIS・全年式平均・300Fスポーツ・2.0Lガソリンターボ・後期モデル
スクロールできます
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額584584584584584584584584584584584584584584584
買取相場477474470468465459457460462451457461463459466
残価率82%81%81%80%80%79%78%79%79%77%78%79%79%79%80%

グラフを眺めると一目で分かるのは、この1年を通じて数字が大きくブレていないことです。

一番低いタイミングでも77%、直近は80%まで戻していて、平均すれば常に「8割を超える水準」で取引されている計算になります。

理由はシンプルで、スポーツセダンを求める層がガソリンターボを真っ先に選ぶからです。「走りで選びたい」というオーナーが一定数いる限り、このモデルは下がりにくいのです。

しかも面白いのは、燃費性能で優れるはずのハイブリッドより、リセールでガソリンが上回っている点。ISというクルマが持つ「走って気持ちいい」という価値が、中古市場では燃費以上に評価されていることが分ります。

レクサスIS・全年式平均・300h Fスポーツ・2.5Lハイブリッド・後期モデル

レクサスIS・全年式平均・300h Fスポーツ・2.5Lハイブリッド・後期モデル
スクロールできます
落札年月24/724/824/924/1024/1124/1225/125/225/325/425/525/625/725/825/9
支払総額632632632632632632632632632632632632632632632
買取相場466465463461456454457452455452448449451451453
残価率74%74%73%73%72%72%72%72%72%72%71%71%71%71%72%

ハイブリッドは依然としてファンが多く、街乗りの快適さや燃費面での満足度も高いモデルです。日常の使い勝手を重視するなら、十分に満足できるクルマでしょう。

ただし、中古市場では評価軸が別物になります。ハイブリッドはこの1年、残価率72%前後を維持しながらも、グラフが示す通りじわじわと下がる流れにあります。

この差が生まれる背景には、車両価格がガソリンより高めなことに加え、海外での輸出需要が限定的である点。同じISであっても、「人気=リセールの強さ」ではありません。

燃費や静粛性といった日常性能が高く評価されても、相場ではガソリンターボのほうが一歩先を走っているのが現実です。

【プロの予測】レクサスISの将来相場の行方

【プロの予測】レクサスISの将来相場の行方

いまのISは、スポーツセダンという枠の中で高い支持を集め、相場も80%前後(ガソリンモデル)と堅調さを保っています。ところが、僕がオークション会場や輸出ルートを追って感じるのは「この安定も長くは続かない」という空気です。

これから数年の動きを決めるのは、大きく分けて逆風となる3つの要因と、下支えする2つの武器です。

相場を押し下げる「3つの逆風」

CHECK
ロシア輸出の完全消滅

かつてマークXやクラウンといったセダンが高値を維持できたのは、ロシア輸出があったからです。

2023年8月以降、1.9L超のガソリン車・ディーゼル車、全てのハイブリッド・EVが輸出禁止に。ISは全グレードが対象外となり、これまでの最大市場を完全に失いました。相場にとってこれ以上ない逆風です。

CHECK
東南アジアの5年ルール

代替市場とされるアジア諸国でも、「登録から5年以内」という年式規制が厳格に運用されています。

どれだけ状態が良くても5年を超えた時点で主要市場への扉が閉ざされ、相場は一段階下がります。オーナーにとっては、この節目をどう迎えるかが重要になります。

CHECK
2026年の新型デビュー

モデルチェンジが迫ると、国内外を問わず旧型は「ラインナップの入れ替え」の空気を帯びます。

フルモデル/マイナーチェンジでデザインや装備面で大きく変わると、「旧型を早めに手放そう」という動きが増え、市場に車両があふれ価格はじわじわ下がっていきます。

それでも残る「2つの強み」

CHECK
大排気量エンジンの希少性

IS350(3.5L V6)やIS500(5.0L V8)は、電動化の時代には貴重な存在。

サウンドや走行フィールを求める熱心なファンが一定数いるため、暴落する可能性は低いどころか、将来的に希少価値として評価が上がる可能性すらあります。

CHECK
国産FRスポーツセダンのブランド力

SUVやミニバンが街を埋め尽くす時代にあって、後輪駆動(FR)のスポーツセダンは数えるほどしか残っていません。そのなかでレクサスISは、「国産でFRを味わえるプレミアムカー」として独自の存在感を放っています。

プロとしての助言!では「手放しどき」はいつか?

プロとしての助言!では「手放しどき」はいつか?
https://lexus.jp/models/is/

レクサスISは、ランクルやアルファードのように投機的な値上がりは期待できません。

それでも、暴落リスクも小さく、安定して価値を残すのがこのクルマの持ち味です。だからこそ、手放しの基準は「数字の上下」ではなく「あなた自身のタイミング」で決めるのが正解です。

  • 新型のデザインに惹かれたとき
  • 車検や高額修理が近づいたとき
  • 家族や生活環境が変わったとき

こうした「きっかけ」を待つのが一番です。相場の天井を必死に狙うよりも、「自分がもう十分に楽しめたか」を基準に動いたほうが、納得感のある手放し方ができます。

ケンタ

リセールバリューはあくまでおまけ。愛情を込めて、この一台との時間を楽しんでください。

5年ルールに要注意!国別・年式規制の最新事情

DATA
海外市場について

輸出市場を狙うなら、国別の条件を把握しないと「せっかく高値で売れるはずが門前払い」なんてこともあり得ます。

【ガソリン車:5.0L V8 / 3.5L V6 / 2.0L ターボ】「走り」「音」「ブランド力」を評価され、スポーツ志向の先進国や大排気量を好む中東で選ばれます。
主な輸出先原則的な年式規制市場の特性と注意点
中東(UAE等)5年以内が一般的最重要市場。IS350やV8のIS500は富裕層のセカンドカーや走りを楽しむ一台として人気が高い。砂漠地帯の過酷な環境でも壊れない信頼性が評価され、周辺の右ハンドル国への再輸出ハブ港としても機能している。
ニュージーランド年式規制は緩やかFRセダン文化が残る市場だが、「クリーンカー・スタンダード」が壁となり、IS350やIS500など大排気量は高額課徴金で不利。需要はハイブリッドが中心で、ガソリンは愛好家向けのニッチに限られる。
マレーシア1年~5年ステータス市場。スタイリッシュな日本の高級スポーツセダンとして都市部の若い富裕層に支持されるが、登録1~5年の規制が相場を決める。ただしアルファードのような爆発的人気ではない。
イギリス、アイルランド年式規制は緩やか右ハンドル圏のニッチ市場。欧州車が幅を利かせる中で、日本車の信頼性やISのデザインは一部ユーザーに刺さる。ただしロンドンULEZをはじめ都市部の排ガス規制が厚い壁となり、市場拡大は難しい。
ロシア及びCIS諸国輸出禁止。2023年8月以降、排気量1.9L超のガソリン車はすべて対象外となり、IS300・IS350・IS500も輸出不可に。かつての主要市場を失った影響はリセールに大きなマイナス。
【ハイブリッド車:2.5L 直4ハイブリッド】「経済性」と「環境対応力」を兼ね備えたモデルとして、規制が厳しい先進国や燃料負担の大きい地域で選ばれる。
主な輸出先原則的な年式規制市場の特性と注意点
ニュージーランド年式規制は緩やか最重要市場。排ガス基準「クリーンカー・スタンダード」により、ハイブリッドは税制優遇の対象。IS300hの環境性能は制度と噛み合い、ガソリンでは太刀打ちできない強い需要を獲得している。
イギリス、アイルランド年式規制は緩やか主要市場。日本と同じ右ハンドル圏で、ULEZなど都市部の排ガス規制をクリアできる数少ない高級セダン。追加料金なしで走れる点が評価され、VIP送迎や富裕層の足として重宝される。
オーストラリア年式規制は緩やか成長市場。環境意識が高く、都市部を中心にハイブリッド需要が拡大中。トヨタ・レクサスのハイブリッド技術への信頼も厚い。
シンガポール、香港3年以内など国による限定的な富裕層市場。維持費が世界屈指に高い地域だからこそ、燃料代を抑えられるハイブリッドの合理性が評価される。「先進的な車に乗る」ステータスも人気を後押し。
ロシア及びCIS諸国輸出禁止。経済制裁により全ハイブリッドが対象となり、IS300hも輸出不可。

【完全版】レクサスIS、全パワートレインのリセール価値を徹底比較

【完全版】レクサスIS、全パワートレインのリセール価値を徹底比較
グレード別リセールバリューランキング
  1. 300Fスポーツ・2.0L 直4ターボ(3年落ち:80%)
  2. 300hFスポーツ・2.5L 直4ハイブリッド(3年落ち:71%)
  3. 500Fスポーツパフォーマンス 1stED・5.0L V8ガソリン(3年落ち:63%)
  4. 350Fスポーツ・3.5L V6ガソリン(3年落ち:62%)

ランキングで見れば一目瞭然で、IS300(2.0Lターボ)が約80%と頭ひとつ抜けた残価率を誇ります。

数字だけを切り取れば「ターボが勝ち」となりますが、それでは不十分です。価格の軽さで戻りが大きいターボ、燃費や静粛性を武器にするハイブリッド、維持費は重いが唯一無二のサウンドを持つ大排気量モデル。それぞれに強みと弱みが存在します。

ここからはその違いをパワートレインごとに掘り下げていきます。

5.0L V8ガソリン車のリセールバリュー【ロマンと希少性の塊】

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グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
500FスポーツP 後期
ファーストエディション
(5.0L V8ガソリン)
2024年/1年/1万km974万円データ無し
2023年/2年/2万km974万円665万円68%309万円154万円/年
2022年/3年/3万km974万円613万円63%361万円120万円/年
500FスポーツP 後期
(5.0L V8ガソリン)
2024年/1年/1万km862万円713万円83%149万円149万円/年
2023年/2年/2万km862万円663万円77%199万円99万円/年
2022年/3年/3万km862万円データ無し

レクサスISの頂点に立つ5.0L V8は、効率よりも感性を優先する人だけが選ぶクルマです。

表を見れば、限定のファーストエディションよりも通常のFスポーツパフォーマンスの方が残価率で優位という逆転現象が見られます。高額な装備や限定仕様が、中古市場では必ずしも評価に直結しないことを物語っています。

年間のコストは100〜150万円と他グレードより重いものの、V8を所有する意味は数字の損得ではありません。持つことそのものがステータスになる車なのです。

3.5L V6ガソリン車のリセールバリュー【通好みの上質な走り】

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グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
350Fスポーツ 後期
モードブラック1,3
(3.5L V6ガソリン)
2023年/2年/2万km761万円489万円64%271万円136万円/年
2022年/3年/3万km761万円456万円60%305万円102万円/年
2021年/4年/4万km760万円428万円56%332万円83万円/年
350Fスポーツ 後期
(3.5L V6ガソリン)
2023年/2年/2万km708万円475万円67%233万円116万円/年
2022年/3年/3万km708万円437万円62%271万円90万円/年
2021年/4年/4万km708万円416万円59%292万円73万円/年

V6モデルは、どうしても上にV8、下にターボという強力な兄弟を持つため、リセールの派手さでは目立ちません。

残価率は60%前後で推移し、実質の負担も年間100万円前後と、数字だけで見ると平均的。経済性を優先する人には向いてないといえます。

しかし裏を返せば、V6を選ぶ人は最初から効率を求めていない。「V6に乗りたいから乗る」というシンプルな動機があれば十分で、それこそがIS350の存在価値を際立たせています。

2.0L 直4ターボ車のリセールバリュー【揺るぎなきリセールキング】

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グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
300Fスポーツ 後期
モードブラック1,3
(2.0L 直4ターボ)
2023年/2年/2万km638万円525万円82%113万円56万円/年
2022年/3年/3万km638万円506万円79%132万円44万円/年
2021年/4年/4万km637万円494万円78%143万円36万円/年
300Fスポーツ 後期
(2.0L 直4ターボ)
2023年/2年/2万km584万円480万円82%104万円52万円/年
2022年/3年/3万km584万円466万円80%119万円40万円/年
2021年/4年/4万km584万円437万円75%147万円37万円/年

ISをリセールで選ぶなら、真っ先に浮かぶのは2.0Lターボです。3年落ちでも残価率80%超という実績は、ほかのパワートレインを寄せ付けません。

V6やV8がロマンを語る一方で、ターボは「数字でも日常でも裏切らない」という安心感があります。支払いとリターンの差を見ても年間コストは40〜50万円台に収まり、他のグレードに比べて圧倒的に効率的です。

その背景にあるのは、手の届きやすい新車価格と、扱いやすい動力性能、そして国内ユーザーの厚い支持。輸出頼みではなく、国内でしっかりと需要があることが、揺るぎない安定感を生んでいます。

「無理なくレクサスらしさを味わう」のなら、実現手段として2.0Lターボは極めて合理的です。

2.5L 直4ハイブリッド車のリセールバリュー【バランスに優れた優等生】

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グレード年式 /
経過年数/
走行距離
支払総額
(A)
買取相場
(B)
残価
(B/A)
実質の
負担額
(A-B)
毎年いくら
払うと
乗れる?
300hFスポーツ 後期
モードブラックS,3
(2.5L 直4ハイブリッド)
2023年/2年/2万km687万円497万円72%190万円95万円/年
2022年/3年/3万km687万円475万円69%212万円71万円/年
2021年/4年/4万km685万円442万円64%244万円61万円/年
300hFスポーツ 後期
(2.5L 直4ハイブリッド)
2024年/1年/1万km632万円513万円81%119万円119万円/年
2023年/2年/2万km632万円476万円75%157万円78万円/年
2022年/3年/3万km632万円447万円71%186万円62万円/年
2021年/4年/4万km632万円432万円68%200万円50万円/年
300hFスポーツ 中期
(2.5L 直4ハイブリッド)
2020年/5年/5万km631万円304万円48%327万円65万円/年
2019年/6年/6万km631万円276万円44%356万円59万円/年
2018年/7年/7万km631万円247万円39%384万円55万円/年

2.5Lハイブリッドは、ISの中で最もバランスのとれた選択といえます。3年落ちの残価率は70%前後、直近の新しい個体では81%を記録しており、安定感は十分。

ただしターボほどの鋭い数字は出ず、V8のような希少性もないため、市場では、安定したリセールを見込めるという立ち位置です。

一方で2020年以前の中期型は、相場が後期型に比べて大きく劣るのが実情です。理由は、ビッグマイナーチェンジ後のデザイン・質感向上が高く評価され、圧倒的な人気を得ているためです。

したがって、リセールと満足感を両立させたいなら後期型ハイブリッドがベストチョイスといえるでしょう。

【ボディカラー編】リセールで損しないための色の選び方

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ボディカラー順位オプション代落札台数
平均距離
平均相場
基準色
ブラックとの
価格差
実質的な価値
(価格差 –
オプション代)
1位 グラファイトブラックガラスフレーク(223)
1位 グラファイトブラックガラスフレーク(223)
0円18台
3.4万km
473万円
±0円±0円
2位 ホワイトノーヴァガラスフレーク(083)
2位 ホワイトノーヴァガラスフレーク(083)
0円30台
3.6万km
468万円
-5万円-5万円
3位 ソニッククロム(1L1)
3位 ソニッククロム(1L1)
0円7台
3.4万km
451万円
-22万円-22万円
4位 ラディアントレッドコントラストレイヤリング(3T5)
4位 ラディアントレッドコントラストレイヤリング(3T5)
16.5万円3台
3.5万km
445万円
-28万円-44.5万円
5位 ソニックイリジウム(1L2)
5位 ソニックイリジウム(1L2)
0円5台
3.5万km
441万円
-32万円-32万円
6位 ヒートブルーコントラストレイヤリング(8X1)
6位 ヒートブルーコントラストレイヤリング(8X1)
16.5万円4台
3.2万km
427万円
-46万円-62.5万円
2021年式 300hFスポーツ 2.5Lハイブリッド:過去6ヶ月の落札データにて算出

実質的な価値:基準色(グラファイトブラックガラスフレーク)を「±0円」として、各ボディカラーが「オプション代を含めて」どれだけリセールでかを分かりやすく金額で示しています。

中古相場のデータを整理すると、カラー選びの影響がはっきり浮き彫りになります。リセールで強いのは「無難で王道の色」、反対に不利になるのは「個性的で派手な色」という構図です。

ブラックとホワイトの「2強」が圧倒的に有利

1位 グラファイトブラックガラスフレーク
1位 グラファイトブラックガラスフレーク
2位 ホワイトノーヴァガラスフレーク
2位 ホワイトノーヴァガラスフレーク

実際、最も安定しているのはグラファイトブラックで値崩れがほとんどありません。次点はホワイトノーヴァガラスフレークで、こちらも国内外で人気の定番色として堅調な数値を維持しています。

理由
  • どちらもオプション費用がない
  • 中古車市場での絶大な人気

黒と白を選んでおけば、リセールを気にする人にとって、最も「間違いのない選択肢」と言えるでしょう。

注意
無料でも損をする「中間色」
ソニッククロムソニックイリジウム

ソニッククロムやソニックイリジウムといったグレー系の中間色は、追加費用ゼロで選べますが相場では黒・白に比べて明らかに不利。リセールでは数十万円の差が出やすいので要注意です。

注意
最も不利な「有料色」
ラディアントレッドコントラストレイヤリングヒートブルーコントラストレイヤリング

ラディアントレッドコントラストレイヤリングやヒートブルーコントラストレイヤリングなどの有料オプションカラー(16.5万円)は、「−44万円から−62万円」という損失に。選ぶならリセールは関係ないと割り切る必要があります。

ケンタ

ISには魅力的なカラーが多いです。でもリセールが頭の片隅にあるのであれば、黒と白を選ぶことで後悔することがありません。

内装は3色

内装は3色

内装は毎日直接目に入り、手で触れる部分。査定額にはほとんど関わらないため、「自分が長く心地よく過ごせるか」で選ぶのが正解です。

ブラックなら長期使用の安心感、オーカーなら上質な華やかさ、ダークローズならスポーティーな刺激と、それぞれに世界観があります。

ケンタ

外装と違い、ここは完全に好みで選べる贅沢な自由枠です。

【オプション編】これを選べば損しない!必須&おすすめ装備を全解説

【オプション編】これを選べば損しない!必須&おすすめ装備を全解説
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レクサスISは、グレードやカラーだけでなく「どんなオプションを付けるか」でリセールバリューに差がつきます。

全てが回収できるわけではありませんが、中には付けた方がむしろ得をする装備も存在します。ここでは必須級から趣味性の高いものまでを整理しました。

メーカーオプション
ムーンルーフ(チルト&スライド式)
ムーンルーフ(チルト&スライド式)
110,000円(200%程度のリターン)
“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム
“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム
265,100円(50%程度のリターン)
パノラミックビューモニター
パノラミックビューモニター
44,000円(50%程度のリターン)
“F SPORT”オレンジブレーキキャリパー(フロントLEXUSロゴ)
“F SPORT”オレンジブレーキキャリパー(フロントLEXUSロゴ)
44,000円(50%程度のリターン)
ディーラーオプション
F SPORT PARTS(TRD)エアロダイナミクスパッケージ PVM装着車
F SPORT PARTS(TRD)エアロダイナミクスパッケージ PVM装着車
477,400円(50~70%程度のリターン)

とくにリセールに直結するのがムーンルーフです。11万円の設定価格に対して、中古市場ではその2倍近い評価がつくこともあり、まさに元が取れるどころかプラスに働く数少ない装備です。

一方、マークレビンソンのオーディオパノラミックビューモニターオレンジキャリパーといった人気装備も着実に評価されますが、回収率は50%前後。リセールを意識するなら「装着して損はないが、大きく得をするわけではない」位置づけです。

ケンタ

オプション選びで迷ったらムーンルーフはまず外せません。

そうそう、マークレビンソンのサウンドシステムは半額程度しか戻りませんが、あのサウンドは凄いです。実質約13万円であのサウンドを楽しめると思うと十分に価値があります。

リセール特化型の選び方

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グレード300 Fスポーツ (2.0Lターボ)
ボディカラーグラファイトブラック or ホワイトノーヴァ
オプションムーンルーフ

リセールを最優先するなら、この組み合わせ以外考えられません。

グレードは相場トップの「300 Fスポーツ(2.0Lターボ)」。3年落ちでも8割前後の残価率を誇り、経済性と走りのバランスが抜群です。

ボディカラーは「グラファイトブラック」か「ホワイトノーヴァ」の2強。どちらも追加料金なしで選べ、中古市場での需要が圧倒的に高いです。

さらにオプションは「ムーンルーフ」を追加。リターン率200%超えの装備で、査定額アップに直結する最強のアイテムです。

ケンタ

購入時のコストを抑えつつ、将来の売却でも高値を確実に狙えます!

満足度×コスパ型の選び方

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グレード300h Fスポーツ (2.5L HV)
または
300 Fスポーツ (2.0Lターボ)
ボディカラーグラファイトブラック or ホワイトノーヴァ
※長期保有なら好みで選ぶのもあり
オプションメーカーオプション
ムーンルーフ マークレビンソン
パノラミックビューモニター
オレンジブレーキキャリパー
ディーラーオプション
F SPORT PARTS (TRD) エアロ

コストを抑えつつ、装備や快適性にも妥協したくない方におすすめなのが、この「満足度×コスパ型」の組み合わせです。

グレードはIS300h(2.5Lハイブリッド)またはIS300(2.0Lターボ)。どちらもリセールで安定した成績を残しており、燃費性能と維持費を考慮すると長く乗る上でバランスが優れています。

ボディカラーはリセールの強いブラック系かホワイト系が鉄板。ただし長期保有を前提にするなら、自分の好みを優先して選んでも後悔は少ないでしょう。

オプションは、査定アップと満足感の両方を兼ね備える装備が狙い目。ムーンルーフやマークレビンソンのサウンドシステムといった人気装備に、パノラミックビューモニターやオレンジブレーキキャリパーも効果的。さらに、TRD製エアロパーツを装着した車両は、中古市場での需要も高めです。

ケンタ

「長く乗って楽しみたいけれど、いざ売る時にもしっかり価値を残したい!」そんな欲張りな方向けの構成です。

オーナーアンケートで分かった値引きの限界は?

オーナーアンケートで分かった値引きの限界は?

アンケート結果を見ても分かるように、レクサスISは新車購入時の値引きが非常に渋い傾向にあります。

「値引きゼロ(0万円)」が12%、「1〜20万円程度」にとどまった人も11%、「特典やサービスのみ」という回答も6%ありました。

この結果は、多くのオーナーが「大きな現金値引きは得られなかった」と答えているのです。これは、もともとレクサス全体がブランド戦略として値引きを抑えていること、さらにIS自体が安定した需要を持つモデルであることが背景にあります。

値引き交渉で粘るよりも、金利や保険などで差をつけるほうが、結果的にトータルで得をする。これがIS購入における現実的なスタンスと言えるでしょう。

【維持編】維持費&総支出のリアル【ローン・保険・コーティング】

【維持編】維持費&総支出のリアル【ローン・保険・コーティング】

「新車を買ったときに払う金額=総支出」だと思っていませんか?実はそれ、大きな誤解です。

毎月のローン返済や保険料、そしてコーティングなどのオプション費用を軽く見ていると、数年後に予想以上の出費に驚かされることになります。これから紹介する3つの項目は、特に見落としがちな落とし穴です。

ローンを組む前に必読!わずかな金利差で支払総額は数十万円の違いに

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レクサスISのリセールを気にする方でも、意外と見逃しやすいのが「ローン金利の違い」です。

IS300hの本体価格600万円を、5年(60回払い)のカーローンで組んだ場合の試算です。

金利返済総額
2%6,309,994円
4%6,629,948円
6%6,959,809円
ケンタ

わずか数%の差が、最終的にリセール差以上のインパクトを生むことになります。

「高く売れるクルマ」を選ぶことと同じくらい、「安く借りる」ことも資産価値を守るポイントです。これから購入を検討するなら、クラウドローンを使って最適なローンを探してみるのがおすすめです。

保険料で家計が圧迫?見直すだけで数万円変わる

保険料で家計が圧迫?見直すだけで数万円変わる
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▼保険料の試算条件
・運転者情報:35歳男性(東京都在住)
・免許/等級:ゴールド / 20等級
・補償プラン:対人対物無制限+車両保険+弁護士費用特約付き

保険の契約先年間保険料
ディーラー・代理店で契約する「代理店型」約11万円
ネットで直接契約する「ダイレクト型」約7万円
差額年間約4万円
※上記は、あくまで僕が設定した一例です。あなたの年齢や等級によっては、差額はさらに大きくなる可能性もあります。

自動車保険は「どこで契約するか」で年間コストが大きく変わります。

今回の条件では、ディーラーや代理店経由の契約(代理店型)が年間約11万円、ネットで直接契約する「ダイレクト型」では約7万円。わずか契約窓口を変えるだけで年間4万円も支出を減らせるのです。

5年乗れば20万円の差になり、これは1回の車検費用に匹敵します。

ケンタ

リセールを意識して維持費を抑えたいなら、保険の見直しは必ずやるべき一手です。

保険比較サービスを活用すれば、複数社を一括で比べて最安条件をすぐに見つけられます。無駄を削ってリセールを守る第一歩として、ぜひ利用してみてください。

コーティングで本当に査定額は変わるのか?

コーティングで本当に査定額は変わるのか?
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ボディコーティングは「リセールに直結するか」と言われると、必ずしも大きなプラス査定にはなりません。

実際の買取査定では、コーティングそのものの有無よりも日常の洗車や保管環境で塗装がどれだけきれいに保たれているかが評価されるからです。

ただし、コーティングをしておくことで洗車の手間が減り、ボディの艶や塗装面を長期間守りやすくなるのは確か。

クリスタルキーパーシラザンコーティングが人気です。どちらも仕上がりの美しさと維持のしやすさで選ばれています。

【売却編】ガソリンとハイブリッドで違うベストな売り時

【売却編】ガソリンとハイブリッドで違うベストな売り時

ここまで多角的に相場を検証してきましたが、最後に辿り着くべき答えは一つ。

「いつ手放すか」が資産価値を決定づけます。それぞれの特性に合わせて、具体的な最終判断基準を提示します。

ガソリン車(IS500 / IS350 / IS300)の売却タイミング

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ガソリン車は、排気量によって最適な戦略が異なります。

  • IS300(2.0L ターボ)初回車検前(3年目)
    • 残価率が高く、下落幅も小さいため、査定額が安定しているタイミングです。メーカー保証が残っていることも強みで、短期で乗り換える方には最もコストを抑えやすい選択肢となります。
  • IS500 / IS350(大排気量モデル):5年・7年・9年が得策
    • 新車価格が高額な分、初期の値落ちは大きく、短期で売却すると損失が大きくなりがち。しかし長期で乗ることでコスト負担を分散でき、一定の相場を維持しやすいことも。
    • 5年超で輸出需要は消えますが、国内需要で一定の相場を維持しやすいモデルです。

ハイブリッド車(IS300h)の売却タイミング

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IS300hは燃費性能と静粛性に優れていますが、電動化技術の進化が早いため長期保有でのリセールは不利になりやすいです。

効率的な売却タイミングは「初回車検前(2〜3年目)」で、メーカー保証が残っている状態は中古市場でも安心材料となり、高値がつきやすくなります。

一方で、5年を超えると輸出需要が途絶え、さらにバッテリー交換リスクも意識されるため、残価率が大きく落ち込む傾向があります。

したがって、ガソリン車に比べて長期保有には向かず、2〜3年目または遅くとも5年目までに手放すのが、最も損を抑えられるでしょう。

【最終結論】ISの価値を最大化する売却タイミングとは?

せっかく大切に乗ってきたISを安く手放すのは誰だって避けたいもの。そこで役立つのがMOTACTNといった大手の一括査定サービスです。

複数社の査定額を一気に比較できるので、安心して最高値を選べます。

どの一括査定がベスト?

迷う方のために、僕が本気で選んだランキング記事を用意しました。ここから動くかどうかが、最終的な売却額を変える分かれ道になります。

ケンタ

さらに売却が近い方は、僕のLINE無料相場調査でオークションの落札実績を確認すれば、相場感をつかんだうえで冷静に交渉ができます。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

実際に相談の多いテーマをFAQ形式でまとめました。読み終えれば、IS選びと維持がぐっと安心になるはずです。

ガソリンとハイブリッド、結局どっちがいい?

リセールを考えると、答えは「ガソリン」。特に2.0Lターボは残価率が高く、海外規制の影響も少ないので安定感があります。ハイブリッドは、5年を超えると一気に相場が落ちやすい点には注意です。

ローンはディーラー任せでいい?

そのまま組むと高金利になりやすいです。クラウドローンのような比較サービスを使えば、銀行系ローンが見つかって支払総額を数十万円抑えられるケースがあります。

自動車保険、みんな何を使っている?

ディーラーでそのまま契約する人も多いですが、実はネット型のダイレクト保険のほうがずっと安いです。条件が同じなのに毎年3〜5万円差がつくことも。インズウェブで一括見積りを取れば、その場で比較できるので安心です。

コーティングって本当にリセールに効く?

「コーティングしてるから100%プラス査定」というわけではありません。ただ、クリスタルキーパーやシラザンのような人気ブランドなら、見た目の印象がグッと上がり査定士の評価も変わります。

修復歴がつくとどれくらい下がる?

これが一番シビアです。軽い板金なら影響は小さいですが、骨格修正が入った修復歴車は一気に値が落ちます。100万円以上下がるケースも珍しくありません。

一括査定サイトはどこを選ぶべき?

実際に高値がつきやすいのはMOTAやCTNといった大手サイトです。複数社の競り合いで数十万円変わることもあります。詳しくは当サイトで説明している一括査定ランキング記事を読んでみてください。

まとめ

あなたのISは、いつ手放しても「価値が残る」クルマです。だからこそ、売り時を逃さないことがすべて。

3年目の初回車検前、5年目の輸出需要ラストチャンス。ここを外さなければリセールは確実に守れます。そして最後の差を決めるのは、どこで売るかです。

高く売るなら一括査定サイトで競争させることが重要。MOTAやCTNの一括査定で複数社を競わせることが欠かせません。

そして「いま売却が近い」という方は、ぜひ僕のLINE無料相場調査を使ってください。最新のオークションデータから、リアルタイムの相場をお伝えします。

※ひとりで対応しているため、現在は売却が近い方のみの受付とさせていただいております。ご了承ください。

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